エディオンピースウイング広島の好きなところ。
第1回は「立地の良さ」。
第2回は「スタジアムの形の美しさ」について書きました。
第3回は、
「試合の見やすさ」
について書いてみようと思います。
私はこれまでエディオンピースウイング広島で、
メインスタンドの1層、2層。
バックスタンドの1層、2層。
サウスサイド。
ノースサイド。
ビジターシート以外の、いろいろな場所から試合を見てきました。
その中で思うのは、
「このスタジアム、どこの席になっても何かしら良いところがあるな」
ということです。
まず驚くのは、とにかく選手が近いこと
エディオンピースウイング広島はサッカー専用スタジアムです。
公式サイトによると、ピッチと観客席の距離は各方面で最短8m。
旧エディオンスタジアム広島では、ピッチとスタンドの間に陸上トラックがあり、約30~40m離れていました。
それを考えると、本当に近くなりました。
特に1層の前の方に座ると、
選手の近さにびっくりします。
テレビで見ているのとも、遠くのスタンドから見ているのとも全然違います。
走る速さ。
ボールを蹴る強さ。
身体のぶつかり合い。
ボールを蹴る時の音。
方向転換するときの動き。
目の前を全速力で選手が走り抜けていくと、
「同じ人間なの?」
と思うことがあります。
私には、ときどきサイボーグみたいに見えます(笑)。
プロサッカー選手の身体能力がどれだけすごいのか。
それを間近で感じられる。
これは1層、特に前方の席の大きな魅力だと思います。
ただし、近ければ近いほど「試合全体」は分かりにくい
もちろん、近い席が何でも一番というわけではありません。
前の方で見ていると、迫力はものすごい。
その一方で、
試合全体がどう動いているのかは、少し分かりにくくなります。
特に反対側のサイドでプレーしているとき。
選手と選手が重なって、
「今、誰がボール持ってる?」
となることがあります。
ゴール前に選手が集まると、その向こう側が見えないこともあります。
テレビならカメラがボールを追ってくれますが、現地では自分で見なければなりません。
だから1層前方は、
試合を分析する席というより、プロサッカーの迫力を身体で感じる席。
私はそんなふうに思っています。
2層から見ると、サッカーがものすごく分かりやすい
一方、私が「サッカーそのものを見やすい」と感じるのは2層です。
少し高いところからピッチ全体を見下ろすので、
選手がどこにいるのか。
どこにスペースがあるのか。
ボールを持っていない選手がどう動いているのか。
そういうことが、すごく分かりやすくなります。
「あ、今こういう形になってるんだ」
「ここから選手が上がっていくんだ」
「相手はここを空けないようにしてるんだ」
そんなことが、1層で見ているときよりよく分かります。
フォーメーションや選手同士の連携を見るのも楽しいです。
テレビ中継よりさらに広い範囲を自分の好きなように見られるので、
ボールのないところで次のプレーが始まっている
ことに気づくこともあります。
もちろん、目の前を選手が駆け抜ける1層の迫力にはかないません。
でも、
「サッカーって、11人でこうやって動くんだ」
という面白さを味わえるのは2層だと思っています。
ピッチの隅々まで状況がよく分かります。
サウスサイドは「一緒に戦っている感じ」が楽しい
ではゴール裏はどうか。
まず、ホーム側のサウスサイド。
ここはもう、
試合を見るというより、試合の中に入る感じ。
周りがみんなサンフレッチェを応援しているので、声も出しやすいです。
チャントを歌う。
手拍子する。
立ち上がる。
周りと一緒に応援する。
あの一体感は、やっぱりサウスサイドならではだと思います。
そして何よりうれしいのがゴール。
サンフレッチェの選手がこちら側のゴールへ決める。
スタンドが一気に沸く。
選手がこちらを向いてガッツポーズをしたり、ゴール裏へ走ってきたりする。
あの瞬間の臨場感は、やっぱりすごいです。
「サッカーを観戦する」より「みんなでサンフレッチェを応援する」ことを一番楽しみたいなら、サウスサイド。
私はそう思います。
ノースサイドには、また違う面白さがある
反対側のノースサイドも私は好きです。
こちらから見ると、サウスサイド側のゴールがものすごく近い。
だから反対側のゴールに入ったときに、
どんな流れで入ったのか、ものすごくよく分かります。
選手の表情も、よく見えます。
たしかACLの試合で、中村草太選手のボールに向かう眼光を生で見て、
あまりの迫力に震えました。
そしてノースサイドは、比較的前方の席を取りやすいです。
前の方だと、コーナーキックの選手が本当に近い。
きれいなキックフォームを、近くで見ることができます。
