2026年9月19日のアビスパ福岡戦。
勝った試合ではありましたが、私にとって一番気になっていたのは、松本泰志選手の怪我でした。
前半、上島拓巳選手のプレーを受けて倒れ、そのまま交代。
上島選手にはレッドカードが提示されました。
試合中も、試合が終わってからも、
「松本選手、大丈夫なのかな」
ということがずっと気になっていました。
だから、思っていたよりも軽い怪我だったと分かったときは、本当にほっとしました。
そして今日、SIGMACLUB NEWSを読んでいて、もう一つ印象に残ったことがありました。
松本選手が、自分が怪我をするきっかけとなったプレーをした上島選手について語っていたのです。
その内容は、上島選手を責めるようなものではありませんでした。
むしろ、相手を気遣っているように感じられる言葉でした。
怪我をした側が、相手を気遣う
私はこれを読んで、少し意外に思いました。
もちろん上島選手が松本選手を怪我させようとしてプレーしたわけではないでしょう。
サッカーをしていれば、ボールを奪いにいった結果、相手を倒してしまうこともあります。
それでも、自分が痛い思いをして、試合にも出られなくなるかもしれない。
そんな状況になった選手が、逆に相手のことを気遣う。
プロのサッカー選手には、こういうことがよくあるのだろうか。
少し気になって調べてみました。
海外にも「相手を責めない」と話した選手がいた
似た例として知られているのが、リバプールのハーヴェイ・エリオット選手です。
2021年、リーズ戦でパスカル・ストライク選手のタックルを受け、足首を脱臼する大怪我をしました。
ストライク選手は退場となりましたが、その後エリオット選手自身が、相手を責めるのではなく、不運な事故だったという趣旨の発言をしています。
怪我をした本人だからこそ分かることがあるのかもしれません。
外から映像を見ている私たちは、
「危ないプレーだった」
「ひどい」
と思ってしまいます。
まして応援している選手が倒れれば、相手に対して腹が立つこともあります。
でも、同じピッチでプレーしている選手同士には、また違った感覚があるのでしょうか。
松本泰志選手と上島拓巳選手は、かつて福岡でチームメートだった
松本泰志選手は2020年、サンフレッチェ広島からアビスパ福岡へ期限付き移籍していました。
加入したのは8月。
その年、上島拓巳選手も柏レイソルから期限付き移籍で福岡に在籍していました。
つまり二人は、長い期間ではありませんが、同じチームで戦ったことがあります。
実際、当時の試合記録を見ると、松本選手と上島選手がそろって先発している試合もあります。
2020年の福岡はJ2で2位となり、J1昇格を果たしました。
そのシーズンの後半を、一緒に昇格を目指して戦った仲間でもあったわけです。
今回の松本選手の発言が、かつてチームメートだったこととどのくらい関係しているのかは分かりません。
ただ、その事実を知ってから今回の言葉を見ると、私は少し違って見えました。
サポーターと選手では、見えているものが違うのかもしれない
応援している選手が怪我をすると、サポーターとしてはどうしても心配になります。
今回も私は、松本選手の怪我が気になって、勝った喜びがかなり小さくなっていました。
だからこそ、原因となったプレーに対して厳しい気持ちになるのも、ある意味では自然なことだと思います。
でも、松本選手本人は違いました。
同じプロサッカー選手として、そして短い期間ではあっても同じチームで戦ったことのある選手として、上島選手の気持ちも分かるのかもしれません。
怪我が軽かったからこそ言える部分もあるのかもしれません。
それでも、自分が怪我をした後に相手を気遣う言葉が出てくるというのは、なかなかできることではないように私は感じました。
何より、松本選手が戻ってきたことがうれしい
福岡戦が終わってから、ずっと気になっていた松本選手の状態。
深刻な怪我ではなかったことが分かり、まずは安心しました。
そして今回、上島選手について語った言葉を読んで、サッカーという競技の中にある選手同士の関係について、少し考えさせられました。
サポーターには見えないものが、ピッチで戦っている選手たちには見えているのかもしれません。
2020年、福岡で同じユニフォームを着て戦った二人。
それから6年が経ち、今度は対戦相手として起きてしまった今回の出来事。
松本選手が無事だったことにほっとすると同時に、相手を責めるのではなく気遣ったその言葉が、私はとても印象に残りました。







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