先日、長く持っていた株について、MBOを実施するという発表がありました。
MBO。
ニュースなどで見たことがあるような気もしますが、意味はまったく分かりません。
そもそも私は、株式投資に詳しいわけではありません。
いろいろな会社の業績を調べて、今後値上がりしそうな株を選んで買っているような人でもありません。
20年以上前、ひょんなことから、ある会社の株を持つことになりました。
その後は、ときどき株価を確認したり、配当金を受け取ったりしながら、ずっとそのまま持っていただけです。
そんな私のところに、突然「MBO」という言葉がやってきました。
MBOって何ですか
まずは、MBOとは何なのかを調べるところから始めました。
MBOは「Management Buyout」の略で、会社の経営陣が自社の株式を取得することをいうそうです。
上場している会社がMBOを行う場合、その後、株式を非公開にして上場廃止になることもあります。実際に東京証券取引所の上場廃止銘柄を見ると、「MBO(公開買付け、株式併合)」という理由で上場廃止になった会社が掲載されています。
……と書いてみましたが、調べ始めたときの私は、
「つまり、どういうこと?」
という状態でした。
会社の経営陣が株を買う。
その結果、株式市場では売買できなくなる。
どうやら、そういう方向に進んでいくようです。
そして、私の持っている株も、今のままずっと持ち続けられるわけではなさそうです。
今度はTOBという言葉が出てきた
MBOについて調べていると、次に出てきたのが「TOB」という言葉でした。
知らない言葉を調べたら、また知らない言葉が出てきます。
TOBは公開買付けのことで、買う側が、
「この期間に、1株いくらで買います」
と条件を公表して、株主から株を買い集める仕組みのようです。
今回のMBOでも、まずは公開買付けが行われます。
私の理解が合っているなら、株主である私は、大きく分けて、
- 公開買付けに応募する
- 株式市場で売る
- しばらく何もしない
という選択をすることになります。
ただし、何もしなければ、そのまま何年も株主でいられるという意味ではなさそうです。
公開買付けの後には、株式併合などの手続きを経て、残った株主の株も最終的に現金化される場合があります。MBOによる非公開化では、公開買付けと、その後の株式併合などを組み合わせることがあります。
ここまで調べて、ようやく、
「何もしなくても、いずれは手放すことになるのかもしれない」
ということが分かってきました。
株価が上がったのだから、喜べばいいはずなのに
MBOの発表後、株価は公開買付価格に近づきました。
私が株を持つことになった20年以上前と比べると、ずいぶん値上がりしています。
もともと購入した額が少ないので、上がったといっても大した金額ではありませんが。
それでも普通に考えれば、喜ばしいことです。
自分で会社を詳しく分析して選んだわけでもなく、売買を繰り返して利益を出したわけでもありません。
ただ持っていただけです。
それなのに、長い時間がたった結果、購入した金額に比較すると、それなりの金額になりました。
ありがたいことだと思います。
それでも、単純に、
「値上がりしてよかった」
だけでは終われない気持ちがあります。
20年以上、当たり前のように持っていた株です。
毎年、配当金が入ると、
「今年もいただけたな」
と思っていました。
株価が上がったときにはうれしくなり、下がったときには少し気になりました。
積極的に株式投資をしてきたわけではありませんが、長く持っているうちに、自分の中では特別な株になっていたのだと思います。
それが、上場廃止によって手元からなくなる。
お金としては増えるのに、少し寂しい。
自分でも不思議な気持ちです。
結局、どうすればいいのだろう
調べたことで、MBOがどのようなものなのかは、何となく分かってきました。
ただ、具体的にどうするかは、まだ考えているところです。
公開買付けに応募するのか。
市場で売るのか。
それとも、しばらく何もしないのか。
それぞれの手続きや税金についても、もう少し確認する必要があります。
正直なところ、
「一番簡単で、損をしにくい方法はどれだろう」
と考えています。
株に詳しい人なら、公開買付価格と市場価格の差や、手続きにかかる時間などを比べて判断するのでしょう。
でも私は、そこから調べなければなりません。
証券会社から届いた書類を読んでも、普段使わない言葉がたくさん並んでいます。
分からない言葉を一つずつ調べながら、
「たぶん、こういうことかな」
と理解している段階です。
素人なりに考えて決めたい
今回のことで、株を持っていると、値上がりや値下がりだけではなく、こんな出来事もあるのだと知りました。
長い間持っていた株が、MBOによって上場廃止になる。
自分には起こらないと思っていたというより、そんな可能性があることさえ知りませんでした。
私は投資の専門家ではありません。
この記事も、MBOについて正しく詳しく解説するために書いたものではありません。
何も分からなかった人が、自分の持っている株のMBOをきっかけに調べて、
「どうやら、こういうことらしい」
と考えた記録です。
最終的にどうするかは、まだ決めていません。
ただ、20年以上持っていた株なので、よく分からないまま手続きをするのではなく、自分なりに納得してから手放したいと思っています。
ひょんなことから始まった、私とこの株との関係。
思いがけない形で、終わりが近づいているようです。





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