日本代表対エクアドル代表の試合をテレビで見た。
実は今回、ものすごく楽しみにしていた試合というわけではなかった。
私が気になっていたのは、サンフレッチェ広島の選手が出るかどうか。
中野就斗選手、そして追加招集された荒木隼人選手。
もしかしたら、どちらかが出場するかもしれない。
そんな期待があってテレビをつけた。
ところが、中野選手はベンチ外。
荒木選手はベンチには入っていたものの、先日のルヴァンカップ・栃木シティ戦にフル出場したばかりだった。
「荒木選手も、今日は出ないかな」
そう思って、途中からはあまり期待せずに見ていた。
ところが。
これが意外と面白かった。
しかも、90分間ひとつも得点が入らなかったのに。
サンフレッチェの選手を見るつもりだった
私はサッカーの戦術に詳しいわけではない。
日本代表の全選手を詳しく知っているわけでもない。
だから代表戦を見るときも、サンフレッチェに関係する選手がいると、どうしてもそこに目がいく。
今回もそうだった。
中野就斗選手が出たらいいな。
追加招集された荒木隼人選手にもチャンスがあったらいいな。
そんな気持ちで見始めた。
中野選手がベンチ外だと分かって、まずひとつ楽しみがなくなった。
荒木選手も、つい先日サンフレッチェの試合で90分間戦っている。
さすがに出場はないかな。
そう考えると、私としては見る目的がひとつ減ったような感じだった。
なのに、なぜか目が離せない
ところが試合が始まると、意外と目が離せなかった。
エクアドルが強い。
日本が簡単に攻められるわけでもないし、逆にエクアドルに攻め込まれる場面もある。
「危ない!」
と思う場面もある。
日本にもチャンスがある。
でも入らない。
エクアドルも入らない。
時間だけがどんどん過ぎていく。
普通なら、私はそろそろ、
「今日は0-0かな」
と思って少し集中力が切れてきそうなものなのに、今回はそうならなかった。
次は入るかもしれない。
いや、エクアドルに入れられるかもしれない。
そんな感じで、ずっと見ていた。
「0-0=つまらない」ではないんだなあ
私はどうしても、サッカーは点が入ったほうが面白いと思ってしまう。
実際、ゴールが決まればうれしいし、試合も大きく動く。
だから0-0というスコアだけを後から見たら、
「得点なしだったのか」
と思ってしまう。
でも、この試合は違った。
90分見ていて、得点はひとつもなかった。
それなのに面白かった。
考えてみれば、ゴールが決まるかどうかだけがサッカーの面白さではないのだろう。
どちらに転ぶか分からない試合。
強い相手との攻防。
惜しい場面。
ゴールを守る場面。
そして選手交代で少しずつ変わっていく試合。
サッカーに詳しくない私でも、
「なんか、この試合面白いな」
と思いながら見ていた。
そして最後はPK戦
90分で決着はつかず、試合はPK戦へ。
こうなると、今度は別の意味で目が離せない。
PK戦は本当に緊張する。
日本が蹴る。
決まる。
エクアドルも決める。
また日本が決める。
そして鈴木彩艶選手がエクアドルのPKを止めた。
「おおっ!」
となった。
日本は5人全員が成功。
PK戦を5-4で制した。
90分間は0-0。
それでも最後には、ちゃんと「勝った!」という気持ちになれた。
サンフレ勢は出なかったけれど
結局、私が最初に期待していた荒木隼人選手の出場はなかった。
中野就斗選手もベンチ外だった。
試合を見る前の私なら、
「2人とも出ないなら、ちょっと残念だな」
という試合だったはずだ。
ところが終わってみれば、
「面白かったなあ」
と思っている。
そこが自分でもちょっと意外だった。
好きなクラブの選手が代表でプレーする姿を見る。
それはもちろん楽しみだ。
でも、それがなくても面白い試合はある。
しかも今回は0-0。
得点すらなかった。
それでも面白かった。
次はサンフレ勢も見たい
今回は出場がなかったけれど、代表に選ばれ、その場所にいること自体がすごいことだと思う。
特に荒木選手は追加招集。
サンフレッチェを長く応援している私としては、日本代表のメンバーに荒木隼人選手の名前があるだけでもうれしい。
だから次の試合では、
「もしかしたら今度こそ」
と、また期待してしまうと思う。
サンフレッチェの選手を見たくてテレビをつけた日本代表戦。
お目当ての選手は出なかった。
ゴールもなかった。
それなのに面白かった。
こういう試合もあるんだなあ。
サッカーを長く見ていても、まだこんな発見がある。






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