こんにちは。たけのこです。
昨日、エディオンピースウイング広島に行ってきました。
ルヴァンカップ、名古屋グランパス戦です。
久々の敗戦で、悔しいですけど、ほんとに行ってよかったです。
まだ悔しい気持ちが落ち着かないですけど、記憶が新しいうちに記録しておきます。
バックスタンド6列目で見た感想
いつもはメインスタンドの2層中段あたりのシーズンチケット席で見てるんですけど、カップ戦なのでバックスタンド1層6列目で観戦しました。
森島選手を近くで見たい気持ちもあり、アウェイ寄りの席を購入。
まだEピースに来たことがないという友人を招待して、いっしょに見ました。
1層の席で見るのは、ルヴァンカップFC東京戦以来です。
FC東京戦の時は、「選手が近くて迫力がすごいけど、全体のフォーメーションがわかりにくい。遠くの方で起こっていることがよくわからない。」という印象でした。
でも今回はそれより、めっちゃ「選手の感情」を感じました。
名古屋グランパスの選手も含めてですけど、すごい勢いで走ってぶつかり合う中で、そのプレーのすごさと同じくらい、選手の一生懸命さとか、勝ちたい気持ちが伝わってきましたよ。
試合が長かったり、負けたということもあったんですかね。
2層の席だと、なかなか選手の感情までは伝わってこないんですが、近いだけにすごく伝わってきました。見ててジーンとくる瞬間、多かったです。
周りのお客さんの会話
1層の席だと、前後のお客さんとの段差が低いので、会話がよく聞こえてきます。
「俺、モリシのあの走り方好きなんよな。」
斜め後ろくらいに座っている男性の声が聞こえてきました。
やっぱり、森島選手のこと、注目してるサポさんいたのかな。
私も、ずーっと森島選手、注目してました。
相変わらずかわいくてかっこいい容姿なのですが、もうすっかり名古屋グランパスの中心で怖すぎる選手でした。
森島選手にボールが入ると、ひやひやするシーンにつながることが多く、やっぱりうまいんだなぁと再認識。
初めて来た友人が、「あの14番の選手めちゃめちゃうまいね。」と言うので、「あれがサンフレッチェの10番だった森島選手だよ。」と試合中に説明しましたよ。
「あぁ、なんか去年移籍でショック受けてたよね。その選手かぁ。」
「うん。そう。」
友人の目にも留まり、森島選手が褒められるのはうれしいんですけど、またも複雑な気持ちになってしまいました。
自然と目を奪われた選手
森島選手にボールが入るのが怖くて、どこにいるのか確認したりしてたんですが、そんな中、森島選手からボールを奪ってくれる選手がいました。
松本泰志選手です。
ふと気づくと、何度も目に入ってきて、自然と注目してしまってました。
途中イエローカードをもらってしまい、交代になってしまうのかなと思ったんですけど、最後まで交代はなし。
名古屋グランパスの中心が森島選手なら、サンフレッチェの中心には松本泰志選手がいるように見えました。
延長の後半戦になっても、軽やかに走っていて、優雅に見えることさえあるくらい。
なびく髪の毛も美しくて、すごく目立ってました。
友人の目にも目立っていたらしく、帰り道で「サンフレッチェの14番はなんて選手?」と質問されました。
すごかった東選手のフリーキック
延長前半に決まった、東俊希選手のフリーキック。
すごい弾道でゴールに吸い込まれるところを、運よく近くで見ることができました。
めちゃくちゃ盛り上がりましたよ。「しゅんきーっ」と3回叫びました。楽しかった。
そういえば、エディオンスタジアム時代を含めて、東選手のゴールを現地で見たのは初めてだったかもしれません。
シーズンチケットの席で知り合った方が、東選手の大ファンで、いつも大きなカメラでたくさん写真を撮られてます。
おそらくこの試合にも来られてるはず。次のJ1ホームゲームで写真を見せてもらうのが楽しみです。
PKで敗戦
延長戦で決着がつかず、PKになった時、一昨年前の天皇杯を思い出しました。
使うゴールも名古屋グランパス側になり、サンフレッチェ側にはよい雰囲気ではなかったと思います。
GKランゲラック選手が、めちゃくちゃ大きく見えました。どこに蹴っても取られてしまいそうなくらい、隙間がなく見えました。
そんな中、パシエンシア選手が失敗。満田選手のシュートははじかれました。中島洋太朗選手は成功したものの、松本泰志選手のシュートもランゲラック選手にはじかれてしまい、ゲームセットとなりました。
私たち観客もショックだったんですけど、バックスタンドに挨拶に来られた選手たちがすごく悔しそうだったので、必死で手を上に上げて拍手しました。
ほんとにいい試合でした。特に、延長後半は、名古屋グランパスの選手もサンフレッチェの選手も、なんとか点を取ろうという気持ちがすごく伝わってきました。
運悪く越道選手が相手ゴールを防ごうとして、オウンゴールになってしまいましたが、その後、バックスタンドからは入ったように見えた越道選手のシュートがあり、すごくドキドキしました。
いくつか惜しいシュートがあったので、どれかが入って入ればなぁとは思いますけれども、勝てない時はこんな感じで入らないんですよね。
残念でしたけど、90分+延長前半後半+PKまで見られて、幸せでした。
