こんにちは。たけのこです。
ストリートピアノやエレクトーンの演奏をされているYoutuberのきむらたくやさんをご存じですか。
私は特にエレクトーンがすごいなぁと思い、「Canon Rock」を中心に何度も動画を再生して聞き入ってました。
過去にエレクトーン関連の記事を書いてます。
そんな私が、最近お気に入りの動画が、東京タワーのスタインウェイピアノで弾かれた「恋におちて -Fall in love-」の動画です。
もう20回以上は再生したと思います。
きむらたくやさん 東京タワーでの「恋におちて -Fall in love-」演奏の好きな点
雰囲気と曲のマッチングが最高
東京タワーから見える夜景をバックに、スタインウェイのグランドピアノ。そこに紫のパーカーに上着を着たきむらさんが静かにイントロを弾き始めます。
いつもピアノの椅子に座ってから弾く曲を決めるそうですが、この曲がこの時間帯、この場所によく合っていると思います。
大人っぽい昔の曲という感じはするかもしれませんが、この曲を知らない方が初めて聴いても、十分感動できるのではないでしょうか。
字幕、夜景の挿入など編集が最高
演奏が始まると、さらに字幕が出ます。
東京タワーのスタインウェイピアノを弾きにきました。夜景をバックに演奏できて、最高です。
東京タワーは僕の中では、高度成長のシンボルのイメージなので、夜景や楽器、その場の雰囲気から、昭和の名曲「恋におちて -Fall in love-」を選曲しました。
この日は大変多くの方が、聴いてくださっています。夜景を見に来られた方も、ピアノの音色に足を止めてくれます。
この日は、関東のピアニストさんもたくさん弾きに来られていて、久しぶりにお会いできて、たくさんお話もして、とても楽しい時間でした。
きむらたくやさんの動画の中の字幕より
演奏だけだと想像するしかないきむらさんの思いや背景がストレートに伝わってきて、より演奏に入り込めました。
ラストのさびで盛り上げるために、その直前を一度静かに弾くことや、「♪ダイヤル回して手を止めた」の後の「間」を感じて弾くのが、この曲の楽しいところだということも、字幕で語られてました。
動画の字幕で読んだ上で聴き直すと、その静かな部分はより効果的な序章に聞こえるし、サビがより盛り上がって感動的だし、「間」も楽しめるんですよね。
「間」に関しては、そういえばライブ動画でも言われてました。その時は「なるほど、そうかもしれないなー」と思っただけでしたが、改めて実感しましたね。
動画の途中で入る夜景も曲を盛り上げてくれるし、時々入るお客さんの声や咳さえライブ感があり、何度も観たくなるんです。
この時居合わせたお客さま、ほんとにうらやましいです。生だともっと迫るものがあるでしょうね。
曲のピッチ、抑揚が最高
この曲は、他の動画でも演奏されていますが、この東京タワーの演奏は何か違うんです。
他の動画よりも気持ちゆったりで、抑揚が強調されている感じがします。
周りのたくさんの観衆が気持ちよく聴かれている雰囲気もよかったんですかね。
きむらさんも、夜景とお客さまの雰囲気とこの曲の調和を楽しまれているような、いつもより曲により入り込まれているような、そんな印象なんです。
きむらさんが感情を込めて歌うように弾かれているところを観ていると、私も幸せな気持ちになります。そして曲が終わりそうになると寂しくなり、またリピートしてしまう。中毒的な動画なんです。
オリジナル曲「恋におちて -Fall in love-」小林明子
この動画が好きなのは、もともと私がこの曲が好きというのも要因のひとつかもしれません。
私が持っているカセットテープです。
1985年8月31日発売、小林明子さんのデビューシングルです。ざっと35年以上前のものですよ。
ちゃんと巻き戻してないのが生々しいです。私が大雑把で几帳面でないせいもあるんですが、カセットテープ、まさか一般的じゃなくなると思ってなくて、またいつでも聴けると思ってたんですよね。またすぐ聴くからと、カセットデッキから出してケースにしまってたんでしょう。
カセットデッキがある間は時々出して聴いてましたけど、そもそもカセットデッキを手放してから何年経つのでしょうね。もうどうやってデッキが手元からなくなったかも思い出せないです。壊れたからだったか、MDデッキを購入したからだったか・・・今もしデッキが手に入っても、テープが古いものだし、ちゃんと巻き戻して保管してなかったし、もう聴けないかもしれないです。
