ABEMAの恋愛リアリティ番組「時計じかけのマリッジ」を見終わった。
正直、見る前はそこまで期待していなかった。
直前に見ていたのが『バチェロレッテ4』だったこともあり、もう少し軽い恋愛番組なのかなと思っていた。
ところが、見始めたら止まらなかった。
気づけば毎回、次の配信を楽しみに待っていた。
この番組が面白かった理由は、恋愛そのものよりも「人生の縮図」を見ているようだったからだと思う。
人生も本当は同じなのかもしれない
現実の恋愛では、目の前にいる人しか見えない。
この人と付き合うべきか。
もっと相性の良い人がいるのか。
将来後悔しないだろうか。
そんなことは誰にも分からない。
だから悩む。
でも時計じかけのマリッジでは、最初から魅力的な男性たちが用意されている。
もっと知りたいと思えば、すぐに付き合える。
今の相手をキープしながら、別の人とデートすることもできる。
でも、そのためにはキープする男性の許可が必要…。
現実ではなかなかできない選択を繰り返しながら、たった30日で結婚相手を決めていく。
だからこそ、人が何を大切にして選ぶのかがよく見えた。
あやかさんが求めていたもの
個人的に最も気になっていたのはあやかさんだった。
過去の恋愛リアリティ番組でも見ていたし、美しくて仕事も成功されていて、本当に魅力的な女性だと思う。
だからこそ、
「この人はどんな男性を選ぶんだろう」
という興味があった。
最後のお相手、ヒロキさん。とても素敵な方だった。
見た目だけではなく、話されている内容が誠実だった。
駆け引きをするようにも見えず、正直に自分の気持ちを伝えているように感じた。
だからこそ途中の浮気うんぬんの議論は、不思議だった。
結局、ヒロキさんとの関係はまとまらなかった。
ヒロキさんがあやかさんを信じ切れず、安心できなかった…というのは、まぁ納得。
だけど、お似合いに見えたし、ヒロキさんがとても素敵な方だっただけに、もったいないなぁと思ってしまった。
正直、私にもあやかさんの理論はよくわからなかったけど、独特の思考というより、表現が上手じゃないのもあるのかな?と。
きっとあやかさんにはあやかさんなりの不安や結婚観があるのだろう。
いつかどんな人と結婚されるのか、とても気になる。
きっと、とても懐が深く、あやかさんを優しく包み込むように大切にする方が、現れるのだろうな、と。
ゆかさんを見ていて考えたこと
そして一番心を動かされたのは、ゆかさんだった。
なぜ最終的にキョースケさんとうまくいったのか。
私は「自らの決断で選ばないことで、一度失ったから」ではないかと思っている。
ゆかさんは最初、キョースケさんを選ぶこともできたのに、選ばなかった。
しかもその後、キョースケさんはなつえさんと近づいていく。
目の前で、自分が手放したものが誰かのものになるかもしれない。
その状況が、ゆかさん自身の気持ちをはっきりさせたのではないだろうか。
人は失ったときに初めて気づくことがある。
「あの時、違う選択をしていたらどうなっていただろう」
そんな後悔は誰でも経験したことがあると思う。
もし最初、キョースケさんを選んでいたら、どうなっていたか。
うまくいったかもしれないけど、その後、別の人に心が動いたかもしれない。
正解は分からない。
ただ、一度手放した経験があったからこそ、自分の気持ちに確信を持てたことでうまくいったように見えた。
恋愛リアリティ番組なのに人生を考えさせられた
好きと言われて断った相手。
その人が別の誰かと付き合う姿。
そして、もう一度巡り合わせで出会うこと。
そんなことは現実でも起こる。
時計じかけのマリッジは、そうした人生の選択をぎゅっと30日に凝縮したような番組だった。
時計が12時を回るたびに、関係が続くのか終わるのかが決まる演出も面白かった。
登場する女性たちはそれぞれ魅力的で、男性たちも個性的だった。
素敵なロケーション。美しい登場人物。まるで夢のような世界を覗いている感覚だった。
戻れない設定と、一度だけ戻れる演出。この匙加減が、ドラマとしても面白かった。
すでにシーズン2も企画されているようで今から楽しみだ。
そして願わくば、また別の恋愛リアリティ番組でもいいから、あやかさんを見てみたい。
バチェラーで初めて見た数年前とはまた違う魅力があって、これからどんな恋愛をされるのか気になってしまう。
恋愛リアリティ番組を見ていたはずなのに、気づけば人生について考えさせられていた。
そんな作品だった。
やっぱり連リアって面白い。




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