2025年のゴールデンウィークは、5試合を観戦するというサッカー三昧な日々でした。
その中で印象に残ったのは、プレーもそうなんですけど、スタジアムで出会った“となりの誰か”との小さな交流たち。
ちょっとした人間ドラマの記録です。
ネガティブが止まらない、年配男性サポーターたち
4月29日のレノファ山口の試合。
後ろの席にいた年配の男性2人組が、とにかく“ネガティブトーク”を炸裂させていました。
レノファ山口が先制したんですけどね。
「このままいければいいけど、きっと追いつかれるよな」「ほら、やっぱり…」
盛り上がるより、ずっと後ろ向きな発言をしておられたんですよね。妙に耳に残りました。
チームへの期待と諦めの混ざったようなその語りに、「あぁ、これもまた愛なんだろうなぁ」と思いました。
東俊希選手推しの女性と今年も一緒に
エディオンピースウイング広島でのことです。シーズンチケットの近くの席に、去年からの顔見知りの女性サポーターがいます。
試合前と試合後には必ず挨拶を交わし、勝てばハイタッチ、負ければ慰め合い。
東俊希選手の大ファンで、グッズはほぼコンプリート、吉田の練習場やアウェイの試合にもよく通われているようです。
遠征のこと、写真やサインの話を聞くのが、最近のちょっとした楽しみになっています。
東選手コラボのスタグルがあると、複数購入して全部食べられてます。この前もコラボのお弁当を二つ購入されてました。ほんとに熱心な方です。
サッカーが“生活の真ん中”にあるって、なんか素敵だなといつも思わされます。
名前も職業も聞いていないんですが、その方に会えるのが楽しみで、いつも早めにスタジアムに行っています。
観客をどう集めるか、という相席の会話
5月6日、レノファ山口の「12,000人プロジェクト」の日。
スタグルを食べるテーブルで相席させていただいた女性2人が、
「今日はどれくらい入るかねぇ」「どうしたら人がもっと来るんかねぇ」と、真剣に語り合っていました。
そんなやりとりを聞きながら食べたコロッケは、なんだか優しい味がしました。
チームを思う気持ちは、世代や立場を超えて共通しているんだなぁと感じました。
鹿島サポさんとの細く長いご縁
昨年の鹿島アントラーズ戦で、道を聞かれたことをきっかけに少し交流の続いている鹿島サポさん。
今は山形に移籍した土居選手の応援のため、来週下関まで遠征されるとのこと。
交通手段の相談をされ、維新みらいふスタジアムの総合案内所で情報を集めてみたけれど、あまりお役に立てず…。
それでも「ありがとう」と言ってもらえて、ちょっと嬉しかったです。
頻繁に連絡を取っているわけではないけれど、4連敗後のアビスパ戦勝利のときには「おめでとうございます」とメッセージをくださいました。
そのタイミングに、応援するチームは違えど、気持ちはわかるんだなぁと感じます。
「サッカーがなければ、出会うこともなかったな」と、ふと考えました。
おわりに
試合の合間にふと交わされる言葉や表情。
それはゴールや勝敗と同じくらい、私の中で“観戦の思い出”になっています。
来年のGWも、またどこかのスタジアムで、となりの誰かと小さな交流があるといいな。
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