「広島飛ばし」という言葉を聞いたことがありますか?
人気アーティストの全国ツアーの日程を見て、
東京、大阪、福岡……
「あれ?広島がない」
と思った経験がある人も多いのではないでしょうか。
私もライブの日程などを見ていて、広島だけ飛ばされているように感じることがあります。
そんな「広島飛ばし」が、将来少し減るかもしれないというニュースがありました。
広島駅北口に新しいアリーナを建設する計画
現在、JR広島駅北口に新しい多目的アリーナを建設する構想が進んでいます。
候補地はJR西日本広島支社の跡地。
広島ドラゴンフライズの本拠地として利用するだけでなく、コンサートやさまざまなイベントにも使える施設を目指しているそうです。
10月1日に開かれた、広島駅北口の新アリーナ実現に向けた第2回協議会では、年間232日稼働し、年間160万人を集客するという事業計画案が示されました。
そのうち、スポーツでの利用は83日。
そしてコンサートやイベントでの利用は149日が想定されています。
つまり、稼働日の半分以上をライブやイベントで使える施設を考えているということになります。
そもそも、なぜ「広島飛ばし」が起きるの?
広島には人口も多いし、ライブを見たい人だってたくさんいるはず。
それなのに、なぜ広島がツアーの日程から外れてしまうのでしょうか。
今回の協議会では、JR西日本側から、
首都圏、関西、福岡とツアーが開催されても、広島では開催されないケースが多い
という趣旨の説明がありました。
そしてその理由について、
「広島に需要がない」のではなく、需要を受け止める施設環境が不足している
という考えが示されています。
これは、広島に住んでいる者としてはちょっと興味深い話です。
「広島にはお客さんが集まらないから来ない」のではなく、
「ライブを開催しやすい場所が足りない」
ということなのかもしれません。
広島駅から直結する案も
新アリーナは立地もかなり便利になりそうです。
計画案では、広島駅の2階部分とアリーナを歩行者通路でつなぐ案も示されています。
広島駅からそのまま歩いて行けるアリーナになれば、県外から来る人にとってもかなり便利です。
ライブが終わったあとも、そのまま新幹線や電車に乗れる。
これはかなり大きいのではないでしょうか。
エディオンピースウイング広島が街中にできたときにも感じましたが、やはり公共交通機関で行きやすい場所に大きな施設があるのは便利です。
完成予定は2031年度
もちろん、まだ「建設決定、すぐ完成」という段階ではありません。
現在は計画を進めている段階で、完成は2031年度を目指しています。
また、建設費は少なくとも300億円以上になるとみられていて、今後は費用をどのように確保するかも大きな課題になりそうです。
2031年というと、まだ5年ほど先。
少し先の話ではあります。
それでも広島駅周辺は、ここ数年で本当に大きく変わりました。
広島駅そのものも変わり、駅ビルも新しくなりました。
そこにさらに大きなアリーナができるとなると、駅北口の雰囲気もかなり変わりそうです。
「広島飛ばし」が減ったらうれしい
個人的には、ライブの全国ツアーの日程に
「広島」
という文字を見ることが増えたら、単純にうれしいです。
わざわざ大阪や福岡まで行かなくても、広島で見ることができる。
交通費や宿泊費を考えると、それだけでもかなり違います。
そしてライブのために県外から広島へ来る人が増えれば、ホテルや飲食店などにも人が流れるでしょう。
広島ドラゴンフライズの試合を見る場所としてだけでなく、スポーツ、音楽、イベントが集まる場所になる。
そんな施設が広島駅のすぐそばにできたら、なかなか面白そうです。
まだ計画段階ではありますが、
「広島飛ばし」
という言葉を聞く機会が、いつか少なくなるのでしょうか。
2031年の広島が、ちょっと楽しみになりました。





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