人間関係リセット癖について思うこと

雑記

気がつけば、昔の友人が全くいない。
たまに向こうから連絡が来ても、スルーしてしまう。

「私って、どうしてこうなんだろう?」
「私って、だめな人間なのかな。」

日常生活に困るわけではないけれど、ふとそんな自分を自覚して、嫌になる。

そんな方、いらっしゃいませんか?

リセットは、珍しいことじゃない

私もその傾向があって、ずっと自分は変わってるんだろうなと思っていました。でもこんな人は、意外といるのだそうです。

「人間関係リセット症候群」っていうらしいですね。

同じような傾向を持つ人が、そこそこいると知ると、ちょっとホッとしますよね。

リセットの仕方や、リセットの度合いはいろいろみたいですけどね。

私の場合、人間関係リセットのために転職したり引っ越ししたりまではしないけど、環境が変われば、変わる前に親しくしていた人とは、疎遠になります。

そして、「久しぶりに会う」ってことは、ほぼしません。誘われても断ってしまいます。

「今」を大切にしている証拠

そりゃあ、一度親しくなった人たちだから、ずっと親しくし続ける方がよいことは多いのかもしれませんけどね。

自分のそういう傾向に気づいてから、若い頃は悩んだこともありました。でも最近は、自分を苦しめない考えに変わってきました。

人付き合いにもキャパってあると思うし、できる範囲でいいんじゃないかなって。

長く続けるのが得意な人もいれば、環境が変わったらすっぱり切り替える人もいる。

それだけの違いで、どちらが正しいというものでもないんじゃないかなって。

過去の人間関係に執着せず、今、そばにいて安心できる人を大切にしているだけだって。

居心地の悪さからの卒業

よくよく振り返ると、リセットした相手とは、本当の意味で「居心地が良い」と思えてなかった気がするんです。

「一緒にいて楽しい」「心がラク」よりも、「なんだか疲れる」「本音を出せない」が勝っていた。

でもその時を過ごすためには、頑張って居心地よさそうに、楽しそうに、普通に、振る舞う必要があった。

だけど、その時を過ごす時間は終わった。
だから自然に、その人たちから卒業したんです。

もちろんいつだって、その時がリアルタイムである時は、そんな意識はなかったんですけどね。

なぜ続けなかったのか。続けるチャンスがあっても戻らなかったのか。

振り返ると、「ずっと疲れていたから」な気がします。

なぜ、疲れていたのか

では、なぜそんなに疲れていたのか。

振り返ってみると、いつも周りを気づかっていた気がします。

言い方ひとつにも気を配り、相手が嫌な気持ちにならないように言葉を選ぶ。

自分が思っていることではなくて、相手が期待しているであろうことを、言う。

行きたくない場所でも、相手が来て欲しいと思っていると感じたら、無理してでもついて行く。

そうやって「期待に応えてくれる人」「いい人」でいようと頑張っていたんです。

そして、気づけば疲れ切ってしまっていた。

だからこそ、その人たちとの関係を、離れてまで続けるのは、つらい。

たまに会っても疲れてしまう可能性が高い。それなら、続ける意味がないように感じるのも自然なことです。

なぜ、「いい人」でいようと頑張るのか

ではなぜ、「いい人」でいようと頑張ってしまうのか。

相手への思いやりな気もするし、自分に自信がないだけな気もします。

偽りの自分でないと、受け入れてもらえないのではないかと、恐れている気もします。

単に、そういうコミュニケーションの取り方しかできないだけ、な気もします。

親が厳しかったからかもしれないし、学生時代の友人関係からそうなった気もします。

それら全部の影響かもしれないです。

本当に大切な人は残る

そんな私でも、ずっと続いている大切な人はいます。
それだけだと、根拠にならないかもしれないですけど。

人間関係をリセットしがちな人でも、心地よく、ずっと関わっていきたいと思える、安心感をくれる人はちゃんと残っているのではないでしょうか。

この人だけは残そう、とか意識していたわけではない。でも、自然に付き合いを続けられている。

その人が期待しているであろう「自分」ではなく、素の「自分」でいられる。

その人といる時は、「その人」中心ではなく、「自分」中心でふるまえる。

あなたにも、きっとそんな人がいるんじゃないでしょうか。

自分のスタイルで生きていい

たとえ「全くいない」としても、ひとりでいるのがすごく幸せなら、それもいいんじゃないでしょうか。

人間関係を続ける人もいれば、リセットする人もいる。

いろんな“スタイル”があって、優劣なんてない。

何が幸せなのかは、わからない。おそらく人によって、違うもの。

だから、自分を責めたり悩むのはやめよう。最近は、そう思ってます。

どの程度か自覚していなくても、今の環境でも毎日たくさんのエネルギーを使って、疲れている。

その上、たまにであっても、過去の人間関係でも頑張るのは、キャパ的に厳しい。
人間関係のリセットをする人は、自分を守っているのだと思うんです。

「人間関係をリセットしてしまう私はダメかも」ではなく、
「私は安心できない関係を続けないタイプなんだ」
そう思えば、心はぐっと軽くなるんじゃないでしょうか。

相手はどう思っているのか

自分が気にしないようになる考え方ばかり書いてきましたが、時々、関わらなくなった相手はどう思っているのかと考えることがあります。

私の感覚では、あまり気にしていない人が多いのではないかと思いますね。

基本、「去る者は追わず」じゃないかなぁと。もちろん、どのくらい親しかったかにもよるし、その人の考え方にもよるのでしょうけどね。

相手からすごく必要とされていたような場合は、影響を与えている可能性はありますけれど。

そんなに必要とされていたなら、自分も関わり続けたいのでなければ重いでしょうからね。より、リセットにつながる可能性が高いかもしれないですね。そうなれば、相手に迷惑をかけてしまいます。難しいですね。

かといって、必要とされているから無理し続けられるかといえば、それも難しいのだから、互いに気にせず生きていけるよう、感情をコントロールするしかないんじゃないんでしょうかね。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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