〜スイカの向こうに見えた癒しと中毒性〜
「ちょっとだけやってみよう」が、まさかの3時間
「スイカゲーム、知ってる?」
そんなふうに言われたのは、去年の秋ごろだったでしょうか。
「なんか果物が合体してスイカになるやつだよ〜」って言われて、正直最初はピンとこなかったんです。
でも、気づけば私も、真剣な顔をして、果物を落としていました。
「もうちょっとでスイカなのに…!」
そんな瞬間のドキドキ感。
やめどきが、わからなくなるんですよね、このゲーム。
見た目に癒されるのに、心はバクバク
スイカゲームって、まず見た目がずるい。
丸っこくて、ぷにぷにしてて、重力に逆らえない感じがなんともかわいらしい。
メロンがスイカに進化した瞬間の、あの「ドスン」という存在感。
思わずスクショを撮りたくなる気持ち、わかってもらえると思います。
でも、そのかわいさの裏で、ゲームは意外とハード。
落とす場所を少しでも間違えると、全部が詰みます。
詰むときは、容赦なく詰む。
「癒されにきたのに、なぜこんなに心がざわつくの…?」
そんなふうに思いながら、なぜかまたプレイボタンを押してしまう。
これって、もはやスイカの魔力かもしれません。
なぜこんなに流行ったの?
いくつか理由を挙げてみると、こんな感じです。
- ルールが簡単:誰でもすぐに理解できる。子どもでも大丈夫。
- 意外と奥が深い:ただ落とすだけじゃスイカにならない。考える力、けっこう必要。
- ビジュアルが愛される:スイカになったときの満足感たるや…。
- 実況との相性が良すぎる:配信者たちが大騒ぎしながら遊んでいるのを見ると、つい自分もやりたくなる。
- 安くて気軽に遊べる:Switchで数百円。お手軽すぎて、つい買っちゃう。
特にTikTokやYouTubeショートでバズった影響は大きかったんじゃないかと思います。
短くてスリリングな展開が、SNSにぴったりなんですよね。
スイカの中にあった、私の小さな逃避
不思議なもので、スイカゲームをしていると、余計なことを考えなくてすみます。
あの子をどう落とすか、どの果物を合体させるか――
たったそれだけを考えていればいい。
仕事のことも、ニュースのことも、ちょっと置いといて。
スイカを目指して、果物たちと向き合う時間。
それって案外、心のリセットになっていたのかもしれません。
おわりに:スイカゲームって、いい距離感
ゲームって、のめり込むと疲れちゃうものもありますけど、
スイカゲームは「今日もちょっとだけやるか」って気軽に始められて、
「スイカ出たし、今日はここまででいいか」ってちゃんと終われる。
この“ほどよい距離感”が、長く愛されている理由なのかもしれませんね。
ちなみに、私の自己ベストはまだスイカ2個止まり。
もっと上手な人たちのプレイを見るたびに、「天才かよ…」ってつぶやいてます。
でも、いいんです。私は私のペースで、また果物たちと遊ぼうと思います。
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