勝ったのに、喜びきれない。9人の福岡に1-0、松本泰志選手の負傷が心配

20260902サンフレッチェ広島vs名古屋グランパス サンフレッチェ広島

2026年9月19日、サンフレッチェ広島はアウェーでアビスパ福岡と対戦し、1-0で勝利した。

勝った。

アウェーで勝ち点3を取ったのだから、本来ならもっと喜んでもいいはずだ。

でも、試合が終わったときに残ったのは、うれしさよりも物足りなさと、松本泰志選手への心配だった。

前半だけで福岡に2人の退場者

試合は、前半から何度もVARの確認が入る荒れた展開になった。

11分には福岡の山脇樺織選手、17分には広島の鈴木章斗選手にイエローカード。

そして21分、福岡の上島拓巳選手が松本泰志選手へのタックルで一発退場となった。

松本選手は一度プレーを続けたものの、再びピッチに座り込み、30分に担架で運ばれて交代した。報道によると、右膝付近に激しいチャージを受けたという。現時点ではケガの程度は発表されていないため、軽傷であることを願うしかない。

さらに前半アディショナルタイムには、福岡の見木友哉選手が2枚目のイエローカードを受けて退場。

福岡は前半のうちに9人になった。

これで広島が一気にゴールを重ねるのではないか。

前節のセレッソ大阪戦では6得点していたこともあり、私もそんな展開を期待していた。

しかし、実際にはそうならなかった。

攻め続けても、なかなか入らない

2人少なくなった福岡は、自陣のゴール前に人数を集めて守った。

広島がボールを持ち、福岡が跳ね返す。

その繰り返しだった。

Jリーグ公式記録では、広島のシュートは32本、枠内シュートは9本。ボール支配率は74%で、コーナーキックも16本あった。

それでも得点は1点だけだった。

相手が9人になると、必ず大量得点できるわけではない。

むしろ、福岡のようにゴール前を固められると、スペースがなくなり、崩すのが難しくなる。

ガウル監督も試合後、福岡がゴール前の狭いエリアを固めたため、そこをこじ開けるのは簡単ではなかったと話されている。一方で、ファウルによって試合が何度も中断し、「見ごたえのない展開になった」とも振り返った。

監督自身がそう表現されているのだから、私が「あまり面白い試合ではなかった」と感じたのも、無理はなかったのかもしれない。

東俊希の一撃で、ようやくゴール

広島が試合を動かしたのは、後半23分だった。

中野就斗選手のパスを受けた小林志紋選手が中央へ戻し、最後は東俊希選手がペナルティーエリアの手前から左足を振り抜いた。

ボールはゴール左上へ。

福岡の守備をようやく破る、きれいなゴールだった。

ゴールを決めた東選手はもちろんだが、後半から入った小林選手がアシストを記録したこともうれしい。

人数をかけて守る相手に対して、ただ外からクロスを入れるだけではなく、ゴール前でパスをつないで中央から仕留めた。

この瞬間だけは、うれしかったし、ホッとした。

試合後の反応は、勝利を喜ぶ声だけではなかった

試合後の報道やSNSの反応を確認すると、広島の勝利を評価する声だけでなく、内容への物足りなさを指摘する声も目立った。

特に多く見られたのは、

「9人を相手に1点だけなのは寂しい」

「シュート32本で1得点は決定力が気になる」

「福岡の守備に手を焼きすぎた」

といった反応だった。

前節に6得点した直後だっただけに、もっと点が入ると思った人は多かったのだろう。

一方で、福岡の守備を評価する声もあった。

福岡は2人少ない状況でも、GK小畑裕馬選手やDF田代雅也選手を中心に、最後まで体を張って守り続けた。

広島から見れば「なぜ入らないのか」ともどかしくなる試合だったが、福岡側から見れば、9人で最後まで試合を壊さず、1失点でしのいだことは評価されるべきなのかもしれない。

また、ガウル監督が話されていたように、広島には福岡のカウンターやセットプレーを警戒しなければならない事情もあった。

人数が多いからといって無理に攻め、ボールを失って追いつかれれば、後悔してもしきれない。

その意味では、焦らずに勝ち切ったことを評価する見方もあった。

勝利以上に心配なのは松本泰志選手

それでも、この試合で一番心に残ったのは、やはり松本泰志選手の負傷交代だ。

スタメン出場だったのに、わずか30分で交代しなければならなかった。

試合後の反応でも、得点がなかなか入らないこと以上に、松本選手の状態を心配する声が多く見られた。

山﨑大地選手が長期離脱となったばかりで、これ以上、選手がケガをするところは見たくない。

勝ち点3を取れたことは、本当に大きい。

東選手のゴールも、小林選手のアシストも、無失点で終えたこともよかった。

それでも、松本選手が担架で運ばれた姿を見たあとでは、素直に勝利だけを喜ぶ気持ちにはなれなかった。

勝った。でも、すっきりとはしなかった

9人になった相手から、なかなか点を取れない。

試合は何度も中断し、テンポも上がらない。

そして、松本選手が負傷交代した。

結果だけを見れば、サンフレッチェ広島の1-0勝利だ。

アウェーで難しい試合を勝ち切ったという意味では、価値のある勝ち点3だったと思う。

ただ、試合を見終えた感想は、

「勝ててよかった」

よりも、

「松本選手、大丈夫だろうか」

のほうが大きかった。

どうか、大きなケガではありませんように。

次の試合では、勝利をもっと素直に喜べる試合を見たい。

プロフィール
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たけのこ

50代女性会社員です。子育てがひと段落し、趣味を楽しみながら定年までの会社員生活を過ごしています。
趣味はサンフレッチェ広島を中心としたJリーグ観戦。最近はWEリーグも気になり始めました。その他、好きなYoutuberさんの話など、日々気になったことを綴っています。

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