しがない数学徒さんが、志望校を変更された。
東京科学大学医学部から、東京大学理科三類へ。
雷獣チャンネルで発表された動画を見て、
「えっ、理三?」
と驚いた。
東京科学大学医学部だって、私から見れば想像もできないほど難しい大学だ。
そこからさらに東大理三へ。
医者になる目的からすると、医学部には入ることができればよい気がするけど、
なぜ、あえてさらに高いところを目指されるのだろう。
その理由を聞いて、ますます応援したくなった。
「高い壁に挑みたい」
しがない数学徒チャンネルでも、志望校変更についてご本人が話されていた。
理由は、とてもシンプルだった。
「高い壁に挑みたい」
そして、受かるか受からないかギリギリのところで勝負することで、そこでしか出せない自分の本気を出してみたいのだという。
この言葉が、とても印象に残った。
しがない数学徒さんが本気になったら、どこまで行かれるのだろう。
それを見てみたいと思った。
しがない数学徒さんを知ったのは数年前
私がしがない数学徒さんを知ったのは、数年前だった。
灘高校から岡山大学理学部数学科へ進学されたという経歴を知り、興味を持ったのがきっかけだった。
動画を見ていくと、中学時代にはかなり勉強されていたものの、高校に入ってから勉強への意欲を失われた時期があったことを話されていた。
岡山大学へ進学された後も、卒業までには少し時間がかかった。
そんなご自身の経歴についても、YouTubeでは率直に話されていた。
そのしがない数学徒さんが、27歳になった今、医学部再受験を始められた。
それだけでも驚いたのに、今度は東大理三。
ずっと動画を見てきた一視聴者としては、気にならないわけがない。
昔とは「完全な逆」
雷獣の動画の中で、とても印象に残った話があった。
以前のしがない数学徒さんは、
勉強すれば成績が上がることは分かっている。
でも、もう成績を上げたいとは思わない。
そんなことを話されていたという。
ところが今は「完全な逆」。
成績を上げたくて、そのために何をすればいいのかも考えておられる。
国語、英語など、まだ伸ばせるところも具体的に分析されていた。
理三を目指すと決めてからは、さらに勉強のギアが上がり、隙間時間にも勉強されているという。
同じ人なのに、こんなにも変わるものなのか。
そこが私は、とても興味深かった。
「努力不足」と言えないところまで
ご本人のチャンネルでは、さらに印象に残ることを話されていた。
もし不合格だったときに、
「努力が足りなかったから」
とは思えないくらいまでやりたいという。
そこまでやって、それでも届かなかったときには、才能が足りなかったと思えるようにしたい。
そして、そこまでできたなら、不合格だったとしても自分の中では今回の受験は「勝ち」だと思える、と。
おっしゃる意味は分かるけど、自分では生み出せない話だなと思った。
何かに対して、そこまで本気で取り組んだことがないからだと思う。
努力不足という言い訳さえできないところまで努力する。
どんな感じなのだろう。
だから余計に、その半年を見てみたいと思った。
駿台全国模試では理三A判定
もちろん、何の根拠もなく突然、理三を目指すことにされたわけではない。
もともと目指されていた東京科学大学医学部については、過去問などを解いて、かなり手応えを感じておられたという。
そして駿台全国模試では、東大理三がA判定。
雷獣の動画でも、
「行けんのかい」
という反応が出ていた。
私には模試の成績を見ても、それが理三受験生の中でどの程度のものなのか、本当のところは分からない。
ただ、理三を目指すという話が単なる思いつきではないことだけは分かった。
東大の問題を解くのが「楽しい」
もう一つ、いいなあと思ったことがある。
しがない数学徒さんは、東大の問題を解くこと自体が楽しいと話されていた。
そして、
「受験生活が本当に楽しくなっています。最近、本当に幸せです」
とまで言われていた。
高校時代には勉強への意欲を失われていた方が、27歳になった今、受験勉強を「幸せ」と言われている。
なんだか不思議だ。
人は、何歳からでもこんなふうに変わることがあるのだろうか。
私はもうすぐ60歳だけれど、そんな姿を見ると少しうらやましくもなる。
本気になれるものがある。
もっとやりたいと思える。
高いところを目指したくなる。
それだけ夢中になれるものに出会えたこと自体が、素敵なことのように思えた。
秋の模試によっては元に戻す可能性も
理三に変更されたからといって、何があっても理三を受けると決めているわけでもないようだ。
雷獣の動画では、秋の模試の結果によって厳しいと判断すれば、東京科学大学医学部へ戻すことについても話されていた。
戻せるような勉強もしておきたいという。
私は、この考え方を聞いて少し安心した。
理三を目指す。
でも、これからの結果を見ながら判断する余地も残されている。
秋にどんな判断をされるのかは分からない。
そのまま理三を目指されるのかもしれないし、東京科学大学医学部へ戻されるのかもしれない。
どちらになっても、私は応援したい。
なぜか母親みたいな気持ちになる
私はしがない数学徒さんとは、もちろん何の関係もない。
ただYouTubeを見ている一視聴者だ。
年齢だけなら、おそらくお母様くらいだろう。
だからなのか、
頑張ってほしいなあ。
体調を崩されなければいいなあ。
模試でいい結果が出ればいいなあ。
そんなことを思いながら動画を見ている。
ただただ、
すごいことを始められたなあ。
と思って見ている。
半年後、どんな結果になっているのだろう
動画の最後に、しがない数学徒さんは、
「この半年はYouTuberより完全に受験生」
と話されていた。
そして、
「半年後、いい結果を報告します」
とも。
どうなるのだろう。
理三に合格されたら、それはもう、とんでもないことだと思う。
でも私は、結果だけでなく、これからの半年も見ていたい。
高校時代には勉強への意欲を失われていた方が、27歳になって、
「高い壁に挑みたい」
「自分の本気を出してみたい」
と思われた。
そして実際に、そのための勉強を始められている。
本気になったしがない数学徒さんが、どこまで行かれるのか。
ただの一視聴者だけれど、
その挑戦を、これからも見守らせてもらいたい。
そして半年後、
どんな報告をされるのかを楽しみに待ちたい。
しがない数学徒さん、応援しています。





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