こんにちは。たけのこです。
決まってしまいましたね。大橋祐紀選手のイングランド2部ブラックバーンへの移籍です。
一昨日前から覚悟はしてたんですけど、公式サイトでチーム離脱のお知らせを見てしまうと、色々な気持ちがこみあげてきました。
大橋選手にとってのサンフレッチェ広島
まず、「大橋選手にとって、サンフレッチェ広島ってなんだったんだろうなぁ。」ということ。
複数のクラブからオファーがあった中で選んでくださった、と何かで読みました。
移籍して来られた当時は、「提示された年俸が高かったのかなぁ」「新スタジアムが出来るからかなぁ」「中央大学の後輩である加藤選手が所属されてるからかなぁ」とか、思ってましたけど。
今は、「オファーのあったクラブの中で、一番結果を残せる可能性が高いクラブだと考えられてたのかなぁ」と感じます。
今首位ではないから可能性が高いわけではありませんが、このままサンフレッチェ広島で今シーズン結果を出し続ければ、もしかしたら「リーグ優勝」や「JリーグMVP」の可能性もあると思うんです。
でも、その可能性より、海外移籍したいと考えられているわけなので、当初から目的は海外移籍だったということ。
海外移籍のためには、オファーが来なければならないので、自分が一番活躍できる、結果を残せるクラブを選ばれたのでしょう。
結果を残すためには、自分が試合に出場できること、求められるプレースタイルに対応できること、周りの選手との相性などが必要だと思われます。
年俸や海外移籍に向けての条件もあったと思いますが、そもそも結果を出さなければオファーも来ないので、結果を出すのに適したクラブだと評価してくださっていたのかな?
選手の質が高いと思ってもらえていたのでしょうかね?そうだとうれしいな。
この半年の実績から、大橋選手がすごい選手なのは間違いないですけど、サンフレッチェ広島でプレーされていたから出た結果ですしね。
大橋選手にとってのサンフレッチェサポーター
そう考えると、大橋選手にとってサンフレッチェ広島在籍は、海外からのオファーを得るまでの期間限定だったのかも。
もしそうだとしたら、クラブやサポーターに対する思い入れってそんなになかったのかなと思ってしまうんですが、大橋選手の言動から、ちゃんと思い入れも持ってくださっていたように感じます。
例えば、開幕戦に2点を決めてのインタビューです。
2ゴールの活躍について問われたのに対し、「それはさておいて、新スタジアムという歴史的な日に、新加入ながらピッチに立ち、多くの方が尽力してくれて素晴らしいスタジアム作ってくれたので、それに恥じないプレーをしようと思って、この一戦にかけて臨みました」という発言。
この言葉でずきゅんとファンになった人、多いと思います。私もそうでした。
なかなか言えないと思いますよ。周りの状況を的確にとらえ、何を言うべきか考えられる方。人格者だなと感じます。
ファン感のサンチェ体操も、ちゃんとしてくださってましたよね。
もうすぐ退団するのだから、適当に流すこともできたと思いますけど。
シュトゥットガルト戦スペシャルユニフォームの購入者に対する対応もそうです。
100人以上の方々全員に、メッセージ付きサイン色紙を書かれたとのこと。
もしチームに頼まれたとしても、大変だし断ることもできると思うんですよね。
退団するのだから。
書くとしても、サインだけでもいいと思うんですよね。コメントはなしでも。
それでも、書いてくださったのは、自分の番号のユニフォームを購入したサポーターの気持ちを考えてのことと思います。
自分の目的は大切にしながら、短い在籍ながらもサンフレッチェ広島のこと、サポーターのことを大切にしてくださっていたんだなと感じます。
だから、今回の移籍にネガティブなことを言う気になれないですね。
湘南ベルマーレのサポさんたちも、そうだったのかな。
Eピースに来られた湘南ベルマーレのサポさんたち、大橋選手を応援されてましたよね。
きっと、湘南ベルマーレ在籍時に感じた人柄がそうさせたのでしょう。
もし海外から日本に戻ってこられる時の移籍先は、湘南ベルマーレ優先じゃないかな。
複数オファーがある中に湘南ベルマーレがあれば、選択されそう。
一番お世話になったクラブだから。そんな風に考える方なのではないかと思います。
湘南の次くらいにサンフレッチェへの思い入れがあって、次の候補には考えてもらえたらうれしいですけどね。
すごいプレーを見れたことへの感謝
これまでの今シーズンのホームゲームは、すべてEピースで観戦しました。アウェイゲームはDAZNで観ました。
