【50代女性】新卒で入った会社でどうやって30年SEで働き続けられたのか。辞めたかったことは?

仕事

こんにちは。たけのこです。

会社、辞めようと思ってませんか?

どうやったら続けられるのか、模索してませんか?

私は、新卒で入ったシステムの会社で、30年働いています。

辞めたいと思ったこと、何回もあります。

どんなことで辞めたくなって、どうやって続けられたか、シェアします。

参考にしてくださいね。

この記事読んだらわかること

  • 30年働いていると、どんな出来事が起こり辞めたくなるのか。
  • どうやって辞めずに続けられたのか。

新卒で入った会社でどうやって30年SEで働き続けられたのか

辞めたかった出来事 SEなのに7年間、システム開発に携われなかった

私は、大学では教育学部で、システムの知識はゼロで入社しました。

他の会社の内定がもらえず、今の会社に入社するしかなかったためです。

なぜ入社試験を受けたかというと、ホテルで実施された合同企業説明会に参加した時、たまたまブースがあり、話を聴いて、試しに受けた1社目でした。

たまたま合格したのは、「小論文の評価がよかったから」とのことでした。

そんな経緯でなんとなく入ったため、同期入社の人たちには新入社員教育の理解度で遅れをとり、その評価のまま配属された部署で、ワープロ打ち、コピー、納品物整理ばかり行っていました。

今考えると、ひどい職場ですけどね。その頃は、自分ができないから仕方ないと思っていました。

所属に配属された同期の中で、唯一の女性であったことも関係したかもしれません。

そんなこんなで、同期はもとより、後輩にも馬鹿にされながらも7年もそんな生活でした。

いつも悔しくて、辞めたかったです。

なぜ辞めなかったのか

学生時代、「かぐや姫」の「神田川」のような貧乏学生だったんです。

1万円の貸間アパート。トイレと台所は共同のものが廊下にあり、お風呂は銭湯通い。

周りの同級生は4~5万のマンションに住んでいたから、つらくて。

とにかく自分の力でお金を稼がなければ!という気持ちが強かったんです。

大学で教員免許は取っていたけど、子供が嫌いで教員になるのは無理だとわかっていたので、入った会社で頑張るしかない、と信じていました。

また、27歳の時に、4年間付き合っていた人と結婚することになりました。

主人が共働きを望んでいたので、できればそのまま働きたい気持ちがありました。

だから、辞めたいとは思うけれども、実際に辞めることはできませんでした。

辞めたかった出来事 30歳で部署異動になり、システム開発に携わったが、周りについて行けなかった

入社してからずっと、ワープロ打ちや、コピーとりや、仕様書書き(出来上がったプログラムから、納品のために書き起こすもの。あまり意味はない。)ばかり行い、自分でプログラムロジックを組み立てたことがありませんでした。

しかし、別の部署の社員が退職し、後任の社員を探しているという話があり、私の所属していた部署で誰かを異動させるということに。

「いらない子」として私が選ばれ、部署異動することになりました。

私も元の部署に未練は全くなかったため、異動を快諾したんです。

異動先の部署では、初めてシステム開発のメンバーに入れてもらい、プログラムを作る機会がもらえました。

言語は、Visual Basic、C言語、Perl、PL/SQLなどです。

データベースはOracleを使っていたので、テーブルの作成、削除などもできるようになりました。

最初はうれしかったんですが、もう8年目なのに、プログラム作成経験が少なく、プログラム作成が遅く、嫌な思いをしました。

いじめられていたと言っていいと思います。

体力限界ので残業して頑張ったりもしましたが、「できないレッテル」を完全に貼られていたと思います。

悔しくてやめたかったです。

なぜ辞めなかったのか

貧乏に戻りたくないので、石の上にも3年はがんばろうと、とにかく居座りました。

もう限界かもしれないなと思った時に育児休業とりました。

正直、逃げたのも半分あります。

出産後は、SEから庶務になっている先輩もいたので、自分もそうなれるかも、という気持ちもありました。

しかし、庶務になれた人は辞めないので、すでに飽和していたのか、そのような打診はありませんでした。

1年間育児休業は取らせてもらいましたが、引き続きSEとして働くことになりました。

子供が小学校3年生になるまで時短勤務ができ、SEの中では比較的軽めなポジションを割り当てられていました。

社員なのでプロジェクトリーダーになることはありましたが、優秀な派遣社員を付けてもらえ、なんとか乗り切りました。

辞めたかった出来事 上長が変わった途端、周囲グルでモラハラされた

異動先の部署で、育児休業を挟んで8年くらい働いていました。

レベルは高くないですが、割り当てられた仕事については、それなりにはこなせるようになっていました。

なんとか組織に入ってやっていけているつもりだったのですが、思いかげないことがありました。

よい方だなと思っていた課長が異動になって、次の課長が着任したとほぼ同時に、周りがグルになって私に対してモラハラを始めました。

主導していたのは、隣のラインの係長。以前、彼が主任だった時代に、同じ仕事に携わったことがありました。

その頃から嫌いだったのか、何がきっかけだったのかわかりませんが、周りを手下にし、集団で陰湿なハラスメントをしてきました。

  • 配布物は、必ず私が席を空けた時に投げるように置く。
  • 打ち合わせに呼ばない。
  • 情報を共有しない。
  • みんなにわかるように「仕事ができない」旨の評価を言う。
  • 曖昧な指示をして、何をしても「そんなこともわからないのか」「常識だろう」と馬鹿にする。

