こんにちは。たけのこです。
王位戦第1局 AbemaTVの師匠解説にほっこり癒される
棋聖戦が後半になりましたが、並行して王位戦が始まりましたね。
どちらも藤井総太竜王名人に佐々木大地七段が挑戦されてます。
過去の記事で紹介しましたが、将棋を指したことがなく、駒の動きやルールもなんとなくしかわからない私でも、将棋を見るのは面白いです。
でも、将棋の内容があまりわからないだけに、封じ手のある2日戦の1日目というのは、序盤~中盤の入り口で終わることが多く面白味が少ないことが多いのですが、昨日の王位戦第1局1日目は神でした。
見どころは対局者の師匠2人によるダブル解説の中の質問コーナー
解説が、藤井総太王位の師匠である杉本昌隆八段(54)と、佐々木大地七段の師匠である深浦康市九段(51)だったのです。
杉本昌隆八段は、藤井総太王位の師匠としてたくさんのメディアに出られています。いつも波がなく優しくて面倒見のよいイメージで、こんな人が師匠だったらのびのび将棋の修行ができるだろうなと想像できる、理想のお父さん的なイメージです。
深浦康市九段は、藤井キラーのひとりで「地球代表」の異名を持たれている実力者です。AbemaTVの師弟トーナメントに出られていて、佐々木大地さんとの動画を見て感じたのですが、こちらもなんでも相談できる優しいお父さん的な人柄に感じました。
ほとんどの時間が女流棋士の方とのペアで解説されるのですが、お2人のダブル解説もあり、解説の合間に、ファンから寄せられた質問に答える企画があったんです。
Abemaさん神企画だなと思いましたが、期待どおりほっこりエピソードがいっぱいでおもしろかったんですよ。
ファンからすると大きな価値がある部分なので、Abemaプレミアムでしか見れないようにすれば加入者が増えそうなものですが、AbemaTIMESでピックアップし、動画も見せてくださってました。
良心的ですね。
弟子のかわいいところは?
悩む杉本八段に対して、深浦九段の話の引き出し方がうますぎます。
杉本八段は、藤井竜王名人に自分の将棋を見てもらっていることや、「勉強になった」と言われたことを挙げられてましたね。「勉強になった」と言われたのを「お世辞だ」としながらも、みんなの前で言ってほしいとお願いしたというエピソードがかわいいです。
将棋以外で弟子に勝てるところとは?
杉本八段は「お酒の量」「車の運転」はよいとして、最後になんと「キノコの食べくらべ」を出してきました。藤井竜王名人はキノコが食べられないですからね。笑いました。
弟子にまつわるプチ悩みは?
自分が対局に負けたのに弟子が勝つと「おめでとうございます!」と言われたり、弟子へのプレゼントが家に送られてきたりするという話ですね。確かに付き人とかマネージャーさんっぽく扱われることが増えているんでしょうね。温かく対応されていて笑ってエピソードにされてるのがほっこりします。
着物にまつわるエピソードは?
弟子がタイトル戦に出るのに、和服をプレゼントしたり、着付けのアドバイスをしたという話です。保護者のようなお2人の心配と、保護者会のような共感の様子にほっこりします。
まとめ
王位戦第1局は現在まだ2日目の対局中で、どうなるかわくわくします。
2日目は決着に向けて確実に盛り上がるので楽しみしかないですが、いつもなら私的にはあまり注目していなかった1日目が、AbemaTVさんの解説人選によりものすごく面白かったです。
実を言うと、王位戦に合わせて休暇を取得するときに1日目だったので迷いましたが、結果大満足でした。
お2人の解説と質問コーナーに癒されながら、Abema師弟トーナメント2022を思い出しました。
深浦九段は佐々木七段を将棋でも引っ張られていて、とても強くて頼りになる師匠だなぁという印象でした。
一方杉本八段は、調子が悪かったのか自身の対局はすべて負けてしまい、将棋では藤井王位に頼りきりな印象でした。ですので、藤井王位が杉本八段の将棋を「勉強になった」と語られていたのが「お世辞」と杉本八段が言われていたのは事実かもしれない・・・と思ってしまったんですよね。
でもそのエピソードを笑いやオチに使える杉本八段って、大人で素敵です。
師弟トーナメント、将棋そのものもですけど、チーム動画も含めて師弟がいっしょにいるときの雰囲気で関係性の想像をするのが面白かったんですよ。Abemaプレミアムに入られていたら検索から見れます。是非チェックしてみてください。
すべての作品が見放題【ABEMA】杉本八段と深浦九段、自分のお父さんのような目で見てましたけど、よく考えたら自分と同世代でした。そしてまさかの、深浦九段が年下と気づいてさらに驚きました。どこかおじいちゃん的な目で見てたんですよね。失礼しました。
でもお2人とも、素敵なお弟子さんを持ち、自身も現役で活躍できて、幸せですよね。お弟子さん同士のタイトル戦対局も続きますし、また解説での共演して、ほっこりエピソードを引き出し合ってほしいです。
知れば知るほど、将棋界の魅力を感じます。たくさん放送してくれるAbemaTVさん、ほんとにありがとうございます。
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