『俺たちの箱根駅伝』第1話感想|さすが池井戸潤!爽快な会議シーンと現場の葛藤が面白い

雑記

2026年10月10日から始まったドラマ『俺たちの箱根駅伝』。

池井戸潤さん原作、大泉洋さん主演ということで、気になっていたドラマだ。

第1話を見てみると、やっぱり池井戸作品らしい面白さがあった。

箱根駅伝のドラマだから、選手たちの熱い戦いが中心なのかと思っていたけれど、テレビ局の内部で繰り広げられる人間ドラマも大きな見どころになっている。

特に印象に残ったのは、大きな会議室でのやり取り。

そして、駅伝中継の伝統を守るのか、時代に合わせて変えていくのかという問題だ。

さすが池井戸潤!大きな会議室での逆転劇が気持ちいい

池井戸潤さんの作品といえば、組織の中で理不尽なことが起こり、それに立ち向かう人たちの姿が印象的だ。

今回も、まさにそんな展開があった。

大日テレビのチーフプロデューサー・徳重亮(大泉洋)は、箱根駅伝中継を大切に考えている。

しかし、上層部は視聴率を重視し、中継をバラエティー色の強いものに変えようとする。

その対立が、大きな会議の場にまで発展していく。

私は、こういう場面が結構好きだ。

大きな会社の立派な会議室で、偉い人たちがずらりと並んでいる。

普通なら、現場の人間が意見を通すのは難しそうな場所だ。

それでも、信念を持って立ち向かい、最後には流れが変わっていく。

こういう展開は、池井戸作品ではおなじみかもしれない。

でも、やっぱりすっきりする。

現実には、なかなかこうはいかないことも多い。

だからこそ、ドラマの中で信念が報われる姿を見ると、気持ちがいいのかもしれない。

駅伝中継は、伝統を守るべき?それとも変えるべき?

今回、もうひとつ考えさせられたのが、駅伝中継のあり方だ。

長年続いてきた箱根駅伝の中継。

選手たちの走りを丁寧に伝え、レースそのものの魅力を届ける。

その伝統を守りたいという徳重の気持ちは、よくわかる。

一方で、時代が変われば視聴者の好みも変わる。

これまでと同じことを続けているだけでいいのか、という上層部の考えにも、理解できる部分はある。

私自身、伝統的な中継が絶対に正しいとは思わない。

新しい見せ方を取り入れることで、これまで箱根駅伝に興味がなかった人が見るようになるかもしれない。

だから、変えること自体が悪いわけではないと思う。

ただ、何を変えて、何を残すのか。

そこが難しい。

時代に合わせることと、大切なものを失わないこと。

その両方を考える必要があるのだろう。

良いものを作るには、現場の納得感が必要だと思う

今回のドラマを見ながら、私が一番考えたのは、現場で働く人たちの気持ちだった。

どんな方針で番組を作るにしても、実際にそれを形にするのは現場のスタッフだ。

上層部が決めたからといって、現場の人たちが納得できないまま仕事を進めていては、良いものを作るのは難しいのではないだろうか。

もちろん、組織で働く以上、すべてが自分の希望どおりになるわけではない。

それでも、自分たちは何を目指しているのか。

なぜ、このやり方で進めるのか。

そこに納得できることは、とても大切だと思う。

私は長く会社で働いてきたので、こういう組織の中での葛藤には、つい目が向いてしまう。

伝統を守りたい人も、改革を進めたい人も、それぞれに考えがある。

ただ、現場の人たちが置き去りになってしまうのは、少し違う気がする。

良いものを作ろうという気持ちを、みんなが共有できること。

それが大切なのではないかと思った。

予選会のシーンにも大きな反響

第1話では、箱根駅伝の本選出場を懸けた予選会も描かれた。

明誠学院大学の選手たちが、箱根への切符を目指して走る姿だ。

放送後には、この予選会の場面で涙が出たという視聴者の声もニュースになっていた。

たった数秒の差が、選手たちの運命を分けてしまう。

スポーツの厳しさを感じる場面だった。

私は普段サッカーをよく見るけれど、スポーツには、結果だけではわからないドラマがあると思っている。

選手たちがそこに至るまで、どれだけ努力してきたのか。

どんな思いで試合やレースに臨んでいるのか。

そういう部分を知ると、競技の見え方も変わってくる。

今回のドラマでは、選手たちの物語と、それを伝えるテレビ局の物語が並行して描かれていく。

この2つが、これからどうつながっていくのかも楽しみだ。

これからの展開が楽しみ

第1話を見て、思っていた以上にテレビ局の内部の話が面白かった。

もちろん、これから始まる駅伝の物語にも期待している。

特に楽しみなのは、それぞれの立場で仕事にこだわりを持つ人たちが、どのようにぶつかり、理解し合っていくのかということだ。

上層部には上層部の考えがあり、現場には現場の思いがある。

そして、選手たちには選手たちの夢がある。

みんなが同じ方向を向くのは簡単ではないだろう。

でも、その葛藤を乗り越えながら、ひとつの大きなものを作り上げていく。

そんな姿を見せてもらえたらうれしい。

やっぱり池井戸潤さんの作品は、組織の中で働く人間を描くのが面白い。

第1話を見て、これからも続けて見ていきたいと思った。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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