なぜ3人だと疲れるの?

雑記



「2人ともいい友人。いっしょにいて楽だし、性格も好き。どちらかと2人だけならすごく楽しいのに、3人になるとちょっと気を遣う」そんな経験、ありませんか?

Aさんとふたりで行くランチは、たいてい笑いすぎてお腹いっぱいになる。

Bさんとふたりで行くランチは、落ち着けて、午後もがんばろうって気持ちになれる。

どちらも楽しい。

どちらも好き。

だから、3人でランチに行くことになっても、最初はちょっと得した気分だった。

好きな人がふたりも一緒で、お昼ごはんも美味しくて、きっと最高な時間になる——そんなふうに思っていた。

でも、席について、メニューを開いて、スプーンを握ったころには、なんとなく気づいていた。

あ、この感じ、前にもあったな。

言葉が少し、薄くなる。

わたしがAさんに話しかけると、Bさんが「それ知らないかも」と笑って返す。

Bさんの話にうなずこうとすると、Aさんの表情が少しだけ空を見ている。

誰かが置いてけぼりになるわけじゃない。でも、誰も完全には混ざれていない。

そして気づけば、わたしがその場の“通訳”みたいになっていた。

話題を橋渡ししたり、場のテンションを整えたり、沈黙を埋めたり。

別に頼まれてもいないのに、勝手にそうしてしまう。

会話はちゃんと続いていた。

でも、帰り道で小さく「ふぅ」とため息が出た。

3人の時間も嫌いじゃない。

それでもやっぱり、ふたりでいるときの静かな心地よさを思い出してしまう。

誰かと並んで食べるごはんって、内容よりも“空気”なのかもしれない。

おいしいかどうかより、疲れないかどうか。

わたしにとっての「いいランチ」は、そんな感じ。

明日は、どちらかとふたりがいいな。

ただそれだけのこと。

プロフィール
この記事を書いた人
たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

たけのこをフォローする
雑記
スポンサーリンク

コメント