『ラストノート』最終回感想|2年も離れる必要あった?それでも、この終わり方が好きだった

雑記

※ここからは『ラストノート』最終回のネタバレを含みます。

『ラストノート』が終わってしまった。

最後まで見終わって最初に思ったのは、

よかった。ちゃんと会えた。

だった。

でも、その次に思ったのは、

いや、2年も離れなくてもよくない?

だった。

たぶん私は龍太寄りなのだと思う。

好き同士なのに、どうして離れるの?

一緒にいながら、それぞれの夢を追えばいいじゃない。

最終回を見ながら、何度もそう思った。

「一緒にいない方がいい」と言った澄晴

前回、やっと葵が戻ってきたと思ったら、今度は澄晴から、

「一緒にいない方がいい」

と言われる。

正直、第10話を見た時には驚いた。

あれだけ葵を求めていたのに、なぜ?

最終回で理由がわかった。

葵がいなくなると絵が描けなくなる。

自分一人では、自分を信じられない。

そんな自分のままで葵と一緒にいることを、澄晴は選ばなかった。

一方の葵も、また香りが分からなくなってしまう。

そこで葵が言った言葉が、このドラマの答えだったように思う。

「この恋を、自分を失う恋にしたくない」

そして、

結局、自分の人生を変えられるのは自分だけ。

これは恋愛ドラマだけの話ではない気がした。

葵が澄晴に言っていた言葉は、自分に言いたかった言葉だった

ここが私はとても好きだった。

葵はこれまで澄晴に、

夢を諦めないで。

自分を信じて。

やってみればいい。

そんなことを何度も言ってきた。

でも最終回で葵は気づく。

あれは全部、

自分自身に言いたかったことだったのだ。

49歳になって、

今さら変わらなくてもいい。

このままでいい。

何も起こらないことが幸せ。

そう思って生きてきた葵。

そんな葵の前に澄晴が現れた。

澄晴の人生を変えようとしていたようで、実は澄晴に出会ったことで、一番人生を変えたかったのは葵自身だったのかもしれない。

2人は別々に歩き始めた

結局、二人は一緒になることを選ばなかった。

澄晴は東京を離れて絵を学ぶ。

葵はもう一度、調香師になる夢を追う。

ここは今でも少し思う。

一緒にいたらダメだったのかな。

別れる必要、本当にあった?

たぶん正解はない。

でも、このドラマはずっと、

「好きなら一緒にいればいい」

だけでは終わらない話だった。

誰かのために自分を諦めることと、

誰かを愛することは違う。

一人でも歩ける。

それでも、好きだから隣にいる。

二人が目指したのは、そんな関係だった。

そして2年後

葵は香りを取り戻した。

そして会社を辞め、自分の店を開くことを決める。

澄晴もまた、自分の道を見つけていた。

そして、あの共有マップ。

フラワーガーデンに残されたピン。

そこへ向かった澄晴の後ろから、

「澄晴くん」

という声がする。

振り返ると葵がいる。

そして、

「おかえり。澄晴」

ここでようやく、

「ああ、よかった」

と思った。

二人は抱き合うわけでもない。

結婚するわけでもない。

何年後の幸せな家庭が映るわけでもない。

ただ二人で並んで歩いていく。

世間の感想でも「二人が会えてよかった」「花畑を歩く姿が美しい」という声がある一方、「この先が気になる」「二人は結局どうなったの?」という声が出ていた。

私も同じだった。

でも考えてみると、

そこまで描かなかったから『ラストノート』なのかもしれない。

「ラストノート」というタイトルの意味

ラストノートは、香水をつけてしばらく経ったあと、最後に残る香りのこと。

このドラマもそうだった。

最初は、

「49歳と30歳の恋愛はどうなるんだろう」

というところから始まった。

でも最後に残ったのは、

年齢差でも、

結婚するかどうかでもなかった。

自分の人生を、自分で選ぶこと。

だったように思う。

そしてもう一つ。

誰かに人生を変えてもらうのではなく、

自分の足で歩けるようになったうえで、

それでもその人の隣にいたいと思うこと。

それが、このドラマが最後に残した「香り」だったのではないだろうか。

後悔しない選択って、結局なんだろう

前回の感想を書いた時、

私は、

後悔しない選択って、やっぱり「やってみた選択」なんじゃないか

と思った。

最終回まで見ても、その気持ちは変わらなかった。

葵は調香師になる夢に、もう一度挑戦した。

澄晴も絵に向き合った。

二人とも恋を諦めたわけではない。

むしろ、

恋のために自分を諦めないことを選んだ。

そして2年後。

一人でも歩けるようになった二人が、もう一度出会った。

だから最後の、

二人が並んで歩いていく後ろ姿がよかったのだと思う。

これから二人が結婚するのか。

一緒に暮らすのか。

また離れることがあるのか。

それは分からない。

でも、

「一人でも歩ける。でも、あなたと歩きたい」

そんな二人になれたのなら、

あの2年間にも意味があったのかもしれない。

それでも私はちょっとだけ言いたい。

2年は長いよ、澄晴。

でも、そんなふうに少し引っかかりが残るところまで含めて、

私にとっての『ラストノート』だった。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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