誰かと比べたくない夜もある。私が同窓会に行かない理由。

雑記

同窓会のお知らせが届いた。

昔のクラスメイトの名前を見て、懐かしさと少しの胸のざわつきが同時にやってくる。

あの頃の私たちは、何もかもがこれからだった。

進学、就職、恋愛、結婚、子育て――それぞれの道を進んできて、きっと今ごろ、いろんな「結果」が出ている。

それはもちろん素晴らしいことだし、お互い頑張ってきたんだと思う。でも……たぶん、私は今の自分にあまり自信がない。

「どうしてるの?」「仕事は?」「子どもは?」

何気ない会話のつもりでも、どこかで比べてしまうのが自分でも分かってる。

「ああ、あの人はちゃんとしてるな」って。

「私、なにやってるんだろう」って、帰り道でひとり落ち込むのが目に見えてる。

本当は、昔話をして笑いたい気持ちもある。

でも、同じ時間を生きてきたようでいて、今いる場所も、立っている地面も、全然違う気がしてしまう。

それがちょっと、しんどい。

みんながうらやましいわけじゃない。

だけど、今の私はあんまり人と比べたくない。比べられたくもない。

「こんな私で、ごめんね」って思ってしまう自分が、ちょっとイヤなんだ。

だから今回は、欠席のハガキを出した。

もしかしたら、来年はもう少し元気で、自分のことをちゃんと話せるかもしれない。

そのときが来たら、笑って「行ってみようかな」って思えるかもしれない。

でも、今は静かに日々を過ごしていたい。

誰とも比べず、自分を少しずつ許しながら。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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