『俺たちの箱根駅伝』第2話感想|仕事を人に任せるのは、なぜこんなに難しいのか

雑記

※この記事には第2話のネタバレが含まれます。

2026年10月17日放送のドラマ『俺たちの箱根駅伝』第2話を見ました。

第1話から面白いと思っていましたが、第2話もなかなか見応えがありました。

箱根駅伝を目指す学生たちの物語と、その大会をテレビで中継するスタッフたちの物語。

この二つが並行して描かれているところが、このドラマの面白さだと思います。

今回、私が特に気になったのは、伊藤沙莉さんが演じる宮本菜月の仕事ぶりでした。

仕事を人に任せられない。

これ、マネジメントを経験したことがある人なら、少なからず思い当たるところがあるのではないでしょうか。

宮本菜月の完璧主義がチームをぎくしゃくさせる

宮本菜月は、箱根駅伝中継のセンターディレクターという大役を初めて任されています。

失敗できない仕事です。

当然、プレッシャーも相当なものなのでしょう。

ところが、菜月は新人ADの戸山知香に何度もダメ出しをし、ほかのスタッフの仕事にも細かく口を出します。

技術チーフの仕事にまで踏み込んでしまうのです。

その結果、先輩ディレクターの野村豪輝の不満が爆発。

チームの雰囲気が悪くなってしまいます。

見ていて、菜月が仕事に対して真剣なのはよくわかりました。

おそらく、自分で確認しなければ安心できないのでしょう。

でも、これでは周囲の人たちが仕事をしにくくなってしまいます。

本人は良い仕事をしようとしているのに、その行動がチーム全体には逆効果になる。

なんとも難しいところです。

自分でやった方が早い、と思ってしまう

私は長年、システム開発の仕事をしてきました。

プロジェクトリーダーなど、複数の人と仕事を進める立場も経験しています。

だから、菜月の気持ちは少しわかる気がしました。

人に仕事を任せるのは、意外と難しいものです。

自分でやれば、どこまで進んでいるのかも、どんな品質なのかも把握できます。

ところが、人に任せるとそうはいきません。

進捗が気になる。

出来栄えも気になる。

思っていたものと違うと、つい口を出したくなる。

そして、場合によっては自分でやり直した方が早いと思ってしまう。

でも、それを繰り返していたら、いつまでたっても仕事を任せられません。

任された人も、自分で考える機会を失ってしまいます。

何より、リーダー自身がすべてを抱え込むことになります。

頭ではわかっているんですけどね。

マネジメントは、自分が仕事をすることとは違う

仕事ができる人が、必ずしもマネジメントに向いているとは限りません。

自分で仕事をする能力と、人に仕事を任せてチームとして成果を出す能力は、別のものだからです。

もちろん、仕事を任せるといっても、丸投げすればいいわけではありません。

どこまで任せるのか。

何を確認するのか。

問題が起きたとき、どのタイミングで介入するのか。

その判断が難しい。

細かく確認しすぎれば、相手は信用されていないと感じるかもしれません。

反対に、任せきりにして問題が起きれば、責任を問われるのはリーダーです。

任せることと、責任を持つことを両立させる。

これがマネジメントの難しさなのだと思います。

菜月の姿を見ながら、そんなことを考えていました。

学生連合チームも、まとまるのは簡単ではない

一方、山下智久さん演じる甲斐真人が率いる関東学生連合チームも、いよいよ動き始めました。

甲斐監督が掲げた目標は、箱根駅伝で3位以上。

学生連合は、そもそも本選出場を逃した大学の選手たちで構成されるチームです。

しかもオープン参加なので、好成績を残しても公式記録には残りません。

そんなチームで3位以上を目指すというのですから、驚きます。

選手たちの反応もさまざまで、意欲的な選手もいれば、監督の方針に反発する選手もいます。

それぞれ違う大学から集まってきた選手たち。

最初から一つにまとまるはずもありません。

ここでも、チームをどうまとめていくのかが課題になっています。

テレビ局のスタッフも、学生連合の選手たちも、目指すものは違いますが、抱えている問題はどこか似ています。

個人の力だけでは、目標を達成できない。

だからこそ、チームになる必要がある。

今回の第2話は、そんな共通点が面白いと思いました。

世間の感想でも、チームづくりに注目

第2話についてのドラマ評を読んでみると、学生連合の選手たちが箱根駅伝にかける思いや、チームが少しずつ形になっていく過程に注目が集まっているようです。

また、宮本菜月についても、単なる完璧主義というだけではなく、周囲に仕事を任せる勇気を持てない人物として取り上げられていました。

なるほど、と思いました。

菜月は決して、周囲の人たちを困らせたくて口を出しているわけではないのでしょう。

むしろ、責任を果たしたい気持ちが強いのだと思います。

だからこそ、見ていて考えさせられるものがありました。

第3話も楽しみ

第2話も普通に面白かったです。

駅伝そのものの勝負はもちろんですが、そこに至るまでの人間関係や、チームができあがっていく過程が丁寧に描かれているところがいいですね。

私は特に、宮本菜月がこれからどんなふうに変わっていくのかが気になります。

自分で何でもやろうとするところから、人を信じて任せられるようになるのか。

そして、甲斐監督は個性の強い選手たちをどうまとめていくのか。

仕事をしている人なら、駅伝に詳しくなくても共感できる場面がたくさんありそうです。

池井戸潤さん原作らしい、組織の中で奮闘する人たちの物語。

これからますます楽しみになってきました。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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