こんにちは。たけのこです。
会社で「モラルハラスメント」受けたこと、ありますか?
いわゆる陰湿ないやがらせです。
会社員30年やっている間に、私も受けたことはありました。
どんなことがあり、どうなったか、シェアしますね。
モラルハラスメントとは
モラルハラスメントは、職場などの社会的な環境において起こる問題の一つです。
モラルハラスメントは日本語で「道徳的ないじめ」とも言われており、他の人に対して悪意を持って嫌な思いをさせる行為のことを指します。
例えば、会社での場面を想定して説明すると、モラルハラスメントには以下のような事例があります。
- 言葉による攻撃:他の人を侮辱したり、嫌な言葉を使って傷つける行為です。例えば、人の能力や容姿をからかったり、悪口を言ったりすることがあります。
- 過度な要求:業務や仕事に関して、他の人に不合理な要求をすることです。極端な働き方や長時間労働を強いたり、無理な納期を課したりすることがあります。
- 孤立させる行為:他の人を集団から孤立させたり、情報を共有しないようにするなど、コミュニケーションを断つ行為です。これにより、他の人との関係が悪化し、孤独感やストレスを感じることがあります。
モラルハラスメントは被害者に大きな影響を与えます。メンタルの不調やストレス、仕事へのモチベーション低下、体調不良などの問題を引き起こすことがあります。
企業でのモラルハラスメントは、他の人との関係を悪化させ、仕事の効率やチームワークに悪影響を与える可能性があります。
モラルハラスメントの事例
どのような事例があるか、自分の例を挙げてみます。
- 曖昧な指示を出し、それに対して質問すると、「そんなこともわからないのか」と威圧的に言う。
- 曖昧な指示に対して、聞いても答えてくれないので自分なりに考えて案を説明すると、「そうじゃない」という。そうじゃないなら、どんなことなのか聞くと、「それを考えるのがお前の仕事だ」と言う。
- 自分なりに考えたことを報告すると、「小学生じゃないんだから。」「当然考えられると思った。」「曖昧な指示でもできるやつはできる」などと、曖昧な指示は棚に上げて避難し続ける。
- 経験がなく、調べてもわからないので質問すると、「常識だよ。そんなこともわからないのか。」と、馬鹿にするのみで、回答はしてくれない。
- 多い業務量を課され、「この期間ではここまでしかできない」ことと報告すると、「できないしか言えないのか。できないできない言っていると、部長に怒られるよ。」と言う。相談には乗らず「あいつはできない」ということのみ、上長に報告される。
- 配布物は、自分が席を離れた時にだけ、席に投げるように置かれる。
- 自分だけミーティングに呼ばれない。自分だけ情報を共有されない。自分だけ知らない状態に対して、にやにやされる。
- 周囲と同じSEの職種だが、他の人はプログラム開発等を行っている中、自分だけワープロ打ちやコピーを長期間割り当てられる。
こんな感じです。もっとありましたけど、なるべく忘れるようにしていたので、主なものしか覚えてません。
私にこんなことをしてきた人たちは、全員40~50歳の男性でした。
中心人物は、上司に気に入られて、あっと言う間に課長になりました。
一般的な解決策
モラルハラスメントの被害者になった場合、一般的には以下の解決方法が考えられます。
- 証拠の収集: モラルハラスメントの被害を証明するために、具体的な証拠を集めましょう。メールやメッセージの保存、嫌がらせの具体的な内容や日時を記録することが重要です。また、目撃者や他の関係者からの証言も有力な証拠となります。
- 相談窓口への報告: 会社内に設置されている相談窓口や人事部などにモラルハラスメントの被害を報告しましょう。被害を適切に伝えることで、問題解決のための手続きが始まります。相談窓口は匿名性やプライバシーの保護に配慮しており、被害者の安心感を提供します。
- 法的な支援の活用: モラルハラスメントの被害が深刻な場合や解決が困難な場合は、労働弁護士や労働相談センターなどの専門家の支援を受けることを検討しましょう。専門家は法的なアドバイスや助言を提供し、適切な手続きを進めるためのサポートをしてくれます。
- 内部の調査と対処: 会社はモラルハラスメントの報告を真摯に受け止め、内部調査を行うべきです。調査結果に基づいて適切な処置を取ることで、モラルハラスメントの再発防止や被害者の保護を図ることができます。
- 心のケアとサポート: モラルハラスメントの被害を受けた場合、心のケアとサポートも重要です。信頼できる友人や家族と話をすることで心の負担を軽減することができます。また、専門家やカウンセラーに相談することで、心理的なサポートを受けることもできます。
モラルハラスメントの現実的な解決策
自分がとった方法を紹介します。
最初は、自分の勘違いかと思ったのですが、徐々に「嫌がらせを受けている」ことを確信します。
ただ、相手への怒りよりも、「すべて自分が悪いからこんなことになっているのだ、自分のせいだ」という感覚がどんどん大きくなってきます。
だからといってこんな態度を取られ続けるのもおかしいと思っていたので、私はとにかく周囲の信頼がおけそうな人に、何が起こっているのかを打ち明け、相談しました。
近くの部署の人に相談すると、「そんなことが起こっているようには見えない」と言われました。
周囲にはわかりにくいよう、巧妙に隠されるもののようです。
私は、どんどん体調が悪くなり、眠れなくなっていましたが、出社は続けていました。
ある日、トイレでめまいがして立ち上がれなくなり、早退しました。
このままではまずいと思ったので、その部署で一番の上長であるマネージャーに、相談しました。
「〇〇さんからこんな仕打ちを受けている。周囲の人も〇〇さんに従っている。つらい。」と。
しかし、マネージャーからの回答は、こうでした。
「それはあなたが悪い。〇〇さんはそんなことをする人ではない。」
ショックでしたが、もうこれ以上は耐えられないと思い、言いました。
「わかりました。私が仕事ができないせいなのかもしれません。だとしても、私はもう耐えられません。総務部の人権相談員に相談に行きます。」
すると、部署を異動することができました。
異動後は、ここまでの危機的な状況になることはなく、そこそこ平和に過ごせ、管理職になることもできました。
なので、やはりあの時の状況は、「モラルハラスメント」だったのだと思っています。
まとめ
会社に入って30年くらい経ちますが、このモラルハラスメントの経験が最もつらく、退職を本気で考えた出来事でした。
異動したのですが、ハラスメントした人はまだ会社に在籍しており、廊下などで会うこともあります。
今も恐怖に感じます。
なぜ私は標的になってしまったのだろう、今でも時々思います。
おそらく、はっきり「やめてくれ」と言えなかったから、だと考えています。
まだ若かったからかもしれません。
あと定年までの数年、もうこんなことは起こってほしくない。
そのためには嫌がらせを受けていると感じたら、嫌なことはいやだと、すぐにはっきり言おうと心に誓っています。
最近、私の身近に、「常にボイスレコーダーに録音している人」がいます。
その人は、仕事が本当にできない人で、周囲はあきらめているのですが、以前の部署でいじめのような状態になり、それの打開のためにボイスレコーダーに上長の発言を録音し、それを部長に聞かせて注意してもらったそうです。
そんな対策もあるんだな、と、学びました。
悩んでいた時に、読んだ本を紹介します。
世の中には、このようなことがあるのだと、自分だけではないことがわかっただけでも救いでした。
その他にも、30年の間に会社辞めたくなった出来事はありました。
モラルハラスメントにあたるものも、他にもありました。
よければ参考にしてください。
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