このカセットテープ。引っ越しや大掃除の時、いつも処分しようか迷ってました。でも捨てられませんでした。
今もですけど、松田聖子さんの大ファンでした。聖子さんのレコードを買うだけでもやりくりが大変だった中、ドラマ「金曜日の妻たちへ」を見てだったか、ベストテンなどで聴いてだったか、全く知らなかった小林明子さんという歌手のこの曲が気に入り、購入したんですよね。
当時は、ちょっと気に入った曲は、FM放送をエアチェックしてカセットに録音するのがほとんどでしたから、わざわざ1000円のカセットテープを購入したのは、よほどのことだったんですよ。
このカセットにはオリジナルカラオケもついていて、よく歌ってもいましたね。たしかに「ダイヤル回して手を止めたぁー」の後の、「I’m just a woman.Ah Fall in love.」の前はちょっと溜めて、気持ちよく歌ってました。自分がちょっと大人になった気分になれたんですよね。
2番の英語歌詞も、英語苦手だったのに、完全に覚えて歌ってました。なつかしい。
うろ覚えですけど、もともと小林明子さんが他の歌手に提供しようとして作曲した曲だったが、一番この曲に合う声が小林さん自身だという話になり、デビューすることになったというような話を、何かの番組で見たことがあります。
確かに、この曲は小林さんじゃないとという気がします。聖子さんも違う気がするし、誰であってもこの雰囲気は出せないかもしれません。
久々に聴きたくなって、Amazon Musicで探したのですが、小林明子さんのこの曲はあるのですが、アレンジが変わったバージョンしかなくて、このオリジナル版は見つかりませんでした。
ないとなると、さらに聴きたくなりますねー。
「ダイヤル回して手を止めた」経験がある方、どのくらいいらっしゃるんでしょう。
私は、何回かありますよ。
中学生の時、好きな人に電話をしようとしたことがあり、ご家族が出られたらなんと言おうとか、本人が出たとしてもどんな用事にしようとか、いろいろ考えてためらいながら、ダイヤルします。
途中までくるっと回すんだけど、ダイヤルがもどらないように手を止めてしまって、そのまま受話器を置いてしまう。
そんなこと、ありました。ダイヤルだから、特に大きな数字や「0」は少し時間のタメがあって、プッシュホンやスマホではない味わいなんですよね。
この感覚、ダイヤル式の電話を見たことのない方だとわからないかもしれませんね。
見たことあっても、使わないとわからないかも。アナログだけどいい時代でしたよ。
そもそも「受話器」という単語もわかるのかな?聖子ちゃんの曲にもいくつか出てくる単語ですけどね。
♪ごめんね 今夜は 受話器 毛布でくるんで眠るから
最後に引く 涙のジョーカー 握りしめて 泣かないでって♪
松田聖子「ユートピア」 Bye-Bye Playboy より
きむらさんは、ギリギリわかる世代だとおっしゃってました。それもこの曲の奥深さを感じられる理由なんでしょうね。
いつも使っているAnker Soundcore 3 Bluetooth スピーカー
ちょっとアフィリエイトさせてもらいます。
きむらさんの演奏も、AmazonMusicも、いつもBluetoothでつないで、こちらのスピーカーで聴いてます。
防水なので、お風呂にも持って入っているせいで、水滴の跡がついてて生活感あふれてます。
リビングはもちろん、キッチン、寝室、屋外といろんなところに持ちまわって、スマホとつなげて気軽に聴けるのがうれしいです。
6000円くらいで購入したのですが、すごくよい音で満足してます。
きむらさんの演奏も、スマホで聴くより断然臨場感が出るんです。
自信をもっておすすめできます。アマゾンと楽天市場のリンクを貼っときますね。
7/10現在、AmazonではPrimeDay先行セールで31%Offの4790円になってました。これはかなりお安いと思います。
まとめ
私はもともとカセットを買うほど好きだったという背景もあって、きむらさんの東京タワーの「恋におちて -Fall in love-」を弾く動画がすごく好きです。
特に夜、ブログを書こうと食卓に座って、何か音が欲しくなると選んじゃいます。
同年代の方でこの動画を見た方なら、わかる人もいらっしゃるんじゃないかな。
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