5月17日の東京ヴェルディ戦でのこと。
ハイライト、何度見たかわからないくらいなんですけど。
決勝ゴール決めた川辺選手に、わーって駆け寄ってくる選手たちの中で、
真っ先に走ってきたのが井上潮音選手だったんですよ。
しかも、めっちゃいい笑顔で。
本人はこの試合には出場されていないのに、同じポジションの選手のゴールを、
もう全力で喜んでて、
川辺選手に覆いかぶさる勢いで祝福してて、
あの姿見て、「あー潮音選手、本当にチームのこと考えてるんだな」って、胸にぐっときちゃいました。
その後INSIDEが公開され、こちらも何回も観たんですけど。
試合後の円陣でスキッべ監督の話を聞く場面があって、
そこに映ってる潮音くんの表情が気になってました。
なんかずーっと伏し目がちに無表情に見えて。
なんていうか…言葉にできない気持ち、溜め込んでるような表情に見えて。
ここ数試合、試合に出場されていないことで、何か思うことがあるのだろうなと。
その姿がすごく胸に残ってるんです。
4月の試合では出場機会が多かった潮音選手。
名古屋グランパス戦で、途中からの出場ですごくリズムを出してくれてたのが印象的でした。
その後スタメンにも選ばれていたのに、最近は出場機会がありません。
「チームが勝つのが一番大切」というようなコメントをされていたけれど…正直、しんどいと思うんです。
でもその分、言葉の重みがすごくて。
潮音選手って、どこか柔らかい雰囲気あるし、
技術のきれいさとか、流れを作るところが魅力的で。
だけど、本人も「守備とか、切り替えとか、そういうところもっとやらないと」って言われてて、
きっと今、色々なことを考えながら、ご自分と向き合われてる最中なんだろうなって思いました。
今日読んだ記事で、川辺選手のことを「自分が目指すべきスタイル」って言われていたのも印象的で。
同じポジションのライバルに対して、そういうことを言えるというのは、簡単なことではないと思うんです。
それだけに、今の厳しい環境をものすごい勢いで、自分の力に変えられているんじゃないかって。
これからチャンスが来たときに、さらに進化した新しい潮音選手が見られるんじゃないかって。
そういう期待が膨らむんですよね。
タイトルを目指すこのチームで、
色々な立場で、チームのため、自分の向上のためにがんばっている選手がいるって、改めて気づきました。
なんかもう、それだけでドラマだし、泣けてくるし、もっと応援したいなと思って。
サンフレッチェ広島を好きでいて、勝利がうれしいのはもちろんですけど、試合に出ていなかった選手にも、こんなに心を奪われてしまう。
想定外でしたけど、もっとサンフレッチェのファンになりました。
真剣に見てるから、敗戦の時のストレスもすごいけど、得られる感動も大きすぎます。
潮音選手の次の出場がとっても楽しみ。次は潮音選手がサンフレッチェを勝たせてくれますように。
今日もINSIDEを見返しながら、そんなことを考えていました。
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