2025年6月11日、天皇杯2回戦。
サンフレッチェ広島は、福山市にある「福山通運ローズスタジアム」でBrew SAGAと対戦しました。
初めて、広島市以外でサンフレッチェ広島の試合を観てきました。
車で福山へ
ナビで調べると、高速道路を使えば1時間半、使わないと2時間半かかるとわかりました。
午後半休を取ったこともあり、14時前には出発できるので、18時半の試合開始まで時間はあります。
そこで、高速は使わず、2号線で福山へ向かうことにしました。ここで初めての感覚。
向かう道中、車の中で、リトグリの「For Decades」や貢藤十六さんのラジオを聴いたり、この前のルヴァンカップのINSIDEを見たりしてたんですけど、これからサンフレッチェの試合を観れると思うと、とっても楽しい旅でした。普通のドライブや小旅行の楽しさに、「これから試合を観れる」という、プラスアルファの幸福が乗っかっていて、楽しさを増幅させる感じです。




スタジアムが近づくと、ちょっとした不安が。試合の日によく見る、紫の服を着て歩いている人はいません。到着前は「ほんとにこの先にスタジアムがあるの?」と少し不安になりながらのドライブでした。
ですが、到着してみると、そこはもう“紫の人たち”でいっぱい。サンフレサポーターがこんなに来てるんだ!とびっくりしました。
駐車場事情
私たちが駐車したのは、スタジアム近くのグラウンドと思われる臨時駐車場。スタジアムに入る前の道に特に看板はなかったんですけど、前の車に付いていくと、自然に到着できました。試合の2時間前くらいに着いたんですけど、まったく問題なく駐車できました。


スタジアムにも歩いてすぐだし、無料だし、ありがたかったです。
スタジアムのたたずまいは、一言でいえばレトロな雰囲気。サンフレッチェ広島の試合を観に行き始めた25年くらい前の、広島スタジアムを思い出しました。


席はベンチ左側のエリア指定席。長椅子です。久しぶりに屋根がない、背もたれがない席。左右の人との距離も近くて、何とも言えない懐かしさを感じました。


席から見た景色
スタジアム全体が自然に囲まれていました。山も川も見えます。視界が開けていて、なんとも気持ちのいいロケーションでした。




ピッチは「すごく近い!」というわけではないけれど、陸上トラックがある時点で想像していたエディオンスタジアムとは異なり、意外と近かったです。双眼鏡を使えば選手の表情までしっかり見えるくらいの距離でした。


驚いた会場のシステム
そして、ちょっと驚いたのが設備についてです。電光掲示板は、スコアと時間表示はあるけど、選手名などは一切出ないタイプです。


どうやってスタメン発表するのかなと思っていたら、選手が座るベンチの後ろに紙で名前を差し込む手動式でした。ちゃんとスタメン発表のタイミングに合わせて、名前の板を設定されてました。初めて見ましたよ。


芝への水まきも、スプリンクラーではなく、係の方がホースで歩き回りながら散水されてました。


客席の多くは芝生。バックスタンドやゴール裏ではレジャーシートを敷いて観戦している方が多かったです。椅子を持って入れないのかな?と思っていたら、「パイプ椅子は禁止」というアナウンスがあったので要注意です。雨の日は座るのが難しいだろうし、大変かもですね。


初めての遠征で、新鮮なことだらけでした。全体的に手作り感があって、好きでした。
試合の感想
試合はというと、サンフレッチェ広島が3-1で勝利。
相手のBrew SAGAというチーム。失礼ながら正直、もっと点差が開くかと思っていたのですが…予想外に強かった!特に22番の崎濱雄希選手。動きがとても良くて、Jリーグでプレーされていてもおかしくないくらいの印象でした。正直、交代された時は、ほっとしました。あと、ゴールキーパーの八尾駿介選手ですね。たくさん決まったと思ったシュートを止められてしまいました。3点目を取るまでは、もしかして延長やPKになって、負ける可能性もあるんじゃ・・とひやひやでした。


