定年退職する人を見送った日

20240409湘南ベルマーレ戦メインスタンド通路から見た風景 仕事
20240409湘南ベルマーレ戦メインスタンド通路から見た風景

今日、会社で定年退職の人を見送った。

この職場で長く働き、シニア社員として5年、さらに派遣社員として1年を過ごし、ついに仕事を終えた人。

「本当に、これで仕事は終わりですね」

そう言いながら挨拶回りをするその人の表情は、どこか穏やかで、それでいて少し寂しそうにも見えた。

退職スピーチはシンプルだった。

「長い間お世話になりました。これからは、のんびり過ごします」

周りは拍手を送り、「お疲れさまでした」と声をかける。

その光景を見ながら、自分はふと考えてしまった。

『自分はどうやって辞めるんだろう?』

4年後、シニア社員になる。

給料は下がるけれど、それでもまだ働く。

今日退職される人のように、「本当の退職」を迎えるのは、きっとまだ先のことだ。

今の自分は「静かな退職」を続けている。

以前のように全ての仕事を引き受けず、ほどほどにやる毎日。

気持ちは楽になったはずなのに、たまに虚しさを感じることもある。

『こんな働き方でいいのか?』と、自問する日もある。

でも今日、退職していく人を見送って、改めて思った。

「本当に仕事を辞めたら、その先はどうなるんだろう?」

自由な時間が増えるのはいいことだ。

でも、いざ働かなくなったら、何をして過ごせばいいのか。

収入がなくなることへの不安もあるし、何より「もう社会とつながっていない」という感覚に耐えられるのかどうか。

定年退職の人の晴れやかな表情の奥に、ほんの少しの不安がにじんでいるような気がしたのは、きっと自分がそう感じているからだろう。

「お疲れさまでした」と言いながら、どこか羨ましく思った。

でも同時に、今の自分の状況も、そんなに悪くないのかもしれない。

まだ働いている。まだ社会の中にいる。

静かな退職を続ける毎日は、時に退屈で、時に疲れる。

それでも、まだ仕事があるということは、ある意味では幸せなのかもしれない。

そう思うと、少しだけ気持ちが軽くなった。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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