ルヴァンカップ決勝前夜に思うこと

20251012-サンフレッチェ広島vs横浜FC サンフレッチェ広島

ルヴァンカップ決勝前日

3度のリーグ優勝。
そして、3年前のルヴァンカップ優勝。
どの時も、私はサポーターだった。
リーグ優勝の時には、スタンドにいた。
あの日の空気、あの歓声、あの涙。
今でも全部、胸の中に生きている。

だけど、不思議だ。
その前日――「前夜」の気持ちは、今日ほど高ぶってはいなかった気がする。
仕事だから忘れようとしても、いつもより心がざわざわして、落ち着かない。
去年の町田ゼルビア戦前夜とも違う。
5連敗にならないよう祈っていたホームアビスパ福岡戦前夜とも違う。
準々決勝、準決勝前夜とも違う。

もしかしたら、この感じは初めてかもしれない。
それだけ、サンフレッチェ広島への気持ちが変わってきているのかな。


明日が来るのが怖い

明日は決勝戦の日。
嬉しいはずなのに、どこか怖い。
勝てるかな、とか、あの選手がどうだろう、とか。
そんな具体的な不安じゃない。
もっと根っこの、
「このチームの物語を、まだ見続けていたいのに。」
そんな気持ち。

優勝って、嬉しいけれど、
それは一つの“区切り”でもある。
今日まで積み重ねてきた日々が、
一度「報われる」瞬間を迎える。
だからこそ、心の奥では少し、
終わってほしくないと願ってしまうのかもしれない。


チームが育ててくれたもの

思えば、私はこの数年間、
いろんな形で“このチーム”に心を支えられてきた。
勝った日も、負けた夜も、
どんなときも「また次がある」と思わせてくれたのは、
楽しみと希望をくれたのは、
選手たちだった。

だから、明日という日を前にして、
ただ「優勝してほしい」と願うだけじゃ足りない。


前夜の空に、心を重ねて

夜風が冷たかった。
明日のスタジアムの光景を思い浮かべながら、
胸の奥でそっと言葉を繰り返す。

――ここまで来てくれて、ありがとう。
――明日、どうか悔いのない試合を。

結果はあとからついてくる。
このチームなら大丈夫。
何度もそう信じてきたから、
今夜も、同じように信じて眠ろう。


ルヴァンカップ決勝の前夜に

ざわざわする心は、止められそうにない。
冷静に心の準備なんて、できるわけがない。
だけど、だからこそ、
この“特別な夜”は忘れたくない。

勝っても、負けても、
明日が終われば、また新しい物語が始まる。
サポーターとしての私たちの時間も、
静かに、続いていく。

楽しみ。だけじゃない、このいつもとは違う気持ちを、
書き留めておけたことに感謝です。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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