ブログを続けていると、
「思いがけずアクセスされる記事」ってありますよね。
私にとっては、
《いまも会社でだけ、マスクを外せない理由》という記事がまさにそれでした。

別に何か大きな事件があったわけでもなく、
ただブログのために、「なんか思ってること書きたいなぁ」と思って、
日ごろのちょっとした気持ちを軽めに書いただけだったんです。
それが、なぜかよく読まれている。
なんでかな?と自分でも不思議だったんですけど、
もしかすると、「マスク」に対する感覚って、
みんな思ってる以上に複雑なんじゃないか、って最近思い始めました。
あらためて考えてみたんです。
私はいまでも会社に行くときだけマスクをします。
通勤電車でも、買い物でも外してるのに、
職場に入ると、つい自然にマスクをつけてしまう。
前はそれを「顔を隠したいからかな」と思ってたけど、
どうやらそれだけじゃないみたいです。
マスクって、顔だけじゃなくて、気持ちも隠してる。
たとえば、心がザワついてる朝。
無理に笑顔を作らなくても、マスクがあるだけでちょっと安心する。
イラっとしてしまったとき、ムッとした口元が見えないのもありがたい。
逆に、相手が不機嫌なときも、自分の反応を薄めて届けられる。
職場って、なにかと「感情の出入り口」が多い場所。
私はマスクを、感情のフィルターとして使ってるんだと思います。
あとね、最近ちょっと気づいたのが、
マスクをしてると、「何を考えてるのかわからない人」になれること。
昔の私は、思ったことが顔に出やすくて、
それで損したことも結構ありました。
でもマスクをしてると、自分の感情を“出すも隠すも自由”になる。
一種の“仮面”をつけることで、
相手との距離感を自分で調整できる感じ。
少しだけ、ミステリアスな自分になれる気もして。
それが、案外心地よかったりするんです。
もちろん、マスクを外したほうが楽な日もある。
でも、いまの私は、マスクを通して自分の気持ちと折り合いをつけてる。
「外す・外さない」の話って、どうしても“どっちが正しいか”みたいになりがちだけど、
私にとっては、どっちでもいいんです。
大事なのは、自分がどうありたいかってことだから。
たぶんあの記事が読まれたのも、
「マスクを外す/外さない」で迷ってる人が、
“どこかに自分と似た気持ち”を探していたからなのかもしれません。
だから私も、もう少しこのテーマと向き合ってみようかなと思って。
また気づいたことがあったら、書いてみますね。
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