鳥取土産「因幡の白うさぎ」は、ひよ子に似ている?食べ比べたくなる二つの銘菓

因幡の白うさぎ 雑記

帰省先から広島へ帰るとき、おばからお土産をもらった。

鳥取銘菓の「因幡の白うさぎ」だ。

これは私も、鳥取のお土産として何度も買ったことがある。うさぎの形がかわいくて、味もおいしい。鳥取土産といえば、まず思い浮かぶお菓子のひとつだ。

何度も食べたことがあるのに、箱を見た瞬間、うれしくなった。

因幡の白うさぎ

紫色のパッケージもお気に入り

「因幡の白うさぎ」は、味だけでなくパッケージも好きだ。

落ち着いた紫色が上品で、かわいいうさぎのお菓子に少し大人っぽい雰囲気を添えている。

鳥取のお土産だとすぐにわかる親しみやすさがありながら、きちんとした贈り物にも見える。誰かに渡すお土産として選びやすいパッケージだと思う。

公式サイトによると、箱にかけられた濃い紫色の紐は、結び目が「人」という字に見えるように結ばれており、「御縁結び」と呼ばれているそうだ。

神話の「因幡の白兎」は、縁結びの神様として知られる大国主命と関わりの深い物語でもある。

今回、おばからお土産としてもらったことを考えると、その「御縁結び」という意味も少し心に残った。

うさぎの形をした、かわいい焼きまんじゅう

箱を開けると、中には一つずつ個包装されたお菓子が並んでいる。

因幡の白うさぎ

袋から出すと、ちゃんとうさぎの形をしている。

丸みのある体に、ぴんと伸びた耳。そして、小さな赤い目もついている。

因幡の白うさぎ
因幡の白うさぎ

この赤い目は、工場見学に来た小学生の「目があった方がかわいい」というひと言をきっかけにつけられるようになったそうだ。

現在は、赤大根から抽出した野菜色素が使われているという。

確かに、この小さな赤い目があることで、うさぎらしさがぐっと増している。

かわいいので、少し食べるのが惜しくなる。

黄身餡としっとりした生地がおいしい

「因幡の白うさぎ」は、上品な甘さの黄身餡を、しっとりした生地で包んだ焼きまんじゅうだ。

生地には、地元の大山バターが使われている。

因幡の白うさぎ

口に入れると、やさしい甘さの黄身餡と、ほんのり感じるバターの風味がよく合う。

和菓子のようでもあり、洋菓子のようでもある。

黄身餡のおまんじゅうだけれど、生地にバターが使われているためか、緑茶だけでなくコーヒーにもよく合う。

甘すぎず、もう一つ食べたくなる。

私もこれまで何度も買っているけれど、食べるたびに「やっぱりおいしい」と思う。

九州でよく買う「ひよ子」に似ている

「因幡の白うさぎ」を食べると、私は「名菓ひよ子」も思い出す。

九州へ行くと、私はよく「ひよ子」を買う。

あちらも、ひよこの形がかわいくて、黄身餡がおいしい。

「因幡の白うさぎ」と「ひよ子」は、どちらも黄身餡を小麦粉の生地で包んで焼いた、動物の形のおまんじゅうだ。

似ていると感じるのも当然なのかもしれない。

調べてみると、原材料には少し違いがあった。

「因幡の白うさぎ」には、大山バターのほか、加糖練乳や粉乳などの乳製品が使われている。

一方、現在の「名菓ひよ子」の原材料表示は、黄身餡、小麦粉、砂糖、卵、水飴などが中心で、乳成分は記載されていない。

その違いからか、「因幡の白うさぎ」は、生地のしっとりした食感とバターの風味が印象に残る。

「ひよ子」は、たっぷり入った黄身餡と、外側の皮の香ばしさが特徴だ。

「因幡の白うさぎ」は少し洋菓子寄りで、「ひよ子」は昔ながらの焼きまんじゅう寄り、と言えるだろうか。

もちろん、どちらがおいしいかを決める必要はない。

鳥取ではうさぎ、九州ではひよこ。

私はきっと、黄身餡を生地で包んだ、かわいい形のおまんじゅうが好きなのだと思う。

「名菓ひよ子」は1912年に福岡県飯塚市で誕生し、「因幡の白うさぎ」は1968年に誕生した。ひよ子のほうが、50年以上先輩ということになる。

どちらも、それぞれの土地を代表するお土産として、長く愛されているお菓子だ。

「ひよ子」の商品情報は、ひよ子本舗吉野堂公式サイト公式オンラインショップで確認した。

箱に書かれた第19回全国菓子大博覧会の賞

今回、写真を撮るために箱をあらためて眺めていると、受賞歴が書かれていることにも気づいた。

「第19回全国菓子大博覧会 名誉総裁高松宮賞受賞」

因幡の白うさぎ

これまでに何度も買ったことがあるのに、賞について詳しく考えたことはなかった。

第19回全国菓子大博覧会は、1977年2月15日から26日まで、静岡市で開催された。

全国菓子大博覧会とは、全国各地のお菓子が集まり、展示や販売、優れたお菓子の表彰などが行われる、ほぼ4年に一度の大きな催しだ。

その始まりは、1911年に開催された「帝国菓子飴大品評会」にまでさかのぼるという。全国菓子大博覧会での受賞は、菓子業界でも大きな栄誉とされている。

第19回大会は、12日間で延べ110万人を超える人が訪れたというから、かなり大きな催しだったようだ。

「因幡の白うさぎ」が誕生したのは1968年。発売から約9年で、この賞を受賞したことになる。

普段は、ただ「かわいくておいしい鳥取土産」として食べていた。

しかし、パッケージをよく見ると、長く愛されてきたお菓子らしい歴史も、きちんと刻まれていた。

全国菓子大博覧会については、全国菓子工業組合連合会の紹介ページ第19回大会の記録を参考にした。

自分で買うのと、もらうのとでは少し違う

これまでは、自分が鳥取から帰るときに、誰かへのお土産として買うことが多かった。

それを今回は、おばからもらった。

同じお菓子でも、自分で買ったときとは少し違って見える。

帰り際に渡してくれたお菓子の箱には、「気をつけて帰ってね」という気持ちまで入っているような気がした。

広島に戻って箱を開けると、鳥取で過ごした時間をもう一度思い出す。

お土産というのは、ただその土地のお菓子を持ち帰るだけではないのかもしれない。

鳥取土産に迷ったら選びたいお菓子

うさぎの形がかわいく、個包装で分けやすい。

黄身餡とバター風味の生地はクセが少なく、子どもから年配の人まで食べやすい味だと思う。

鳥取のお土産を何にしようか迷ったとき、私は「因幡の白うさぎ」を選んでおけば間違いないと思っている。

何度も自分で買ってきた、大好きなお菓子。

今回はおばからもらったことで、いつもより少しだけ特別な「因幡の白うさぎ」になった。

帰省の思い出と一緒に、ゆっくり味わいたい。

商品の特徴や由来については、寿製菓「因幡の白うさぎ」公式サイトを参考にした。

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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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