久しぶりの試合観戦が嬉しくて、朝からそわそわしていました。
天皇杯4回戦。サンフレッチェ広島は、清水エスパルスを相手に3−0の快勝。
久しぶりの、スカッとした試合でした。
早めにスタジアムに着いた理由
久しぶりの現地観戦。試合前のスタジアムの雰囲気を味わいたくて、時間休暇を取って早めにエディオンピースウイング広島へ向かいました。


早く着いたおかげで、いつもシーズンチケットの席が近くで、時々お話するようになった女性サポーターの方と偶然お会いしました。
席以外でお話ししたのは初めてだったのですが、この1か月にあった移籍の話、吉田に練習見学に行った話、購入したグッズの話など30分くらい話して、楽しかったです。
その方は、この前発売された平和記念のコンフィットシャツを着ていらっしゃって、背番号はもちろん東俊希選手の「24番」。

いつも推しの東選手のグッズを購入されていますが、今回も徹底されていて、さすがでした。
試合前の静けさが、いつもと違って見えた
スタジアムの中に入ると、青空と芝生が、なぜかとても鮮やかに見えました。
いつもと違う席から見えた景色のせいもあるかもしれません。
チケットはローソンチケットで購入。お値段的にC席を選択しましたが、シーズンチケットの2層の席とは異なる1層のコーナー席。とても見やすくてよかったです。
1層の席で好きなところは、選手が近い他に、空が絵画みたいに切り取られて見えることです。

雲が少しずつ少しずつ動いて、ふと気づくと色が変わってるんです。

この雲が流れているのに気付けるのは、屋根で空が切り取られているから。

2層だとこの景色は見られないんです。だから、カップ戦の試合前はよく空を眺めています。
清水の選手たちが試合前にピッチに出てきて、芝生の感触を確かめている姿が目に留まりました。
そういえば、清水は昨年J2だったので、このスタジアムは初めてなんだなぁと思いながら見ていました。
試合前、席を立って黙祷を行いました。

忘れられない3つのゴール
天皇杯は、選手紹介の映像などの演出がないので、試合は淡々と始まります。
でも、久しぶりの観戦だからか、スタートの瞬間から心が高鳴っていました。
この試合は、鳴り物が禁止。太鼓がなく、手拍子と声だけの応援でした。
最初は少し戸惑いましたが、1万人を超える観客がいて、その手拍子と声だけで、スタジアムに確かな熱が生まれていたように思います。
前半終了間際、ついに1点目が入りました。
川辺選手が中盤でボールを奪ってから、中村草太選手の突破、ジャーメイン良選手の絶妙なパス、そして最後は前田直輝選手。
前田選手って、天皇杯でよくゴール決めてくれますね。天皇杯3戦連続のゴールでした。
後半には、田中聡選手のスルーパスから中村選手が2点目。
そして、途中出場した木下康介選手が冷静に決めた3点目。
2点目と3点目は、ちょうど自分の席からよく見える位置だったので、大興奮でした。
その他にも、コーナーキックが近くて、うれしかったです。
東選手、美しすぎました。

木下康介選手の落ち着いた佇まい
木下康介選手は、移籍してこられてから特に気になる存在です。
この日も双眼鏡で追っていたのですが、ゴール前後の様子も、その他のプレー中も、どこか落ち着きがあって、頼りになる雰囲気でした。
かっこいいなぁ、とただそれだけなんですけど、
サッカー選手としてだけではない、人としての魅力を感じさせてくれます。
中村草太選手と田中聡選手
遠目に見ると、少し似ているように見えるお二人。今日、二人ともすごく目立ってました。
中村草太選手のスピードは、本当にすごいですね。
遠くにいても、「あっ、草太選手だ」とすぐにわかるくらい、速さが目を引きます。
田中聡選手も素晴らしかったです。
怪我から復帰された岡山戦もすごかったけど、日本代表から帰ってこられてから、もっと変わったような。自信なのかわからないですけど、オーラがすごいです。
このお二人は同い年なのだとか。経歴が違うので、田中選手がずいぶん先輩に見えますけどね。
互いに意識しつつ、今日みたいな連携で広島を勝たせてほしいです。
菅ちゃんは出場せず…
私が大好きな菅大輝選手は、この日は出場されませんでした。
それはやっぱり残念でしたが、それぞれの選手が、それぞれの形で魅せてくれる。
それが今のサンフレッチェの良さなのかもしれません。
新井直人選手も今日の出場がなかったので、10日のリーグ戦に出場されるかもと期待です。
しかし、ベンチにいらっしゃる選手は、どの選手もスタメンでおかしくない豪華なメンバー。
ACLEに出場するなら、このくらいでないと難しいんでしょうけど、豪華すぎてもったいない気持ちにもなります。難しいですね。
入場者数は1万人超え
天皇杯の入場者数、去年は1万人にはなってなかった記憶ですけど、今回は超えてました。

清水サポさんがたくさん来てくださっていたのもあるでしょうけれど、特にSouthSideは多く見えましたね。
熱心にサポーターが少しずつ増えているのだといいなぁ。
試合後、空に浮かんだ原爆ドーム
帰り道、スタジアムの外から見上げた空に、ドローンで描かれた光のアートが見えました。
建物に少し隠れてしまっていたのですが、それでも、見えた一瞬だけで胸がいっぱいになりました。


今日は、8月6日。
サッカーが見られることは、平和があってこそなんだと思えた瞬間でした。
また、日曜日に
3日後には、また清水エスパルスとの試合があります。
次はJ1リーグ戦で、演出もあるいつものスタイルでの試合です。
清水エスパルスとしては、2戦連続負けるわけにはいかないと思うので、難しい試合になるのでしょうね。
でもでも、この天皇杯の勝利を経て、また次のステップへと進んでいくサンフレッチェ広島が見られると信じてます。
その姿を見届けられるのが楽しみです。
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