テレビを見なくなった私が、久しぶりにはまりそうなドラマ『Tシャツが乾くまで』

雑記

最近、テレビをほとんど見なくなった。

見たい番組がまったくないわけではないけれど、決まった曜日の決まった時間にテレビの前に座り、毎週続きを待つようなことは、ずいぶん少なくなった。

そんな私が、久しぶりにはまりそうなドラマがある。

TBSの金曜ドラマ
『Tシャツが乾くまで』だ。

金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』|TBSテレビ
TBSテレビ 金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』のはじめにのページ。毎週金曜よる10時放送。出演は蒼井優、中島歩、高橋文哉、夏帆、松山ケンイチほか。二組の夫婦の喪失から始まる“愛”と“秘密”の物語

生方美久さんのドラマは見逃せない

このドラマを見ようと思った一番の理由は、脚本が生方美久さんだからだ。

私は『silent』以来、生方さんが脚本を担当されるドラマをチェックしている。

生方さんのドラマは、設定が少し変わっている。

ただ恋をするとか、誰かと別れるとか、家族の問題を乗り越えるとか、ひと言では説明できない人間関係が描かれる。

登場人物が何げなく話していた言葉が、あとになって別の意味を持ってきたりする。

最初はよく分からなかった場面が、何話か先でつながったりする。

「そういうことだったのか」

と気づいたとき、もう一度最初から見返したくなる。

分かりやすい悪者がいて、その人を倒せばすべて解決するような話でもない。

誰かの言い分を聞けば、その人の気持ちも分かる。

でも、別の人から見れば、やはり身勝手に見える。

そんな簡単に答えを出せない人の感情を、ずっと考えながら見ることになる。

それが、生方さんのドラマの面白さだと思う。

タイトルからは想像できなかった展開

『Tシャツが乾くまで』。

最初にタイトルを見たときは、静かで穏やかな日常を描くドラマなのかなと思った。

ところが、物語は二組の夫婦が事故に巻き込まれるところから大きく動き始める。

幸せだったはずの日常が突然崩れ、愛する人が抱えていた秘密が少しずつ見えてくる。

穏やかなタイトルからは想像できない、不穏な物語だった。

第1話から情報量が多く、

「この人は何を知っているのだろう」

「この言葉には別の意味があるのではないか」

「見えている関係が、本当の関係とは限らないのではないか」

と、気になることが次々に出てきた。

世間の感想を見ても、「予想外だった」「情報量が多い」「考察したくなるドラマ」といった声が多いようだ。

分かる。

これは、ただ物語の続きを見るだけでは終わらないドラマだ。

誰かに共感するための物語ではないらしい

公式サイトで、生方美久さんは、この作品について、共感や感動を目指した物語ではなく、人間観察の感覚で楽しんでほしいという趣旨のコメントをされている。

この言葉も、とても気になった。

ドラマを見るとき、私たちはつい、

「この人の気持ちは分かる」

「この人の行動は許せない」

と、登場人物を自分の基準で判断してしまう。

けれど、このドラマでは、その判断が何度もひっくり返されるのかもしれない。

最初は理解できなかった人の行動が、事情を知ると少し違って見える。

反対に、いい人だと思っていた人の中に、身勝手さや嘘が見えてくる。

人は一面だけでは分からない。

自分の中では筋が通っていることも、他人から見れば不自然だったり、残酷だったりする。

誰か一人に感情移入して見るというよりも、少し離れたところから、

「人間って、こういうところがあるよなあ」

と観察するドラマなのかもしれない。

蒼井優さんたちの会話を見ていたくなる

主演は蒼井優さん。

中島歩さん、高橋文哉さん、夏帆さん、松山ケンイチさんと、出演者も気になる人ばかりだ。

大きな事件や秘密も気になるけれど、生方さんのドラマでは、登場人物同士の会話も楽しみの一つになる。

何げない雑談のように見えて、その人の考え方や人との距離の取り方が表れている。

言っていることよりも、言わなかったことのほうが気になる場面もある。

沈黙や表情まで含めて、あとから意味を持つことがある。

だから、スマートフォンを見ながら流し見するのではなく、できるだけ集中して見たくなる。

テレビをほとんど見なくなった私を、毎週テレビの前に座らせるとしたら、こういうドラマなのだと思う。

ドラマのあとの考察動画までが楽しみ

そして、ドラマが終わったあとには、もう一つ楽しみがある。

ドラマ考察系YouTuberさんの動画を見ることだ。

自分一人で見ていると、どうしても気づけることには限界がある。

背景に置かれていたもの。

登場人物が着ていた服。

何げなく映った写真。

以前の場面とよく似た構図。

登場人物が選んだ言葉。

考察動画を見ると、

「ああ、そういうことか」

「そこまで考えて見ていなかった」

「なるほど、次はそうなるのかもしれない」

と、新しい発見がある。

もちろん、考察がすべて当たるわけではない。

むしろ、外れることも含めて面白い。

次の放送までの一週間、

「あの人は本当は何を考えていたのだろう」

「あの場面は伏線だったのではないか」

と、いろいろ想像できる。

一人でドラマを見るより、何倍も楽しめる気がする。

また一週間を待つ楽しみができた

配信サービスなら、見たいときにまとめて見ることができる。

それは便利だけれど、毎週一話ずつ見るドラマには、別の楽しさがある。

続きが気になるまま、一週間待つ。

その間にほかの人の感想を読み、考察動画を見て、自分なりの予想をする。

そして次の放送で、予想が当たったり、思い切り裏切られたりする。

以前は当たり前だった、そんなドラマの楽しみ方を、久しぶりに思い出した。

『Tシャツが乾くまで』が、これからどこへ向かうのかは、まだ全然分からない。

誰を信じればいいのかも分からない。

タイトルの意味も、きっと今見えているものだけではないのだろう。

でも、だからこそ次が気になる。

テレビをほとんど見なくなった私に、久しぶりに毎週金曜日を楽しみにさせてくれるドラマになりそうだ。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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