朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなり、暖かい布団が恋しい季節になりました。
冬の寝具といえば、羽毛布団。
ふんわり軽いのに、体を包み込むような暖かさがありますよね。
でも、考えてみると不思議です。
重たい布団の方が暖かそうなのに、なぜ羽毛布団はあんなに軽くて暖かいのでしょうか。
実は、その秘密は羽毛がたっぷり含んでいる「空気」にありました。
羽毛布団が暖かい秘密は「空気の層」
羽毛布団の中には、たくさんの小さな羽毛が詰まっています。
羽毛はふんわりと広がり、その間にたっぷりの空気を含むことができます。
実は、この空気こそが暖かさの秘密です。
空気は熱を伝えにくい性質を持っています。
羽毛布団の中に閉じ込められた空気が、体から出る熱を外へ逃がしにくくしてくれるのです。
羽毛布団そのものが熱を発生させているわけではありません。
自分の体温を利用して、暖かさを保っているということなのですね。
日本羽毛製品協同組合でも、空気を多く含む、かさ高のある羽毛布団は保温性に優れていると説明しています。日本羽毛製品協同組合
ダウンとフェザーは何が違う?
羽毛布団の品質表示を見ると、「ダウン90%、フェザー10%」などと書かれています。
このダウンとフェザー、何が違うのでしょうか。

一般的に、ダウンの割合が高いほど、軽くてふっくらした羽毛布団を作りやすくなります。
ただし、ダウンの割合だけで暖かさが決まるわけではありません。
羽毛の品質や量、布団の構造なども関係しています。
高級な羽毛布団はなぜ暖かい?
羽毛布団には、比較的手頃なものから、何万円もする高級品まであります。
その違いのひとつが、羽毛のふくらみやすさです。
良質なダウンは大きく広がり、少ない量でも多くの空気を含むことができます。
そのため、軽さと保温性を両立しやすいのです。
羽毛のふくらみを表す指標には「ダウンパワー」があります。
これは、一定の条件で羽毛がどれくらいの体積にふくらむかを示す数値です。
一般的に、ダウンパワーが高いほど、ふくらみやすい羽毛といえます。
ただし、実際の暖かさは羽毛の充填量や布団の縫製構造、使用環境によっても変わります。
高価なものが必ずしも自分に合うとは限りません。日本羽毛製品協同組合
羽毛布団と毛布、どちらを上に掛ける?
寒い夜には、羽毛布団だけでなく毛布も使いたくなりますよね。
ところで、毛布は羽毛布団の上と下、どちらに掛けるのがよいのでしょうか。
寝具メーカーの西川では、羽毛布団の上に軽い毛布を掛ける方法を紹介しています。
羽毛布団が含んでいる暖かい空気を、毛布が外へ逃がしにくくするためです。
ただし、毛布が重すぎると羽毛を押しつぶしてしまうことがあります。
また、ウールや綿などの毛布は、肌触りや吸湿性を重視して羽毛布団の内側に使う方法もあります。
つまり、毛布の素材や重さ、好みによって使い分けるのがよさそうです。nishikawa(西川)公式サイト+1
羽毛布団は天日干ししてもいい?
羽毛布団は、毎日のように干す必要はありません。
ただし、寝ている間にかいた汗などによって、布団には少しずつ湿気がたまります。
そのため、定期的に乾燥させることが大切です。
西川では、羽毛布団のお手入れとして、月に1〜2回程度、風通しのよい場所で干す方法を案内しています。
日に干す場合は、側生地を傷めないようにカバーを掛けておくことがすすめられています。
また、布団たたきで強くたたくのは避けましょう。
中の羽毛や生地を傷める原因になるからです。
なお、干し方は製品によって異なるため、取扱表示を確認してください。nishikawa(西川)公式サイト+1
羽毛布団を長持ちさせるためには?
せっかく購入した羽毛布団は、できるだけ長く使いたいものです。
そのためには、普段のお手入れが大切です。
- 布団カバーを使う: 汗や皮脂による汚れを防ぎます。
- 定期的に湿気を逃がす: 風通しのよい場所で乾燥させます。
- 強くたたかない: 羽毛や側生地を傷めないようにします。
- 重いものを載せない: 羽毛のふくらみを保ちやすくします。
- 保管前には十分に乾燥させる: 湿気の少ない場所で、通気性を確保して収納します。
羽毛布団は、ふんわりとした状態を保つことが大切なのですね。nishikawa(西川)公式サイト+1
まとめ|羽毛布団の暖かさは、空気を含む力にあった
羽毛布団が軽いのに暖かいのは、羽毛がたくさんの空気を含み、体温を逃がしにくくしているからでした。
重い布団を何枚も重ねなくても暖かく眠れるのは、この仕組みのおかげなのですね。
そして、羽毛布団の暖かさを保つには、ふんわりした状態を維持することも大切です。
これから本格的に寒くなる季節。
羽毛布団を上手に使って、暖かく快適な夜を過ごしたいですね。






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