2026年11月3日(火・祝)|明治安田J3リーグ 第15節
思い立って、山口までサッカー観戦へ
今日は文化の日。
J1の試合はないけれど、J2やJ3の試合は開催されている。
何か試合がないかなと思って調べていたら、レノファ山口FCのホームゲームがあることに気づいた。
しかも、対戦相手はJ3首位の鹿児島ユナイテッドFC。
J3で上位を争っているチーム同士の直接対決だ。
これは面白そう!
そう思って、前日にチケットを購入。
広島から山口まで、車で出かけることにした。
私は普段、サンフレッチェ広島の試合を中心に観戦しているけれど、レノファ山口のホームゲームにも毎年2〜3回ほど足を運んでいる。
今回は今シーズン初めてのレノファ観戦。
急に決めたお出かけだったけれど、天気にも恵まれ、絶好のサッカー観戦日和になった。
何度来ても見とれてしまう、維新みらいふスタジアムの景色

会場は、山口市にある維新みらいふスタジアム。
このスタジアム、好きだ。
メインスタンドからの眺めが素晴らしい。
陸上トラックのあるスタジアムなので、サッカー専用スタジアムほどピッチが近いわけではない。
それでも、メインスタンドに座って目の前に広がる景色を見ると、いつも思わず見とれてしまう。
開放感があって、空が広くて、何とも気持ちがいい。

今日は天気も良く、青空の下での観戦。
それだけでも、山口まで来た甲斐があったと思えるほどだった。
観客数5,802人!薩長ダービーに集まったサポーター
今回の試合は「薩長ダービー」。
山口と鹿児島。幕末の薩長同盟にちなんだ名前だそうだ。
そして、この日の観客数は5,802人。

実は、先週のホームゲームでは集客企画「10,000人プロジェクト」が行われていた。
その直後だし、今日はそれほど観客が集まらないのではないかと思っていた。
ところが、5,802人。
なかなかの入りではないだろうか。
鹿児島からも、たくさんのサポーターが駆けつけていた。
首位を走るチームだけあって、応援にも勢いが感じられる。
もちろん、ホームのレノファサポーターも負けていない。

