こんにちは。たけのこです。
はい。やっていけます。大丈夫です。
この記事を読むと、
文系出身システムエンジニアが、どのような場面で活躍できるのかわかります。
文系出身でもシステムエンジニアとして十分働け、必要とされることがわかります。
私は、新卒で入った会社で30年、システムエンジニアとして働いています。
もともと文系で、システムについて何の知識もありませんでした。
大学は教育学部でした。教員免許は国語を取りました。
私が入社した当時は、セクハラやパワハラが普通にあり、つらかったこともありました。
でも、最近は世間一般的に、コンプライアンスやハラスメントの意識が高いですし、インターネットで情報収集もできます。
文系の得意分野が、求められるものもあります。私の経験をもとに、説明しますね。
文系でもシステムエンジニアで活躍できる?
最初は同期に遅れを感じつらいかも。それには耐え、努力する必要あり。
新入社員のメンバー構成がどうなのかは、会社によると思いますが、比較的大学なら理系学部、コンピュータ関係の専門学校の学生が多いかもしれません。
そんな中、文系でかつ、システムの知識が何もないと、スタートで遅れをとることになります。
新入社員研修はまじめに、必死で受講しましょう。
わけのわからない言葉が出てきて、つらくなるかもしれませんが、わからないことは質問したり、インターネットで調べるなどして、理解しようとしましょう。
徐々にわけのわからない言葉たちが、当たり前の普通のものになってきます。
プログラム知識のない人に対しては、プログラムの基本ロジックも教育されます。
変数の考え方や、コントロールブレイクやマッチングなどの基本的なプログラムの流れは、しっかりと意味を理解しましょう。
演習で実際のプログラミングも体験でき、わからないことは先輩社員に相談できます。
プログラミングは意味がわかればできる
入社して教育が終わると、プロジェクトに入り、なんらかの言語でプログラムを組むことになります。
最近だと、Python、Java、C、PHPですね。
プロジェクトに入ると、プログラミング標準があったり、プログラム雛形があります。
すでに動いているプログラムを見たり、変更したりする機会もありますので、やっていけばいくほど、意味がわかってきます。
何かのプログラム言語でプログラムが作成できるようになれば、他の言語は最初の言語に比較して、かなり早く理解できるようになります。
プロジェクト内で実績のある技術で仕事を行うことについては、まじめにがんばっていれば、どんどんできるようになっていきます。
ただ、うまくいかないことを解決しなければならない場面に直面したり、そのプロジェクトでそれまで使っていない技術を導入したり、組織内で初めて扱う言語を使うなど、わからないことを開拓していく場面になると、困難です。
マニュアルや、インターネット上の情報を見ても理解できなくて、能力のなさを感じることはあります。
こんな時は、文系の自分にメリットを感じることはありませんでした。
ただ、特に若いうちは、自分が中心になって解決しなければならない場面になることは少ないです。
心配しすぎる必要はありません。
プログラムが組めれば、システム設計もできるようになる
プログラムが組めるようになると、プログラムの構造設計や、データ設計を担当するようになります。
システムがどのように動きをしなければならないのかの仕様を理解し、それに最適なシステム設計を行います。
これも、プログラムを組めるようになっていれば、どういう構造になっているべきかはわかるようになるので、年数経験していれば事前に担当できるようになります。
新規システムの担当になる確率は少なく、すでにあるシステムの改良の担当になることが多いです。
その場合、既存のシステムの構造を理解し、そこに追加機能を組み込む必要があります。
開発された時代で色々な構造のシステムがあるので、それぞれのよいところ、悪いところに気づくことがあります。
そのような経験を繰り返しながら、知識が増えたり、設計力がついてきます。
クライアントに要件を聞き取り、仕様を組み立てる時になれば、活躍できる
プロジェクトリーダーになると、システム化する業務を理解し、どのような機能を有するシステムを、どのようなしくみで構築するかを全体的に考える必要が生じます。
業務理解のためには、クライアントにどのような業務を行っているのかを聞き取ります。
その際、クライアントの業務をどう最適化し、システムに落とし込むのかを考えるのですが、クライアントとのコミュニケーションが重要になります。
適切にヒアリングし、外部仕様のデザインを行い、クライアントにレビューしてもらいます。
方向性の合意がもらえれば、細かい仕様まで詰めていきます。
このクライアントとのやりとりについては、もと文系であったことが武器となります。
理系バリバリの人の中には、専門用語がわからない人にわかりやすく説明したり、クライアントの課題に気づいてよりよい方向に導くのが苦手な人もいますので、文系出身のシステムエンジニアは頼りにされますよ。
管理職になり、複数のプロジェクトをフォローする立場になると、文系で不利になることはない
管理職になり、複数のプロジェクトのフォロー、監視を行うようになると、複数のクライアント、複数のプロジェクトリーダー、プロジェクトメンバー等、たくさんのステークホルダーと関わるようになります。
提案、契約の交渉、関係者の人間関係、メンタル、特に問題のある場面に深く入って、解決していかなければなりません。
このあたりになると、技術力というよりも総合的な人間力が必要になってくるので、文系だからといって不利なことはありません。
コミュニケーション力、問題解決能力があればよく、持って行きたい方向に導くためのストーリーを考え、表現することについては、文系の得意分野でもあります。
まとめ
入社当初は、理系の同期に対して遅れをとりつらく感じることはあるかもしれませんが、努力しながら働いていれば、差は縮まります。
むしろ、ベテランになるほど、一般的に文系が得意とされる能力を生かすことができます。
例えば、下記のようなものです。
- 言語や文章の理解・表現ができる
- 論理的な思考を展開し、自分の考えや意見を明確に伝える能力がある
- 人々のニーズや価値観を把握し、柔軟な視点で問題を考えることができる
- 論理的思考や批判的思考を駆使して問題を分析する能力がある
- 文章やデータを分析し、論理的な論証を展開できる
- 異なる視点から物事を考えることができ、問題解決において独自のアプローチができる
ですので、文系だからといってシステムエンジニアは厳しいということはないです。
むしろ、システムエンジニアの人材として理系の人が絶対に必要であるのと同様に、文系の人もいないとうまくいかない場面はあります。
文系の私が何度もそのような場面に遭遇し、比較的に技術力がない私でも必要とされることは多々ありました。
大丈夫です。新卒でなくても、興味がある方は、システムエンジニア、目指してみてください。
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