サンフレッチェ広島側では、普段なかなか出場機会のない選手が多く出場されていて、それがとても嬉しかったです。
特に小原基樹選手は、よかったと思いました。動きにキレがあり、ボールの扱いがうまいし、ドリブルはわくわくしましたよ。フリーキック、コーナーキックも担当されてました。遠くでみると、菅ちゃんに間違えそうになること、ありました。


仙波大志選手も、ハッとする足元の技術やクロスやパスがあって、よかったですけどね。ちょっとコンビネーションが合っていなかったかな…という場面がありました。これからに期待です。
たくさんのパスが、井上潮音選手を経由してました。危ない場面、いつの間にかカバーしに来てくれていたり、時々、前線の方まで行ってシュートをねらっていたり、たくさん走られてました。3点目につながった、前田直輝選手へのパスは正確で速かった。やっぱりもっと見たいですね~。


山崎大地選手プレーがたくさん見られて、大満足。相手のボールになっても、山崎選手がはじき返してくれて、安心でした。山崎大地選手は、必ず将来、広島の最終ラインを何年も守ってくれる選手だと思ってます。
移籍してこられたばかりの木下康介選手、初めてプレーされているのをちゃんと見ました。練習の時から背が高くて目立ってましたけど、試合になっても存在感がすごかったです。クロス上げたら全部合うんじゃないかくらいの高さでした。ドリブルもすごく速くて迫力を感じました。今回は、ゴールは決まりませんでしたが、今後めちゃ期待。どうせなら、首位鹿島アントラーズ戦で、自己紹介代わりのすごいゴールを見せてください。
試合後、戻ってくる選手が近くで見れて、貴重でした。


エディオンピースウイング広島に慣れ過ぎていたのか・・
久しぶりの背もたれなしの座席。一応座布団は持って行っていましたが、身体が慣れていないのか、もたれられないのはちょっと苦しかったです。
応援の声にはちょっと照れがありました。屋根がないので声が響かず、自分の声だけが近くに聞こえる感覚。エディオンピースウィングのような「音の包まれ感」がないぶん、ちょっと恥ずかしいというか、応援しづらさを感じてしまいました。
試合後はスタジアムを出る階段がかなり詰まっていて、ちょっとした渋滞に。
トイレも女子用は数が少なめで、だいぶ並びました。
駐車場の地面が土で、水たまりがあったので、靴がドロドロになってしまいました。
駐車場も出るのに時間がかかりました。30分くらい?車観戦あるあるですね。
久しぶりにこの感じ、思い出しました。やっぱりピースウイングは恵まれてるんだな、と再認識しましたよ。
後悔したこと
雨具、座布団、帽子など、色々想像して持って行っていたんですけど、ひとつ想像できていなかったものがありました。
虫よけです。
ピースウイングはもちろん、エディオンスタジアムでもあまり気になったことがなく、準備していなかったんです。観戦中、何か所か蚊にかまれてしまいました。半袖と中途半端な丈のパンツで行ってしまったのもいけなかったんですけどね。ちょっと後悔。
次は長袖・長ズボンで行き、虫よけも持って行こうと思います。
帰り道
翌日も仕事なので、帰り道は高速を使おうかと思ったのですが、1時間の違いと2千円を天秤にかけて、結局国道2号線で広島へ。バイパスは車が少なく、快適でしたけど、暗い道が多いので、行きよりは寂しかったです。途中、東広島でガソリンを入れるついでに休憩したりもして、家に着いたら0時を過ぎていました。
遠征するならやっぱり次の日はお休みがいいですね。でも試合の日は決まっているから、次の日平日の場合も多いですよね。
初めての場所だったりすると特にですが、遠征はちょっとした冒険。でも、そのぶんの喜びと発見があって、すごく楽しかった一日でした。
来年も行きたいかと言われると、Yesです。ただ、次の日は休暇を取ると思いますけどね。
改めて、ほぼ全部のアウェイにも行かれているようなサポーターさんはすごいな、と思いました。



INSIDEが上がってました
たしか、去年は天皇杯のINSIDEはなかったのですが、今年は出してくださいました。
これはありがたいですね。行けなかった方も、雰囲気わかると思います。
この記事を読む人がいるとしたら、来年以降、初めて福山通信ローズスタジアムに行くって方くらいでしょうか?
どなたかひとりでも、参考になる情報だといいんですけどね。
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