ACLの試合では、ホームベンチがアウェイ側だったので、試合中に選手がアップしている様子を間近で見られたこともありました。
指定席で、座って見られるので、体力がない私にはありがたい席でした。
サイドスタンドの前方に座ったときにも感じますが、
試合だけではなく、
アップをしている選手。
ベンチへ戻っていく選手。
プレーが止まっているときの選手の表情。
そういうものまで見える。
これも現地観戦の楽しさです。
メイン、バック、ゴール裏。どこにも「当たり」がある
いろいろな席で見てきて、結局私が思うのはこれです。
エディオンピースウイング広島には、「ここじゃないと嫌だ」と思う席がありません。
もちろん好みはあります。
近くで選手を見たいなら1層前方。
試合全体をじっくり見たいなら2層。
応援の一体感を楽しみたいならサウスサイド。
ゴール裏ならではの景色や選手との近さを楽しみたいならノースサイド。
それぞれ違います。
だから、
「いつもの席が取れなかった」
「この席しか残っていない」
というときでも、
「じゃあ今回は、ここから見てみよう」
と思えます。
実際、違う席に座ると、いつもとは違う発見があります。
それが私は結構好きです。
アウェイサポーターさんにも、選べる席があります
ここは広島へ遠征される方にも知っておいていただきたいところです。
サンフレッチェ広島の現在のルールでは、ホーム専用の「サポーターシート」とビジター専用席を除く座席では、ホーム・ビジター双方のユニフォームやグッズを着用できます。
つまり、ビジターサポーターだからといって、必ずビジターシートに座らなければならないわけではありません。
たとえば、
「ゴール裏ではなく、メインスタンドからじっくり見たい」
「2層から試合全体を見てみたい」
という選び方もできます。
私もメインやバックなどで観戦していると、近くにビジターチームのユニフォームを着ている方がいらっしゃることがあります。
ただし、ここには大切なルールがあります。
ビジター専用席以外は、ビジターチームの応援はできません。
ユニフォームやグッズの着用はできますが、声を出して応援したり、タオルは回したりする場所ではない、ということです。
しっかり声を出して応援したい方は、ビジターシートまたはミックス席を選ぶしかないですが、チケットがとれなくて、でもできれば現地観戦したいという場合は、ホームチームの応援エリアのリセールを狙うのもありだと思います。
なお、席種や観戦ルールは試合によって変更される場合もあるので、チケット購入時には公式サイトで最新情報を確認してください。
初めてなら「何を楽しみたいか」で席を選んでみてほしい
初めてエディオンピースウイング広島へ来られる方に、
「どの席がおすすめですか?」
と聞かれたら、私はたぶん迷います。
なぜなら、
何を楽しみたいかによって、おすすめが変わるから。
プロ選手の身体能力を間近で感じてみたい。
それなら1層の前の方。
フォーメーションや試合の流れをじっくり見たい。
それなら2層。
サポーターと一緒に声を出して応援したい。
ホームならサウスサイド、アウェイならビジターシート。
ゴール裏ならではの景色を楽しみたい。
それならノースサイドやビジターシート。
どこを選んでも、それぞれ違うエディオンピースウイング広島が見えます。
ちなみにサンフレッチェ広島公式サイトには「360度シートビュー」も用意されています。
初めて来られる方は、チケットを買う前にそこから実際の見え方を確認してみるのもおすすめです。
そうそう、花火が上がる試合の時は、サウスサイド、ノースサイドがおすすめです。
メインスタンド側、バックスタンド側、どちらから上がる花火もよく見えて、最高ですよ。
「この席しかないならやめよう」と思わなくなった
エディオンピースウイング広島ができてから、いろいろな場所に座りました。
近い席には、近い席の良さ。
高い席には、高い席の良さ。
ゴール裏には、ゴール裏の良さがあります。
だから私は、
「この席しか取れないなら、今回は観戦を諦めよう」
とは、思いません。
むしろ、
「今日はここから、どんなふうに見えるんだろう」
と思います。
選手がサイボーグみたいに見えるほど近い席もある。
11人の動きがきれいに見える席もある。
みんなで声を出して、一緒に戦っているような気持ちになれる席もある。
同じ試合なのに、座る場所によって楽しみ方が変わる。
そして、どこに座っても何かしらの良さがある。
それが、
私がエディオンピースウイング広島を「見やすいスタジアム」だと思う理由です。





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