J3とはいえ、上位争いの真っただ中。
スタジアム全体に、何となく期待感のようなものが漂っていた。
首位・鹿児島は、やっぱり強かった
試合が始まると、鹿児島の強さを感じる展開になった。
山口が押し込まれる時間が長い。
鹿児島は前線から積極的にプレッシャーをかけ、チャンスを作ってくる。
山口も懸命に守っていたけれど、見ているこちらとしては、なかなか落ち着かない。
特に前半は、鹿児島の攻撃が目立った。
実際、前半24分には河村慶人選手のシュートをGK内山圭選手が好セーブ。山口は苦しい時間をしのいでいた。
前半は0対0。
鹿児島はやっぱり強いなあ。
そんな印象だった。
それでも先制したのは山口!スタジアムは大盛り上がり
ところが、後半22分。
先制したのは、なんとレノファ山口だった。
右サイドから大岩一貴選手が送ったボールに、成岡輝瑠選手がヘディングで合わせてゴール!
1対0!
いやあ、盛り上がった。
押されているように見えた試合で、首位の鹿児島から先制点を奪ったのだから。
これは勝てるかもしれない。
いや、きっと勝てる!
そう思って、私も一生懸命応援していた。
残り時間が少なくなるにつれて、勝利への期待はますます大きくなっていった。
あと10秒だったのに…ラストプレーでまさかの同点ゴール
そして、試合は後半アディショナルタイムへ。
1対0のまま。
もうすぐ終わる。
勝てる。
勝てるぞ!
そう信じていた。
ところが。
本当に最後の最後。
試合終了まで、あと10秒くらいだったと思う。
鹿児島の嵯峨理久選手からのパスを受けたフアンマ・デルガド選手が、ゴールを決めてしまった。
1対1。
後半45分+5分。
まさにラストプレーでの同点ゴールだった。
……。
あの瞬間、時が止まったような気がした。
さっきまで勝利を信じて盛り上がっていたスタジアムが、一瞬にして静まり返ったように感じた。
鹿児島のサポーター席は大歓喜。
一方、山口側の落胆は相当なものだった。
私も、しばらく何が起きたのかわからないような気持ちになった。
あと10秒だったのに。
本当に、あと少しだったのに。
もちろん、最後まで諦めなかった鹿児島が素晴らしかったのだと思う。
フアンマ選手の決定力も見事だった。
鹿児島にとっては、首位を守る貴重な勝ち点1。
でも、山口にとっては、勝ち点3が目の前から消えてしまったような引き分けだった。
あの10秒を守り切る方法はなかったのだろうか
試合が終わってから、つい考えてしまった。
あと10秒。
ボールを遠くに蹴り出すとか、時間を使うとか。
何か方法はなかったのだろうか。
サッカーには、試合終盤に時間を使うためのいろいろな方法がある。
もちろん、選手たちもそんなことは十分わかっていたはずだ。
それでも、あの場面で鹿児島はゴールを決めた。
終わってからなら、いくらでも言える。
ああすればよかった。
こうすればよかった。
でも、それは結果を知っているから言えることなのだろう。
あの最後の失点に向かって、試合の流れが少しずつ進んでいたようにも感じられた。
サッカーって、残酷だ。
でも、だからこそ面白いのかもしれない。
今日は、そんなふうに簡単には割り切れなかったけれど。
いつもなら選手を最後まで見送るのに
私は普段、試合が終わってもすぐには帰らない。
選手たちがスタンドに挨拶に来て、姿が見えなくなるまで見送ることが多い。
勝っても負けても、それが自分なりの観戦の締めくくりになっている。
でも、今日は違った。
選手たちがバックスタンドに挨拶している途中で、席を立ってしまった。
何となく、もう見ていられなかった。
選手たちが一生懸命戦っていたことは、もちろんわかっている。
首位の鹿児島を相手に、あと一歩で勝利というところまで持っていった。
それだけでも、立派な試合だったと思う。
それなのに、どうしても気持ちがついていかなかった。
山口まで来て、最後にこんな結末が待っているなんて。
そういえば、私は毎年2〜3回ほどレノファの試合を見に来ているけれど、結構な確率で最後の最後に追いつかれたり、逆転されたりする試合に遭遇している気がする。
私の運が悪いのだろうか。
日頃の行いが悪いのかなあ。
もちろん、私にそんな力はないから、そんなわけはないのだろうけれど。
ちょっとそんなことまで考えてしまった。
J3で上位争いをするレノファに感じた、以前とは違う活気
ただ、今日の試合を見て、もう一つ感じたことがある。
それは、スタジアムの雰囲気が以前とは少し違っていたことだ。
私はJ2時代のレノファの試合も何度か見に来ている。
なかなか勝てないシーズンは、スタジアムにもどこか重たい空気が漂っていたように思う。
でも、今日は違った。
J3とはいえ、レノファは上位争いをしている。
今日の対戦は、首位の鹿児島と3位の山口の直接対決だった。
目指すものが、はっきりしている。
J2昇格。
そして、今のレノファには、それを実現できるかもしれないという期待がある。
カテゴリーが上か下かということだけではなく、勝利や目標に向かって前進している実感が、スタジアムの雰囲気を変えるのかもしれない。
もちろん、これは今シーズン初めて観戦した私の個人的な感想だ。
それでも、今日の5,802人の観客や、両チームのサポーターの熱気を見ていると、そんなことを感じた。
悔しい引き分け。でも、最後には昇格してほしい

今日の結果は、1対1の引き分け。
山口にとっては、勝てたはずの試合を逃したように感じる、悔しい結果だった。
でも、首位の鹿児島を相手に先制し、勝利まであと一歩に迫ったことも事実だ。
一方で、鹿児島の最後まで諦めない姿勢も印象に残った。
あの土壇場で同点ゴールを決めるのだから、やっぱり強い。
上位争いというのは、こういう厳しい試合の積み重ねなのだろう。
今日の試合だけで、何かが決まったわけではない。
レノファには、まだまだチャンスがある。
J3で上位争いをしている今の勢いを、何とか最後までつなげてほしい。
そして、ぜひJ2に昇格してほしい。
せっかく山口まで来て、最後は本当にがっかりの結果になってしまったけれど。
青空の下で見たスタジアムの景色も、先制ゴールで沸き上がったスタンドの熱気も、忘れられない。
そして、あの最後の10秒も。
やっぱりサッカーは、最後の笛が鳴るまで何が起こるかわからない。
今日は、それを嫌というほど思い知らされた一日だった。
次に維新みらいふスタジアムへ行くときは、今度こそ笑顔で選手たちを最後まで見送りたい。
頑張れ、レノファ山口FC!





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