記憶に残っているのは、相手チームまで覚えててぱっと思いつくだけでもたくさんあります。
開幕戦の2ゴール、町田戦のゴール、湘南戦の2ゴール目、横浜FM戦の自分で持ち込んだゴール、柏戦のドウグラス選手へのアシスト、福岡戦のゴール。
どれも、驚きがあってめちゃめちゃ興奮するものでした。今考えると夢みたい。
幸せでしたよね。自分の応援するチームでこんなすごいプレーがたくさん見られて。
ほんとにいなくなってしまうと思うと、ほんとにいたのかなと思うくらい。
次の試合からEピースに行っても姿がないんですよね。幻だったのかなと思えてきそう。
でもほんとに存在してくださってて、スーパーなプレーを見せてくださってたんですよね。現実に。
おーちゃんがサンフレッチェ広島の選手であった日々、リアルタイムでプレーを見て、喜べて、ほんとにほんとに幸せだったなぁ。
こんなに短いと知っていたら、もっとその時間を貴重に感じて、大切にできていたでしょうに。
ドラマみたいに何度も過去に戻れるなら、開幕からもう一回全部見たいなぁ。
なんとなく、ずっとサンフレッチェにいてくださるとは思っていなかったけれど、半年という短い期間で退団されるとは想像できなかったです。
でも短かったからこそ、強烈な記憶になると思うし、自分の中では伝説になる気がします。
新スタジアム初シーズンのドラマはきっとここから
新スタジアム「エディオンピースウイング広島」がホームスタジアムになって、初めてのシーズン。
去年までに比べて、毎回ホームゲームの観客が多くて、それだけでもドラマチックなのですが。
大橋選手の加入、新井選手の加入、川村選手の移籍、野津田選手の移籍と次々驚きの出来事が起こってます。
シーズン半分過ぎたところで、トルガイ・アルスラン選手の加入、大橋選手の移籍となりました。
この次何が起こるんでしょうね。
川村拓夢選手が移籍された時に、紫熊倶楽部で東峻希選手がコメントされてました。
拓夢君の存在は本当に大きいですけど、抜けた穴を埋める存在がまた出てくると思う。それがサンフレッチェだと思う。
なんといいコメントでしょう。
確かに、大橋選手がいなくなってしまったらどうなるんだろうと心配になってましたが、ひとつポジションが空くので、別の選手が活躍される場所ができます。
きっとまた新しい選手が、大橋選手とは違うプレーを見せてくれて、もしかしたらもっとすごいドラマが待っているかもしれません。
今シーズンは、ほんとにまた何か驚くことが起こりそうな気がします。
そんな予感がするから、今はまだ大橋選手がいなくなってしまう寂しさやショックがありますが、徐々に落ち着くでしょう、と言い聞かせてます。
一番見たいドラマ
森島選手移籍後の紫熊倶楽部で、当時の足立修強化部長が「広島にいる選手を応援してください」と言われてました。
森島選手、川村選手、野津田選手、大橋選手の移籍で、「サッカー選手はいつ移籍してしまうかわからないもの」というのは、自分の中でだいぶ学べたと思います。
だからこそ、今後はもっと意識して、リアルタイムで応援できる時を大切にしていきます。
最近、サンフレッチェにいてくださっている青山選手のすごさを、しみじみ感じるようになりました。
去年あまり試合に出場されていなかったのに、今年も6番ユニフォームを購入したサポさんがたくさんおられます。
この前のアビスパ福岡戦で、青山選手が交代で出場された時の盛り上がりはすごかったです。
他の条件のよいチームでもやっていける選手が、サンフレッチェ広島を選んでプレーしてくれて、サンフレッチェが強くなって、お客さんがたくさん来て資金が潤沢になって、その結果もっと強くなっていく。
そんなドラマが、一番見たいなと思います。
青山選手は、これまでずっとそんな姿を見せてくださっていたんですね。
だからこんなに人気なんだと、すごくわかるようになりました。
「サンフレッチェ広島で引退する」とはっきり言われていた塩谷選手や、強いセレッソ大阪から移籍してきてくださった加藤陸次樹選手も、サンフレッチェ広島にとって特別な選手なのだなと。
今回の大橋選手の移籍で、気づきました。
色々な考えの選手がいることも、ドラマを生む要因ですね。
起こった出来事に対していろんな感じ方をするサポーターがいることもね。
サッカーのクラブを応援するって、そんな人間模様を含めて、面白いですよね。
誰も読まないだろうから、つれづれ書いてしまった。
もやもやをアウトプットして、ちょっとすっきりしました。
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