時間は長かったはずなのに、ずっと夢中で、短く感じました。
ただ見ていただけでも汗びっしょりで疲れたんですけど、120分ずっと出場されてた選手はどれだけの疲労でしょうね。
しかし、名古屋グランパスはEピースで強いですよね。
この試合で勝てれば、ゴールデンウイークの悔しさをふっきれると思ったのですが、また悔しさの貯金を殖やしてしまいました。
帰りのアストラムライン城北駅
ヒロパができたので、今回は城北駅からアストラムラインに乗ることにしました。
県庁前駅より少し遠い気はしましたね。広島城横の道が少し暗いですしね。
名古屋グランパスのサポさんも何名か歩かれてました。
私の前には森島選手の14番のユニを着たサポさん。
城北駅に着くと、後ろに並んだ方が、さっき歩かれてた方とは別の森島選手の14番のユニを着たサポさんでした。
名古屋でも森島選手のユニフォームはたくさん売れているんでしょうね。
また寂しくなり、ため息をついてしまいました。しつこいですよね。
アストラムラインが来たんですけど、県庁前などで乗ったサポさんたちでいっぱいで乗れず。
次に来たアストラムラインには、ぎゅうぎゅう詰めでしたが、なんとか乗れました。
駅でもアストラムラインでも、サポさんたち、元気なかったですね。敗戦後のいつもの感じでした。
ずっと勝ちが続いていたから、久しぶりの雰囲気。
でも、2万人以上のサポさんたち。負けても勝っても、感情を共有できます。
同じ広島に住んでいても、いつもは他人ですけれど、試合後はみんな知り合いみたいな気持ちになります。
悔しいのは自分だけじゃない、というのが救いでした。
紫熊倶楽部の松本泰志選手コメントを読んで
バックスタンドに選手が挨拶に来られた時、松本泰志選手はサンチェとフレッチェの近く、右端の辺りにおられて、疲れた様子に見えました。
たくさん走られてたし、結果負けてしまったし、無理はないなと思って、「よい試合を見せてくださって、ありがとうございました。」という思いで拍手しました。
その時は気づかなかったんですけど。
その後、涙を流されていたみたいです。紫熊倶楽部のコメントもまだ落ち着かれていなかったとか。
PKを決められなかったことに責任を感じて、自分のせいで負けたようなことをおっしゃったそうです。
私は、その記事を読んで、驚きました。
高校野球とか、高校サッカーとか、オリンピックとかは、負けて涙を流す選手がいても驚かないですが、プロサッカー選手がルヴァンカップの準々決勝で涙を流されているというのが、意外だったんです。
負けてしまうと「悔しい」という気持ちはもちろんあると思うんですけど、涙が出るほどだとは思っていなかったんですよね。
偏見なんでしょうね。でも。
この試合で負けてしまうと、ルヴァンカップは敗退になりますが、選手生活は続いていくし、まだJ1リーグも天皇杯もACL2もあるわけです。
だから、涙が出るほど悔しかったり責任を感じたりするほど、選手が感情を揺さぶられるとは思わなかったんですよね。
完全に偏見ですよね。
ごめんなさい。1つの試合に対してのプロの選手の思い入れや感情って、もっとあっさりしたものだというイメージを持ってしまっていました。
でも、涙が出るほどの気持ちで戦われていたことを知ると、こちらも熱い気持ちになるしもっと応援したくなりました。
敗戦は誰かのせいではないと思います。きっと、選手ごとに「ああすればよかった、こうすればよかった」というのがあるのだと思いますけど、全部みんながその時々、よかれと思って選択したことの積み重ねで起こったことですから。
自分だけが悪いような気持ちになるのはわからなくないですけど、すべて前向きに捉えてほしいですね。
昨日の試合、少なくとも私は、松本泰志選手の貢献はとても大きかったように見えましたし、観客として松本泰志選手のプレー、とても魅力的でしたよ。
いっしょに行った友人も、「試合は負けたけどおもしろかった。選手の名前を覚えないと。」と、興味を持ってくれたようでした。
「また試合を観に行こう!」と向こうから誘ってもらえるとうれしいんですけどね。
明後日の天皇杯はどうなる?
日曜日に延長PKまであったルヴァンカップがあったのに、中2日の水曜日には天皇杯があります。
ホームゲームなので移動はないけれど、かなり疲労が残っていると思われるので、心配です。
相手は強い、ガンバ大阪ですしね。
なんとかチケットが購入できたので、明後日もEピースに行ってきます。
ルヴァンカップ敗退後の疲労の中ですが、トーナメント戦なので、こちらも負けてしまうと敗退が決まってしまいます。
想像以上に選手の方たちは、強い気持ちで戦っておられることがわかり、私の試合の見方も少し変わるかもしれません。
どんなドラマが見られるのか、楽しみです。
注目はやっぱり松本泰志選手ですかね。ルヴァンカップで120分出場されていたから、次は出られないかもしれませんけどね。でも、今、松本選手が試合に出ないというのは想像できないですね。
その前に、明日はINSIDEが公開されるのでしょうか。ちょっと切ないけど、ロッカールームでどんな話をされたのか、知りたいですね。
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