昨日2025/3/21、サンフレッチェ広島公式サイトで、クラブとしての調査結果と再発防止策が公開されました。

原因を読んで思ったこと
先日の柏レイソル戦後、久保雅義社長が取材を受けられた際、「早急にまとめて報告する」とおっしゃっていました。
どのくらいの情報を公開されるのかなと思っていましたが、想像していたより詳しく、わかりやすく説明していただいたなと思いました。
読んだ感想としては、主に2つです。
AFCのレギュレーション理解が難しかったのは納得
「レギュレーション」は、一般的にルールや規則、規制という意味だそうです。
AFCのレギュレーションでは「AFC事務局による参加選手の登録の承認は、その参加選手が本大会に参加する資格を有することを意味するわけではない。各参加クラブは、資格を有する参加選手のみを試合に出場させる責任を負う。」となっている。
承認する側に、出場資格をチェックする責任はないということですね。
「参加選手の登録の承認」って何を承認するのかな?という疑問でいっぱいです。
承認って、「この選手を登録してください。」に対して「いいよ。認めるよ。」というものだと思ってたのですけどね。
「登録は認めるけど、試合出場してよいかは知らないから、クラブ側で考えてね。」ということなんでしょうかね。
このルールが定められているということは、情報を管理できないから、管理していないことで問題が生じた際に責められないために先手を打っているということなんでしょうか。
今回、このような問題が起こったから意味がわかりましたけど、一般的には信じられない人が多いと思われるルールなので、問題発生前にこのルールを認識して確認に確認を重ねるのは難しかったんじゃないかと思います。
ジェルマン選手へのヒアリングを怠ったのは防げたミス
当該選手からUEFAチャンピオンズリーグでの退場についての申告があった。それを受けクラブとしてその後のAFCカップにも出場していたことを確認し、Jリーグから直近のAFCカップ公式記録を取り寄せた。内容の確認を行い退場等の記録はなかったため、問題ないと考えた。Jリーグ担当者からは、懲罰通知は選手や所属クラブが書面で受領しているはずなので、選手・元クラブに詳細を確認するようアドバイスがあった。その後当該選手からUEFAチャンピオンズリーグではなく、AFCでの大会で出場停止処分が残っているのではないかとの訂正があった。しかし、公式記録で出場していたこと、そして退場等の記録がないことを既に確認していたので、引き続き問題ないと判断し当該選手の出場登録を決めた。
ルールに対する認識については難しかったのかなと思いますが、ジェルマン選手の申告に対する詳細なヒアリングを怠ったことについては、やっぱりミスだったのでしょうね。
はっきり記載されていないけど、申告に対して、試合の公式記録の確認に終始されているので、もしかしたら何があって出場停止処分になったのかの聞き取りをしていなかったということなのかな。
もし試合終了後の暴力行為のことを聞き取っていたら、確認方法が試合の記録ではなく、AFCへの直接確認になったでしょうし。レッドカードとか、試合中のことだと思い込まれていたのですかね。
だとしたら、この点を担当の方は最も後悔されているのかなぁ。
記録がないのに、なぜ選手から「出場停止かもしれない」という申告があるのか。疑問に感じたら、聞き取りする気がしますけどね。
想像ですけど、ジェルマン選手も、出場停止かもしれないことは申告したけれど、「試合後の暴力行為」については自ら積極的に説明しなかったのかもしれませんね。聞き取りされたら隠さないでしょうけれど。
なぜ聞き取りをしなかったのか、できなかったのかは記載されていないですけど、このあたりはもしかしたら防げたミスだったのかもしれませんね。
中国新聞の記事を読んで
2025/3/22の中国新聞朝刊で、この件に対して強化部に対する厳しい記事が出ていました。
次のような内容でした。
- AFCや前所属クラブへの確認という「基本技」を怠った強化部の責任は重大。
- 社長ではなく本来なら強化部のトップが説明すべき。説明責任を果たそうとせず、取材に応じない姿勢には疑問を感じる。
強化部批判だけの記事は残念
前日に、サンフレッチェ広島公式サイトに出た説明を受けての記事なんですけど、クラブの説明に対してただ批判を重ねただけに見えて、ちょっと驚きました。
1.については、クラブから先に原因として説明が出ており、謝罪されてますし。
2.については、重大な事態だから、トップである社長が謝罪されたわけですし。21日に発表した経緯と再発防止策をまとめる前の取材でしたら、答えられなかったでしょうし。それとも、サイトに情報公開後の21日夜とかに強化部に取材されたのですかね?
ミスなので、責められても仕方ないのかもしれませんけれど、どのようなミスがあったのかまとめて公開し謝罪したクラブに対して、ただ内容を繰り返して担当部署の責任者を糾弾されてもなぁと。新聞購読者に新しい情報はないですしね。
サンフレッチェ広島の情報について、最も信頼している中国新聞だからこそ、もう少しクラブ側に立った記事を書いて欲しかったなぁと思いました。再発防止策に関する内容を厚くするとか、サポーターを前向きにしてくれるような内容とか。ただ批判するよりは、記事を書くのが難しいとは思いますけどね。
ミスがあったことを事実として伝えるのはいいんですけど、強化部を責め、強化部が信頼を取り戻せ、という記事の方向性がですね。他のメディアが書いたなら(まぁそうなのか)なんですけど、地元のメディアとして信頼して購読している中国新聞に期待する内容ではなかったので、残念な気持ちになってしまいました。
新聞購読者は、サポーターばかりではないし、客観的にはこのような内容になってしまうのかもしれませんけどね。強化部が頑張って、たくさんの素晴らしい選手が移籍して来てくださったし、今回はミスだったのだと思いますけど、チーム内に不信感だけがあるわけではないと思うんですけどね。
「今回のACL2の悔しさをバネにして、良い結果になった」という強化部のコメントを読める日がくることを祈っています。
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