周りにはわかりにくいよう、私だけにわかるよう、陰湿な嫌がらせは続きました。

最初はなぜそんなことをするのだろうと思いましたが、そのような日々が続くと、だんだん自分が悪いんじゃないかと考えるようになりました。

めまいで歩けなくなったり、眠れなくなりました。

心療内科にも行き、休職した方がよいと言われました。

苦しくて、助けてほしくて、新しい課長に、自分に起こっていることをすべて話し、相談しました。

その結果、「〇〇さん(係長)は、そんなことをする人ではない。おそらく君の勘違いだ。もし本当なら、君が悪いんだろう。」と言われました。

絶望しました。

なぜ辞めなかったのか

この時が、最大のピンチでした。

転職サイトにも登録したくらい、心から辞めたかったし、辞めないと命の危険も感じました。

しかし。

おそらく、係長は、私を退職に追い込みたいのだと思いました。

私が退職すれば、おそらく喜ぶんだろう。そう思うと、悔しすぎて、絶対辞めてやらないと思って耐えました。

心療内科の先生に休職を勧められても、「休職はしたくありません」と言って、薬を飲んでしのぎました。

課長には、

「もう私が悪いということでいいです。しかし、私は本当にハラスメント受けています。異動させてください。このままこの部署にいなければならないのなら、総務部に訴えに行きます。」

と言いました。

すると、すぐに異動の内示をもらえました。

地獄のような部署から、逃げることができました。

辞めたかった出来事 仕事をしないフリーライダーにターゲットにされいじめられた

異動先の部署では、いい人ばかりでほっとしていたのですが、3年経ち、明らかに仕事をしないフリーライダーのおじさんが異動してきました。

最初はそうでもなかったのですが、徐々に私をターゲットにしてきて、打ち合わせの場では私の言うことに対してすべて否定、非難してくるようになりました。

そのほかの人は、多少助けてくれたのですが、そのおじさんがあまりにも異常な言動なので、みんな疲弊していました。

なぜ辞めなかったのか

その前の部署で受けたモラハラよりは、まだマシだったため、こんなことで辞めるのは馬鹿らしいと思い、退職は全く考えませんでした。

周りから見て、明らかにその人が浮いており、その人のほうがおかしいのがはっきりしていたため、自分が悪いなどとは全く思わなかったことも、比較的楽でした。

辞めたかった出来事 管理職になり、大量の仕事とできない部下たちに疲弊(Now)

現在はこんな状態です。

傾向として、比較的平和な数年の後、大変な状態が回ってきます。

今回もピンチではあります。

自分も仕事ができるほうではないのに、その私から見ても驚くくらいできないアラフィフの方々がたくさん現れました。

まだ若くて、フォローしていけばよい方向に行ってくれるならよいのですが、アラフィフになると、もう人を変えることはできません。

ただただ、疲れてます。

どうやって乗り越えるのか

ここまでくると、定年も近いですし、こんなことで辞めようとは思いません。

50代なので転職も難しいですし、割り切って、できるだけ我慢して、時が経つのを待ちます。

まとめ

振り返ってまとめてみると、大変なことばかりでした。

どこの部署に異動しても、怖い人、おかしい人が発生し、結構な確率でターゲットになります。

人にあまり強くものが言えない、繊細で自分を責める気質が、そのような輩を呼ぶのだと思います。

どうにもならなくなったら、外部的な要素がきっかけでその場を離れられたり、時には自分から堂々と逃げつつ、どうにか30年過ごしてきました。

誇れることがあるとしたら、「辞めなかったこと」くらいですが、何かを続けるって難しいと思います。

会社の人たちって、全員が仕事ができるわけではないです。

労働組合がありクビになりにくい会社なら、驚くほど仕事ができないけどプライドだけは高い人たちが、たくさんいます。

そんな中生き抜くには、なにがなんでも「辞めない」、どうしようもなくなれば「逃げる」、ただ「時が経つのを待つ」これです。

ただ、転職できそうな若い方は、早めの決断もいいと思いますよ。

私も辛かった時、リクルートに登録しました。結構たくさん紹介が来ましたよ。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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