マスクって、顔だけじゃない

雑記

ブログを続けていると、

「思いがけずアクセスされる記事」ってありますよね。

私にとっては、

《いまも会社でだけ、マスクを外せない理由》という記事がまさにそれでした。

コロナがくれた、静かな逃げ道――いまも会社でだけ、マスクを外せない理由
コロナが落ち着いても、私は会社でだけマスクを外せません。

別に何か大きな事件があったわけでもなく、

ただブログのために、「なんか思ってること書きたいなぁ」と思って、

日ごろのちょっとした気持ちを軽めに書いただけだったんです。

それが、なぜかよく読まれている。

なんでかな?と自分でも不思議だったんですけど、

もしかすると、「マスク」に対する感覚って、

みんな思ってる以上に複雑なんじゃないか、って最近思い始めました。

あらためて考えてみたんです。

私はいまでも会社に行くときだけマスクをします。

通勤電車でも、買い物でも外してるのに、

職場に入ると、つい自然にマスクをつけてしまう。

前はそれを「顔を隠したいからかな」と思ってたけど、

どうやらそれだけじゃないみたいです。

マスクって、顔だけじゃなくて、気持ちも隠してる。

たとえば、心がザワついてる朝。

無理に笑顔を作らなくても、マスクがあるだけでちょっと安心する。

イラっとしてしまったとき、ムッとした口元が見えないのもありがたい。

逆に、相手が不機嫌なときも、自分の反応を薄めて届けられる。

職場って、なにかと「感情の出入り口」が多い場所。

私はマスクを、感情のフィルターとして使ってるんだと思います。

あとね、最近ちょっと気づいたのが、

マスクをしてると、「何を考えてるのかわからない人」になれること。

昔の私は、思ったことが顔に出やすくて、

それで損したことも結構ありました。

でもマスクをしてると、自分の感情を“出すも隠すも自由”になる。

一種の“仮面”をつけることで、

相手との距離感を自分で調整できる感じ。

少しだけ、ミステリアスな自分になれる気もして。

それが、案外心地よかったりするんです。

もちろん、マスクを外したほうが楽な日もある。

でも、いまの私は、マスクを通して自分の気持ちと折り合いをつけてる。

「外す・外さない」の話って、どうしても“どっちが正しいか”みたいになりがちだけど、

私にとっては、どっちでもいいんです。

大事なのは、自分がどうありたいかってことだから。

たぶんあの記事が読まれたのも、

「マスクを外す/外さない」で迷ってる人が、

“どこかに自分と似た気持ち”を探していたからなのかもしれません。

だから私も、もう少しこのテーマと向き合ってみようかなと思って。

また気づいたことがあったら、書いてみますね。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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