『ラストノート』第9話感想|20歳差の何が問題?と思っていた私が、眞澄の言葉で考えたこと

雑記

前回、『ラストノート』について記事を書いた。

『ラストノート』20歳差って、そんなに問題?私はずっと「お似合いでは?」と思っている
ドラマ『ラストノート』を内田有紀さんが気になって見始めました。49歳と30歳、約20歳差の恋愛なのに、二人は普通にお似合いに見える。第8話では周囲が次々と二人の恋に反対しますが、「何がそんなに問題なの?」と思った理由を書きました。

タイトルにもしたのが、

「20歳差って、そんなに問題?」

ということだった。

49歳の葵と30歳の澄晴。

約20歳差の恋愛だというけれど、二人が並んでいても私にはそれほど年齢差を感じない。

むしろ普通にお似合いに見える。

周りがいろいろ心配して二人を別れさせようとしているけれど、

「何がそんなに問題なんだろう?」

と思いながら見ていた。

ところが第9話。

今回は、少し考えてしまった。

20歳差だから絶対にうまくいかない、とはやっぱり思わない。

でも、

「心配する側の気持ちも、まあ、わかるなあ」

と思った。

息子の相手が20歳年上だったら

澄晴の父・眞澄が葵に、息子と別れてほしいと頼む。

これは、親としてはわからなくもない。

もし自分の息子が、自分より20歳年上の人と結婚しようとしていたら。

その相手の人のことが嫌いだからではなくても、心配にはなると思う。

20歳年上なら、普通に考えれば息子より先に老いていく。

もしかすると、息子がまだそれほど年を取っていないうちから、妻の介護をすることになるかもしれない。

そして、その先には別れもある。

もちろん、何歳まで生きるかなんて誰にもわからない。

年下だから長生きする保証だってない。

それでも親だったら、

「できれば息子には苦労してほしくない」

と思ってしまうのではないだろうか。

そして、

「どうしてもその人じゃないといけないの?」

とも思ってしまうかもしれない。

息子に言っても聞かない。

だったら相手の人に頼む。

そこまでしていいのかと言われると難しいけれど、今回の眞澄の置かれた状況まで考えると、その気持ちは私にはわからなくもなかった。

葵が身を引こうとするのもわかる

そして、それを聞いた葵が別れようとした気持ちも、私はわかる気がした。

結局、原因は自分の年齢なのだ。

自分が20歳年上だから、澄晴の父親は心配している。

でも、年齢はどうすることもできない。

頑張って若くなることもできない。

だったら、

自分さえ身を引けばいい。

葵がそんなふうに考えてしまうのも、わかる。

特に、自分のせいで好きな人に将来苦労をさせるかもしれないと思ってしまったら、好きだからこそ離れたほうがいい、と考えることもあるのだと思う。

でも、本当の理由を澄晴に言ってほしかった

ただ、ひとつだけ。

私は、葵に本当の理由を澄晴に話してほしかった。

葵は別れる理由として、二人のジェネレーションギャップのようなことを話していた。

でも、本当に怖くなったのは、そこではないはずだ。

自分が澄晴より先に老いて、先にいなくなるかもしれない。

そして、そのことで澄晴に苦労をさせるかもしれない。

眞澄に言われたそのことが、葵の中に大きく残ってしまったのではないだろうか。

澄晴が「別れたくない」と言ったとき。

そこまで話してほしかった。

「私はあなたより先にいなくなるかもしれない。それでもいいの?」

と。

そして、それを聞いた澄晴が何と言うのか。

私はそこを聞いてみたかった。

それでも聞かなかったのは、もう決めていたから?

ただ、葵は澄晴の答えを聞きたくなかったのかもしれない。

もし澄晴が、

「それでもいい」

と言ったとしても。

もう葵の中では、別れることを決めていたのかもしれない。

自分の将来を澄晴に背負わせたくない。

その思いのほうが、澄晴と一緒にいたいという気持ちより大きくなってしまったのだとしたら。

確かに、聞く必要はない。

何を言われても別れると決めているのなら、澄晴に選ばせること自体がつらいのかもしれない。

そう考えると、葵の行動もまた、わからなくはない。

父と息子の病室の場面も、どちらもわかる

眞澄と澄晴が病室で向き合う場面も印象に残った。

弱った親を目の前にしたら、澄晴があのような態度になるのもわかる。

いろいろあったとしても、やっぱり親なのだと思う。

そして父親が葵に別れてくれるよう頼んだことを知っても、

「自分がどうにかする」

という澄晴。

それもまた、わかる。

父親の気持ちは受け止める。

でも、自分の人生は自分で決める。

澄晴はそういうことなのだろう。

結局、3人ともそうするしかなかったのかもしれない

第9話を見終わって思ったのは、

誰か一人が間違っている話ではないんだな

ということだった。

息子の将来を心配する眞澄。

自分のせいで澄晴に苦労をさせたくない葵。

それでも葵と一緒にいたい澄晴。

私は3人ともわかる。

そして、3人とも自分の立場では、そうするしかなかったようにも思う。

だから難しい。

葵の気持ちは、どうしたら戻るんだろう

ただ、ここから二人がどうなるのか。

私はそこがかなり気になっている。

澄晴は、まだ葵との将来を諦めていない。

でも葵のほうは、単に「父親に反対されたから別れた」というだけには見えなかった。

澄晴に自分の将来を背負わせたくない。

その気持ちがかなり大きくなってしまったように見える。

だとしたら、元に戻るのは簡単ではない気がする。

澄晴が、

「父さんのことは気にしなくていい」

と言うだけでは、おそらく足りない。

葵自身が抱えてしまった、

「私と一緒にいることで、この人の将来を狭めるのではないか」

という気持ちを動かさなければいけない。

何を言われたら、葵はもう一度澄晴と一緒に生きようと思えるのだろう。

将来のことなんて誰にもわからない。

20歳年下だからといって、必ず澄晴が葵を看取るとも限らない。

それでも、20歳という時間の差がなくなるわけでもない。

前回は、

「20歳差って、そんなに問題?」

と思っていた。

第9話を見た今も、

「だから別れたほうがいい」

とは思わない。

でも、

「20歳差だからこそ考えてしまうことは、確かにあるんだな」

とは思うようになった。

あとは澄晴が、葵のその気持ちにどう向き合うのか。

きっと何か言ってくれるのだろう。

それで葵の気持ちが動いて、二人が元に戻るのなら。

私はそれはそれで、ありだと思っている。

むしろ今は、

葵がもう一度「一緒にいたい」と思えるような言葉を、澄晴が何と言うのか。

そこを楽しみに、続きを見たいと思う。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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