広島県の最低賃金が、2026年10月11日から変わる。
現在の1時間1,085円から56円引き上げられ、1,141円になる。
1,141円。
この金額を見て、私はまず、
「最低賃金って、今そんなに高くなっているんだ」
と思った。
というのも、私が大学生だったころとは、ずいぶん違うからだ。
私が大学生のころは600円台もあった
私が大学生だったころ、アルバイトの時給は600円台ということもあった。
だから私の中では、
「時給800円なら、かなりいいアルバイト」
という感覚が残っている。
それが今では、広島県の最低賃金そのものが1,141円になる。
800円では最低賃金にも届かない。
時代が違うと言ってしまえばそれまでだけれど、昔の感覚が残っている私には、なかなかインパクトのある数字だ。
広島県では初めて1100円を超える
広島県の最低賃金は、これまで1,085円だった。
それが10月11日から56円上がって1,141円になる。
広島県では初めて1,100円を超えることになるそうだ。
最低賃金は一部のアルバイトだけに関係するものではない。
広島県内の事業場で働く人には、年齢や性別、雇用形態を問わず適用される。
つまり、パートでもアルバイトでも対象になる。
「高校生だからもっと安くてもいい」というものでもない。
そう考えると、かなり身近な話だ。
56円上がると、どのくらい違う?
「56円アップ」と聞くと、それほど大きく感じないかもしれない。
でも、1日8時間働くと、
56円×8時間=448円。
月に20日働けば、
448円×20日=8,960円。
単純計算では、1か月で9,000円近く違ってくる。
1年間なら10万円を超える。
そう考えると、56円の違いは決して小さくない。
もちろん、もともと1,141円以上の時給をもらっている人の賃金が、10月11日から自動的に56円上がるという意味ではない。
あくまで「これより低い時給では働かせることができない」という最低ラインが1,141円になるということだ。
時給1141円なら1日いくら?
では、最低賃金の1,141円で8時間働いたらいくらになるのだろう。
1,141円×8時間=9,128円。
1日で9,000円を超える。
さらに月20日なら、
9,128円×20日=182,560円。
ここから税金や社会保険料などが引かれる場合があるので、そのまま手取りになるわけではない。
それでも、学生時代に「時給800円ならかなりいい」と思っていた私からすると、不思議な感じがする。
給料は上がった。でも物価も全然違う
ただ、
「昔は600円台だったのだから、今の若い人はいいなあ」
とは単純には思えない。
私が学生だったころと今とでは、物価が違う。
最近はスーパーに行っても、
「これ、こんな値段だったっけ?」
と思うことが本当に増えた。
食料品も日用品も値上がりしている。
最低賃金が上がっている背景にも、こうした物価上昇がある。
実際、今回の広島県の最低賃金を決める審議でも、物価上昇などを考慮して引き上げ額が検討されたという。
だから、時給の数字だけを昔と比べて、
「今はこんなにもらえていいなあ」
とは言えないのだと思う。
それでも「1141円」には驚いた
それでもやっぱり、1,141円という数字には驚いた。
私の頭のどこかには、いまだに、
「時給800円=かなりいい」
という学生時代の感覚が残っている。
その800円が、今では最低賃金を300円以上も下回る。
30年以上という時間がたてば、当たり前なのかもしれない。
でも、こういう数字を見ると、
「ずいぶん長く働いてきたんだなあ」
と、別の意味でも時間の流れを感じる。
広島県の最低賃金1,141円は、10月11日から。
最低賃金のニュースを見ながら、なぜか自分が大学生だったころのアルバイトの時給を思い出した。






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