25年使ったミノルタ双眼鏡と、そろそろお別れを考えている話

ミノルタ ACTIVAZOOM 雑記

25年ほど前に購入したミノルタの双眼鏡

首、痛くないですか?

私は痛いです。とくに観戦終盤。

原因は明らか。重たいんですよ、双眼鏡が。

私が今使っている双眼鏡は、ミノルタ製 ACTIVA ZOOM。

ミノルタ ACTIVAZOOM

買ったのは、たしか25年くらい前。

ニコンのものと迷って、「少し安かったから」という理由でミノルタを選んだ記憶があります。

価格はたしか、14,000円くらいだったかな。

あのとき、私は若かった。

首も強かった。視力もたぶん、今より良かった。

それから四半世紀。

このミノルタの双眼鏡と一緒に、いろんな試合を見てきました。

元々は、中村俊輔選手を見たいために購入したもの。

横浜国際や三ツ沢まで遠征していて、その時に少しでも大きく見たくて、購入に至りました。

8倍から22倍まで倍率を変更できます。

基本は8倍で見るんですけど、試合前の練習の時には、22倍にして表情をアップで見たりしてました。

懐かしいです。

最近感じている「曇り」と「重さ」

基本的におおざっぱな性格で、見えてたらいいくらいの感覚の人なんですけどね。

最近、なんだか視界がもやっとするのが気になってきました。

曇ってるというか、かすんでるというか。

ピントは合ってるのに、なんとなく全体が白っぽい。

これは……レンズの中に時間が積もっているのかもしれません。

そして何より、重い。

本当に重い。

バッグに入れて運ぶときもずっしり。

首から下げて観戦してると、いつのまにか肩こりと頭痛の二重奏。

もうね、推しのプレーを見て「うわっ最高!」ってなってるはずなのに、

同時に「痛っ、首……」ってなってるの、情緒が忙しすぎます。

楽天市場で双眼鏡を検索

というわけで、最近ちょこちょこと、楽天市場で双眼鏡を検索するようになりました。

ありますよ、軽くて小さくて、5000円以下の購入しやすい価格帯のもの。

でもね、聞いたことないメーカーばっかりなんです。

レビューはそれなりについているんだけど……

うーん、なんかこう、決定打に欠けるというか。

私が安心できるのは、やっぱり聞いたことのある名前。

ミノルタはなくなったみたい。ならニコンとか。

これってもう、年齢のせいですかね(笑)

どうせ買うなら、クリアに見えて、首に優しいものがいい。

出せる予算は、できれば1万円前後くらいで抑えたい。

でもまだ踏ん切りがつかなくて、ミノルタを肩にのせたまま、

「やっぱまだいけるかね?」って話しかけたりしています。

買い替えに踏み切れない理由

それにしても、こんなに迷うとは思ってなかったんです。

25年も一緒にいたら、情が湧きますよね。

楽天で「双眼鏡 軽い」とか「1万円 おすすめ」とか検索してると、

「これよさそうじゃない?」ってのは、いくつも出てくるんですよ。

でも、なかなか買えないんです。

なんというか、「手放す」ことの寂しさに引きずられてしまう。

サンフレッチェのJ2降格も、3度の優勝もこれを通して見たし。

このミノルタの双眼鏡と一緒に見てきたのは、サッカーだけじゃありません。

エディオンピースウイングなんて、もちろん最近の話で、

もっと前、もっと若かったころ、

この双眼鏡を持って、大好きな聖子ちゃんのコンサートにも行ってました。

豆粒みたいなステージの上で、

ピンクのドレスがふわっと揺れるのを、必死に追いかけてた。

あのとき見えた笑顔とか、

ファンライトの波の中で聴いた「瑠璃色の地球」とか。

双眼鏡のレンズ越しに見てたあの景色は、

いまでもまぶたの奥に残ってるくらい、鮮やかです。

嵐のドーム公演も、この双眼鏡といっしょでした。

遠くて見えない表情も、この双眼鏡の中ではっきり見えてたんですよね。

丸い視界の中に、大野くんが確かにいました。

思い出すと、いろんなイベントに連れて行って、

「やっぱりあってよかった」って思わせてくれたんです、この双眼鏡。

それだけの“時間”が詰まってる。

25年という数字よりも、“思い出の密度”が重たいんですよね。

おそらく買い替えしても、捨てるとか、手放すとかはできないと思うんですけどね。

私が使ってあげなくなると、この子はもう活躍できなくなるのだなぁと思うと、何か申し訳ないような気持ちにもなったり。

もう、「人」になってますね。

買い替えの理由をこんなに考えてしまう理由

だから、「壊れたから買い換える」とか、

「もう見えないから新しくする」とか、そういうことじゃないんです。

たしかにちょっと曇ってきてるけど、まだ見える。

重たいけど、持てないわけじゃない。

なのに、買い替えを考えてる。

これって、どこかで“自分の変化”も感じてるからかもしれません。

若いころの自分と、いまの自分。

その間にあるすべての「見る」という時間を、この双眼鏡は知ってるんですよね。

でも、そろそろ「今の私」に合うものを選んでもいいのかもしれない。

首にやさしくて、もっと明るくて、

推しの姿がもっとくっきり見える、そんな双眼鏡。

「買い替える」んじゃなくて、

「今の私の目線に合わせた、もうひとつの相棒を持つ」って考えたら、

ちょっと前向きになれるかもしれません。

別に家を買うわけじゃなくて、1万円くらいのものを購入するだけなんですけどね。

こんなに色々と購入する理由を考えなきゃならないのは、相手が双眼鏡だから?

愛用期間が長すぎるから?自分が歳をとったから?

なんでしょうね。服やバッグ、靴、アクセサリーなんかだと、ここまでは考えないですけどね。

不思議です。

それでも次の相棒が欲しい

きっかけは、エディオンピースウイング広島ができて、シーズンチケットを購入して、サッカー観戦機会が増えたから。

もっと推しのプレーを、表情をしっかり見たくなったから。

試合中の首の痛みがつらくなったから。

うーん。やっぱりそろそろ次の相棒を探す時期なのかも。

あのレンズ越しの景色が、もう少し鮮やかになりますように。

今考えているのは、これです。

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他にも探し中。いい出会いがあったら、また報告します。

もし購入するとしたら、ずーっとウォッチして、セールとかポイント還元イベントとかがきっかけになるでしょう。

欲しいものが決まって、購入時期を模索するのも好きなんですよね。

急がないから、双眼鏡の購入については、長く楽しめそうです。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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