いや~よかった。現地観戦できて幸せでした。まさか23000人以上の観客とは。
最高でした。ルヴァンカップ準々決勝、第2戦ホームゲーム。
サンフレッチェ広島は湘南ベルマーレを相手に、4対1での快勝。
2戦合計6対4、見事に逆転でベスト4進出を決めました。
試合の流れ
第1戦で負けているところからのスタート。1点差での勝利なら延長戦。2点差以上で勝たなければ、勝利にならない難しい試合です。
そんな中、開始23分に、加藤陸次樹選手が先制。
押しているように見えたのに、なんと37分に追いつかれ、振り出しではなく、マイナスの状態に逆戻り。「考えたくないけど、もしかしたら厳しいかもしれない…」と胸がざわつく瞬間も。
それでも後半、中村草太選手の投入で流れが変わります。PK獲得、そして決勝点となるジェルマンのゴールをお膳立て。存在感がすごすぎました。
アディショナルタイムにはまさかの連続ゴール。ジェルマン選手の叩きつけるようなヘディング、さらに中野就斗選手のミドル弾。延長を覚悟していた時間帯だっただけに、スタジアム全体が震えるような歓喜に包まれました。

感想
完全にエース 中村草太選手
この前のアウェイでの第1戦。中村草太選手が不在で、敗戦。何度、いてくれたらと思ったことか。いらっしゃらないと、何か物足りなく感じてしまいます。だから、そりゃあ出場してほしいのは山々ですけど、怪我ということだったし、無理して悪化でもしたら大変です。
「後半から出場」と知り、私はもう「お母さんみたいな気持ち」になっていて、わくわくより心配が上回ってました。
だけど、しみじみ。「エース」って、こういうことなんですよね。PKをとる回数が多いのとか、クロスをあの位置にあの高さで蹴って、ゴールを決めてくれる選手が現れるのも、持っているからでも偶然でもない。
ほんとにすごい選手ですよね。しかもビジュアルも最高。かっこいいし、かわいいし、こんな選手がサンフレッチェ広島所属なの、誇りです。

伝わってきた、得点への意識
特に伝わってきたのが、佐々木翔選手、塩谷司選手の攻め上がり。大きなクロス展開。何度も見せた、田中聡選手の速い縦パス。中島洋太朗選手の、合わせる選手が感じていればと思うスルーパス。ピッチに立つ選手はみなさん「得点するぞ、勝つぞ」と伝えてくるプレーを見せてくれました。
1層の席からだったかもしれませんが、いつも2層から見ているリーグ戦より、私には強く伝わってきてました。
観客もまた、リーグ戦と変わらない、もしかしたらそれ以上に熱気を帯び、まるでお祭りのような夜でした。


山﨑大地選手
第1戦をテレビで見た時には、荒木隼人選手と比べてしまうと不安なシーンがいくつかあった印象だったのですが、この試合を現地で見て、全く違和感なかったです。
塩谷選手と佐々木選手がベテランもベテランなので、そろそろ若いDFがその存在を脅かしてほしいところ。山﨑選手は、その1番手になってほしい選手です。広島出身かつサンフレユース出身ですし、ほんと期待してます。
中野就斗選手といっしょにプレーされてるの、特によかったです。パスを送るとこも何回もあって、あぁ気持ちが通じてるんだろうなぁって思いながら見てました。試合後、どんな話をされたんでしょうね。


松本大弥選手
湘南ベルマーレの松本大弥選手。前回のルヴァンカップ、アビスパ福岡戦では、広島でスタメンで出場されていたのになぁ、と思うと、対戦相手選手として紹介された時には複雑な気持ちになりました。
試合前練習の姿を双眼鏡で見たときも、寂しさの方が大きかったです。
でも、試合に入ってユニフォーム姿になり、対戦相手選手として見たら、広島にいた頃よりも逞しく、大きく見えました。堂々とピッチに立つ姿は、眩しいくらいかっこよく見えました。なんでしょう。自信に満ちてる雰囲気というんでしょうか。「よい移籍になったのだなぁ…」と思わされる姿でした。


できれば広島で活躍して欲しかったけれど、こうなったら湘南サポさんたちから人気になって、チームの絶対的な中心選手になってほしいです。
あいさつで全方向の席を回ってくださったの、うれしかったです。


座った席
私の席は、いつもと違う1層。コーナーの114ブロックでした。サウスサイドに近くて、歌も手拍子も、いつも以上に全身で応援できました。
レジーナの試合の時には座ったことがあったのですが、トップチームの試合では初めてでした。
2層から見ることができない、サンチェ、フレッチェの姿がよく見えました。


緊張したのが、ウォーミングアップされる控え選手がすごく近いんです。双眼鏡で見ると、大好きな菅ちゃんや、木下選手がアップで見れました。かっこよかったですよー。素敵すぎて、ファンサを受けたりで近寄るのは緊張するから、このくらいの距離で見られるのは最高でした。ずーっと双眼鏡で見てたので、写真撮るのを忘れてて、菅ちゃんは後ろ姿しか撮れてませんでした。


ふと見上げれば、屋根に切り取られた四角い空。流れる雲が一枚の絵のように表情を変えていきます。


ペンライトの光が間近に迫るナイトゲームの迫力もまた格別でした。また、音響連動型のペンライト、欲しくなりましたよ。




驚きの入場者数
多くても2万人は行かないかも・・と思い込んでたんです。
だから、このブログでも「現地行きましょう」と呼び掛けてみたんですけど、なんと23000人以上の入場者数。


シーズンチケット使えない試合なのに、ほとんどJリーグの試合と変わりませんでした。
しかも、私のブログ記事を読んでくださったのは、3人だけ。全くなんの役にもたたなかったです。
でも勝ったし、現地最高だったし、結果よかったです。
勝ったということは、次の準決勝があります。ホームゲームもあるので、また観戦できる試合が増えました。チケットの発売日をチェックしなくては。今回の試合で、次もまた観客が多いかもしれませんが、シーズンチケット先行で購入できるので、安心です。
トーナメントゆえ、引き分けでは終われない一戦。重みと緊張感の中でつかんだ、この劇的な勝利。
「行ってよかった」心からそう思える夜でした。
勝利後の、みんなが明るいコンコースの雰囲気や、アストラムラインに乗ってからも聞こえてくる試合の明るい感想。すべてすべて最高でした。
選手のみなさま。あのとんでもない暑い中、よい試合を見せてくださって、ありがとうございました。満足度MAXレベルでした!
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